『掟上今日子の推薦文』 | えにーの読書感想文

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未読の本の内容を確認する際にも参考になれば幸いです。



『掟上今日子の推薦文』

西尾 維新、講談社文庫、2019年



「私が探偵をやっている理由はー私が探偵をやっている理由を知りたいからですよ」


眠る度に記憶がリセットされてしまう忘却探偵・今日子さんが、美術館に飾られている絵画の金銭的価値を算出した価値は二億円。しかし、後日その絵を見た今日子さんが弾き出した金額は二百万円。絵がすり替えられたこともない筈なのに何故、価格は急落したのか。

その美術館で警備員をしていた親切 守は、そんな今日子さんと知り合い、その後に起こるアートの館での事件に巻き込まれることとなる。
タイムリミットの迫る中、今日しかない今日子さんの最速の謎解きが始まる。


   



シリーズ第2弾。


寝ると記憶がリセットされてしまう探偵・今日子さんの今回のワトソン役は、何かを「守る」ことを使命とする男・親切おやぎり 守。
美術館での警備員の仕事をしている中で今日子さんを知り、その後とある依頼をしたことで殺人未遂事件に巻き込まれることになりました。

なんかザ・西尾維新っていう天才も出てきたり、芸術に特化した事件でしたね。今日子さんも、意外と肉体派であることが明らかになります。