Chapter 2,682〜 -26ページ目

Chapter 2,682〜

非表示にしたものも含めると2,800話くらい?
これ8章。

音階を順に上がって行くアルペジオ

フレーズを2回繰り返し。

 

こんなの練習してたっけ?

 

これ電話鳴ってるだろ。

呼び出し音だろ。

 

夢か。

 

 

変な夢見てたんだよねー

いつものことだけどさ。

ドラえもんに出て来そうな、土と雑草と土管の広場で小さな女の子二人を「そんなことしてるとおじさん怒っちゃうよ」とやんわり注意してた俺は決してロリではないそんな趣味はねえ。何を注意してるのかわからないけどそれほど怒ってはいなかった。問題は、

白い厚紙で作った折り紙の兜を逆さまにしたみたいな『ぱんつ』を履いていることだ。

「それってごわごわしないの?」子供に聞かれてた。

 

 

こんな時間だろうが昼間だろうが仕事以外で電話が鳴ることなどもうずっと無い。

あーたまに娘からあるか。

「親が死んだ」って電話もそろそろかな(俺は親が好きじゃない)

なんとなく頭が覚醒して枕元のiPhone手に取る。

 

非通知設定

 

ありゃ。

ほんとに鳴ってたのか。ごめん。

こないだもこういうのあったな。確かロケ先だった。

悪戯なのか誰かが生存確認してくれてるのか。

それを考えること自体みっともないんだろうな。

こないだ読んだ話で、

「一生懸命真面目に何十年も働いて来て、それでも容姿が良くなく人付き合いも苦手で結婚どころか女の人と付き合ったことすらない。一度もない。自分の人生って何だったんだろう?」

おっさんが嘆いてた。

俺もこの先独りだろうけど今まで一人だったわけじゃない。記憶に生きられるだけ遥かに恵まれてる。

でもそれは、

みっともないことなんだよね。

 

誰かはわからないけど、例え悪戯でもありがとうね。

 

 

明け方トイレに座っておしっこしてると、  

 

「サァァァーー」

 

切れ目なく雨音。

 

「とん・・とん。・・たん。」

 

屋根裏のどこかの雨漏りの音(やれやれ・・)

 

 

雨だよー

降ってるよ。

止みそうにないよ。

 

撮り漏れ、追加は稀にあること。

やればお金になるからありがたい。

んだけど、

モデル撮りじゃないから雨でも何とかなる。

んだけど、

窓の外、雨の写真になっちゃうよ。

やるのー?

天気のいい日に延期した方がいい写真になるよ。

でも今日撮っちゃえば今月末で請求書切れるよ。

正直言うとやっちゃった方がありがたい。

か。

 

7時50分、制作から電話。

「kenさん今日やるそうです」

 

はいぃ〜

 

 

立ち会った制作の偉い人、

「こんな感じの短時間の撮影ならギャラは安いですけど数出せます」

「近いうちご相談を」

 

うーん・・・

俺もう自分がカメラマンのつもりないのよ。

失業中のお金稼ぎでやらせてもらってるのね。

かつての様にカメラマンの看板出して毎日とんがって撮影するなら、戴かなければならない金額てのがある。個人的定価みたいなものが。

 

 

 

色々と出尽くした。

出来ることが淘汰されて来た。

と言うか、

な〜んとなく固まって来たなぁ。

役所時代の様に毎日決まって働くのは無理(やだ。)

例え定収入があって年4ヶ月のボーナスを頂けたとしても。

それらを諦めても余りある、後悔しない。

やっぱりね、

ここまで来たんだ、

道を極めたい。

 

昔は毎晩寝る前にえっちぃことばかり考えてた。こんなことあんなこと今度したいことすること相談しよー。

今はね「これだけ練習してて何で俺はギターが上手くならないんだろう?」ばっかり考えてる。

残りの人生、適当に働いて芸事を極める為に生きてみるのが、

 

 

いや俺って元々そういう人じゃん?

写真の時もそうだったじゃん?

あすぺだし

浮世離れで

ロクデナシ

 

楽しませてあげられなくても、

美味しいものをご馳走出来なくても、

旅行に行けなくても、

車を買い替えられなくても、

困る人など居ない。

 

よ。

 

 

「どっかラーメン行く?」大家からメール9時半。

 

特に希望ないから近場で。

 

「隣町の製麺所(がやってるラーメン屋)は?」

「10時からやってるし」

 

そうだったあそこ大して、いやぜんっぜん美味くないけど土日は朝10時開店だっけ?

ほじゃ行こか。

着替えて出た。

・・・・・・・・・・。

10時半からじゃん。

あとまだ25分もあるじゃん。

どーする?

 

 

こういうのって良くないんだよ。

舌がそこの味になっちゃってるから土壇場変更すると目標がなくなっちゃう。

 

『目標と生産性の無い人生は時間と酸素の無駄』と俺がいつも言ってるだろが。

 

ラーメンサファリ(美味しいラーメン屋を探してうろうろすること。さすらうこと)

あそこは?ちょっと遠いか。ここは?え、もうどこでもいいんじゃない?要は何味が食べたいかってことじゃない?

ラーメンなら何でも良くない?それが良くないんだよ。インスパイアか家系か?それとも正統派醤油?魚粉は勘弁、味噌もありかも。

街道をどんどんどんどんどんどこしょ♪と下る大家のマセラッティ

ここじゃない気がする。

ここは違うなぁ。

家を遠く離れてだから目標なしに走っちゃだめだって。かんとーこーしんえつ小さな旅か?ぶらり途中ラーメンの旅?

「あーもーここで良くない?」

交差点対向車線にラーメン屋。

ほだね。いいよここでね。

 

 

 

席に着いて窓の外、

久しぶりの晴れ。

街道を行き交う車、駅へモールへ歩くカップル家族連れ。

穏やかな日曜昼前。

 

あ。

 

そこ。

お祝いしてもらったとこだ。

 

あらま。

 

通り向かいに木曽路。昼間はこんな景色なのか。

思えば遠くへ来たもんだ。

遠くなったもんだ。