当たり前のコツコツがどれだけされているかだけらしい

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最近全く違う方面で複数回この名前が挙がったのでブログ記事でひとつ覚書を兼ねて。

矢矧（やはぎ）晴一郎先生というのは我が国において経営コンサルティングの草分け的存在である。
慶応大学から富士銀行へ入社、１９６９年に日本人から初めてボストン・コンサルティング・グループへ入社され、帰国後は誰もがよく知る数々の大企業の経営コンサルタントとして活躍されていらした。
ご本人からではないが、彼の考案されたという目標達成法を先日習い、誰にでもなんの分野でも再現可能であるその実践的な手法に驚かされたものだ。

御年８５歳、なんというか、まぁ～若い。
視力がよくメガネいらず、歯は自前でいらっしゃるという。

で、どうしてそのお年でご自身の歯をそこまでキレイに保っていらっしゃるのですか、ととあるコンサルタントが質問したところ、非常にシンプルな答えをいただいたという。

「歯磨いてるんだよ」

もうね、拍子抜けしたっておっしゃってたよｗ
なんかスゴい健康法とか最先端のアンチエイジング情報みたいなものが聞けるかもしれないとノリノリで伺ったのに、答えがあまりにも普通だったとｗ

しかし、そのコンサルタントはそれこそがキモだと言っていた。
当たり前のことを本気でどのくらいしっかりガッツリやってるかがプロと雑魚とを分けるのだと。
この矢矧先生の歯磨きの話も続きがある。
１日６回くらい磨かれるのだと言うｗ
そりゃあ８５歳で毎日１日６回も磨いてりゃ何十年それやってんだって話になる。
虫歯にもなんないだろうし歯に細心の注意を常に払うことになるだろうさ！！
でもやってること自体はものすごく普通で誰でもできることなわけだ。
できないのはじゃあどこかっつーと１日６回を欠かさず数十年の部分だねｗ

これは何にでも応用できる話なんだけど、当たり前のことや大したことじゃないことを本気でものすごい回数とかものすごい量こなしてるヤツがプロや玄人になっていく。
ホントにシンプルな話なのである。
なんだかスゴいことをちょっとやってるだけでは瞬間風速は出せるかもしれないが長期的な展望は望みにくいってことだ。
それよりはちっさいことだったとしても本気ですごい数こなしてる方が本物になれる、みたいな、まぁわかりやすい話だなあ。
反省すべき点がいろいろ見つかるねｗ

で、更に言えばどんだけ当たり前を増やしているかが更に勝者のセオリーとも言える。
最初はハードルが高そうに思えたことでもガマンして努力してやっていくうちにフツーになるでしょ。
他人から見たらなんだかスゴそうに見えることでも本人にとってはなんてことない朝飯食いながらできる、みたいなことってよくあるじゃないっすか。
あれっすね。
当たり前なことを増やす。
例えば絵や文章が上達するコツってのはとにかく描く書く、書きまくるってのが鉄則なんだけど、上達するために最初１日１枚とか１日１０００文字とかノルマを課すとするでしょ自分に。
まぁやったことないとすんごい大変なんだよね、この１日のノルマが。
ヒィヒィ言っちゃう。
でもそのうちホントになんてことなくなってくるんだよね。
当たり前になる。
で、当たり前のその向こう側に本当の「スゴい」があるんだな。
そこにどれだけ本気とエネルギーをぶっ込めるかでブーストがかかるかどうかみたいなことも試されるわけだが。

例えば今、引き寄せの法則とか潜在意識で願望実現なんかの分野で超有名になってらっしゃる方がいらっしゃるでしょ。
アレってみんな引き寄せの法則とか潜在意識の活用とかでそうなったんだ、と思いがちだろうが残念ながらそうじゃないｗｗｗ
ぶっちゃけネタばらしに近いが、引き寄せの法則や潜在意識の活用を地味にコツコツしっかりガッツリ本気で長期間取り組んでたんだよ、水面下で。
だからこそ実になってるし実績を出せている。
一朝一夕で何かのスキルを使って一瞬で有名になったわけでもなんでもない。
そうなるまでに何かを本気でガッツリやってなんだ。
例外なくね。

枯れ木も山の賑い？あれ、なんか違うかｗ
まぁ自分にとってそれって当たり前ってことを増やしてみようぜっていう。
新しい自分をすぐに手に入れるには一見遠回りに見えることが最短だったりするもんだ。