3バンドイコライザを作りました。



表面のうさちゃんがかわいいですね。

つまみはlevel,treble,middle,bassです。

ケースはいつもの100均ケースで、中身はフォトのとおり2つの基板から出来ています。

これは、もともと右の基板のみだったのです。

このときはケースもタカチのアルミケースを使用していて、コンパクトゆえよく持ち出していました。



左フォトは大きさ比較のEQ-20と自作イコライザ

この自作イコライザは前に接続するエフェクターがトゥルーバイパスの場合、そのON/OFFでイコライザの音が極端に変わるという問題点がありました。

回路図は紛失したのですがこんな感じのシンプルな3バンドオーディオイコライザです。

製作したものは、入力部にゲイン1倍反転増幅のオペアンプ回路が使用されていましたのですが、ここがボルテージフォロワだったら後のイコライザ回路に影響が無かったのでしょうか?

今回のリビルドで追加した左の基板はバッファ回路で、問題点は原因不明のままですが、この基板追加で問題解決でした。

ケースがケースなだけ外に持ち出すことはなくなると思います。

まぁ「そのうち」基板から再製作です。
手持ちの部品でヘッドフォンアンプを作ってみました。



携帯用ケースはもちろんないので、いつもの100均ケースです。

回路図は共立電子の商品のものです。
こちらの組立説明書に載っています。
(ギター向けにSTEREO/MONOスイッチを付加しました)

回路は非常にシンプルなので誰にでも作れるよね?と思ったのですが、最初は音が出ませんでした。



その時の経緯

完成

音が出ない(ショック)

パターンのチェック(問題なし)

思わず不貞寝

各部電圧チェック(Vcc/2が3Vしかない。Vccは9V)

回路図を眺める(「あれ?これってバイアス抵抗がやけに大きくない?」)

回路図のOPamp“MUSES8920”のデータシートを読む(JFET入力OPampであることに気づく)
  (使用したOPamp“NJM4580”はバイポーラ入力OPamp)

バイアス抵抗に並列12KΩをつけ、入力コンデンサを220uFに交換(この辺の数値は適当)

音が出る(バンザーイ)



思わぬ躓きをしてしまった今回の製作ですが、疑問も未だ解けないものもあります。

・どうしてVcc/2が下がってしまったのか?

・完成とは言いつつも、電源投入から音が出るまでに5秒ぐらいかかるがこれは正常か?

もう少し弄って納得したら、再製作(次はMUSESを使用します)&携帯用ケース組み込みです。
転写シールでは地金の塗装が必要だったので、今度はラベルシールを使用してみました。



結果、色は地金に転写シールよりいくらかましなのですが、プリンターの顔料が取れやすく手が汚れます。



表面を少し擦るだけでこのとおりです。

よって、作業としては次のようになります。

①ラベルシールにプリント
②よく乾かす
③ラベルシールの表面をクリアラッカーでコーティング
④エフェクターに貼り付け

すでに作った分はこのままにして、ほかは上記手順で作成しました。



左から、オーバードライブ、フェイズシフター、プリアンプです。

クリアラッカーコーティング時に塗装ムラが出来てしまい、よく見ると少し汚いです。

←「エフェクター外装(転写シール)」へ
TO-2改造を試奏しまして、それをyoutubeにアップしました。



で、自分なりの感想ですが、

①思ったより歪みました。

②低音の出がいまいちのような気がします。

もっとも、フェンダーアンプを最後に触ったのはだいぶん前のことで、それ以降スタジオではJCオンリーでしたし、フェンダーのトーンコントロールについての記憶はほとんどありません。



まず①ですが、真空管2段目入力の470kと220kの分圧抵抗を取り去ったせいでしょうか、それまではここで音量が3割に減っていましたので新しくは単純に3倍のパワーが後段に入るようになったと考えられます。

gainがmaxのときは音がつぶれているので、アッテネーターを入れても良いかも知れません。


②は、わかりません。
嘗て生でアンプ使用したときと、キャブシミュ~ヘッドホンの現在では比較自体がおかしいですので。

評価はいつになるかわからないスタジオ入りのときに持ち越しです。


←「Guyatone TO-2 改造 -2」へ
真空管オーバードライブのエフェクター、グヤトーンのTO-2を更に改造しました。
改造コンセプトはオリジナルトーン回路をフェンダートーンスタックに換えて
プリアンプにしようです。

まず、回路構成ですが、フェンダーアンプのプリ部は

  入力→真空管1→トーン回路→真空管2→パワー部

になっています。

ところが、せっかく真空管1でドライブした信号もトーン回路で20dBほど落ちてしまい
真空管2がただでさえ十分に歪んでくれない(記事「Guyatone TO-2 改造 -1」参照)のに
これ以上のレベル落ちは忌避したいものです。

よって、このエフェクターは

 入力→真空管1→真空管2→トーン回路→出力

にしました。

ちなみにこれはマーシャルのプリ部の構成ですね。



回路図は次のとおりです。




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※このエフェクターは真空管に250Vを供給しています。

 電源を切ってもコンデンサにチャージされていますので大変危険です。

 内部をいじられる方は、くれぐれも安全第一で、自己責任でお願いします。
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狭いスペースに大きな部品を押し込んでいるので、追加で入るものは限られます。

なのでトーン回路は汎用のコンデンサー(耐圧数十V)を使用しました。
(アンプではここのコンデンサに耐圧数百Vのものを使用しています)
Cの容量はフェンダートーンスタックの値をそのまま使用しています。

下写真の右側ユニバーサル基板がトーン回路。



トーンコントローラはトランスの下。真中のミドル用ボリュームがスペースの都合上
基板実装タイプになっています。


さて、コンデンサがそうなると真空管のカプリングCはそのまま残すことになりますが、
オリジナルのカプリングC(後段側)の値は2.2nと結構小さくトーン回路を追加したときの音
の影響が懸念されますので、指月の1u/630Vに交換しました。



で、部品を全て納めた状態が下写真です。



トランス左側に元のトーンコントローラースペースが空いていますが、出来ればここに
出力バッファーを設けたいと思っています。

但し、電源をDC250Vから作ることになるので躊躇しているところですが。

最後に面写真。





←「Guyatone TO-2 改造 -1」へ

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