鳥女 第8羽
「おい、けいすけ、今の見たか?」
「お前、試合中なんだから集中しろよ」
山口は試合中にも関わらず、けいすけに話しかけた。
「ええわ、どうせ勝てへんから」
けいすけは山口と同じ一年だった。
「今村山さんと話してたのたぶん刑事やで」
「まじでか!?でもなんでよ」
山口は望月増田失踪の話をした。
「え、あれそんな大きなことになってんのかよ」
「せやで。なおきさん達がなんもしないから、なんも解決しないで刑事達もでてきてるんや」
「……、ぐっさん、俺達で望月、増田を見つけようぜ」
「けいすけ…お前あついな…」
「あぁ、麻雀で貸した金、望月にまだ返してもらってないんだ」
ズコーーッ。
試合はもちろん山口とけいすけのボロ負けだった。
「ぐっさん、やっぱ桜井さんならなんか教えてくれんじゃないか?」
桜井はいつものように1年の女子と話していた。
「桜井さーん、ちょっと聞きたいことあるんですけど」
山口とけいすけは、望月の家に行ったと言っていた桜井に話を聞くことにした。
「なんかわかりました?」
「いや、なんもなかったけど、強いていえば、鳥の羽だけ……」
「鳥の羽……なんかどうでもえぇでしょ!!」
山口にはその時は桜井が何故鳥の羽なんかに注目したのか全く分からなかった。
「ぐっさん、おれらもブラックエンペラー行って、実際見てみようぜ。もしかしたらマンションの近くにあいつらいるかもしれないし」
サークル終わり、山口とけいすけはブラックエンペラーへ向かった。
つづく。
「お前、試合中なんだから集中しろよ」
山口は試合中にも関わらず、けいすけに話しかけた。
「ええわ、どうせ勝てへんから」
けいすけは山口と同じ一年だった。
「今村山さんと話してたのたぶん刑事やで」
「まじでか!?でもなんでよ」
山口は望月増田失踪の話をした。
「え、あれそんな大きなことになってんのかよ」
「せやで。なおきさん達がなんもしないから、なんも解決しないで刑事達もでてきてるんや」
「……、ぐっさん、俺達で望月、増田を見つけようぜ」
「けいすけ…お前あついな…」
「あぁ、麻雀で貸した金、望月にまだ返してもらってないんだ」
ズコーーッ。
試合はもちろん山口とけいすけのボロ負けだった。
「ぐっさん、やっぱ桜井さんならなんか教えてくれんじゃないか?」
桜井はいつものように1年の女子と話していた。
「桜井さーん、ちょっと聞きたいことあるんですけど」
山口とけいすけは、望月の家に行ったと言っていた桜井に話を聞くことにした。
「なんかわかりました?」
「いや、なんもなかったけど、強いていえば、鳥の羽だけ……」
「鳥の羽……なんかどうでもえぇでしょ!!」
山口にはその時は桜井が何故鳥の羽なんかに注目したのか全く分からなかった。
「ぐっさん、おれらもブラックエンペラー行って、実際見てみようぜ。もしかしたらマンションの近くにあいつらいるかもしれないし」
サークル終わり、山口とけいすけはブラックエンペラーへ向かった。
つづく。
鳥女 第7羽
パコーン、パコーンと、横浜の三ッ沢のテニスコートにボールがたたかれる音が響き渡る。
望月と増田が失踪して1ヶ月が経とうとしていた。
「はい、集合してー」
主将の村山が叫ぶ。
「じゃ、まぁ試合も近いので今日は試合形式の練習していきましょう」
夏に大学内で行われる大きな個人の試合があり、それに向けてサークルでは練習にはげんでいた。
「はい、じゃ、3番コートはまさや、青木対山口、けいすけのダブルスな」
村山が指示を出していると見知らぬ男が二人、近づいてきた。
「村山君、ちょっといいかな」
「ん?」
男の一人が村山の目の前に出したのは警察手帳だった。
「私の名は野尻。で、こいつが新人の…」
「おはようございます!こうじろうっす!」
落ち着いた野尻という男と対象的にその男は暑苦しかった。
「刑事さんがなんの用すか?」
「望月君と増田君の失踪事件について少し聞きたくてね」
「確かに二人はうちのサークル員でしたが、事件とうちのサークルは関係ないすよ」
「おいおい、ちょっとひどいでしょ、冷たくないすか!」
熱くなるこうじろうを野尻がおさえて
「別にサークルで犯人さがしをしにきたわけじゃないんだ。何か少しでも情報を聞ければと思ってね」
「なんもないすよ」
村山は面倒そうに答えた。
「君と桜井君、望月君がすんでた家に行ったそうだね。そこで何か気にならなかったかい?鳥の羽とか…」
「鳥の羽…?あー、あったかもしんないすけど、べつに…」
「そうか…またなんかあったらこれに連絡くれ。」
と、野尻は電話番号を書いたメモを渡した。
村山としてはもうこの事件にはあまり関わりあいたくないと思っていた。
無事、自分たちの代が引退できればよいと思っていた。
テニスコートから少し離れ
「のじさん!あいつ絶対なんか知ってますよ!おれの勘すけど!」
「うるさいな、お前は…分かってる。まぁとりあえず今はこれ以上聞けないだろ。次は望月の隣人に会いにいくぞ」
二人の刑事はブラックエンペラーに向かった。
つづく。
望月と増田が失踪して1ヶ月が経とうとしていた。
「はい、集合してー」
主将の村山が叫ぶ。
「じゃ、まぁ試合も近いので今日は試合形式の練習していきましょう」
夏に大学内で行われる大きな個人の試合があり、それに向けてサークルでは練習にはげんでいた。
「はい、じゃ、3番コートはまさや、青木対山口、けいすけのダブルスな」
村山が指示を出していると見知らぬ男が二人、近づいてきた。
「村山君、ちょっといいかな」
「ん?」
男の一人が村山の目の前に出したのは警察手帳だった。
「私の名は野尻。で、こいつが新人の…」
「おはようございます!こうじろうっす!」
落ち着いた野尻という男と対象的にその男は暑苦しかった。
「刑事さんがなんの用すか?」
「望月君と増田君の失踪事件について少し聞きたくてね」
「確かに二人はうちのサークル員でしたが、事件とうちのサークルは関係ないすよ」
「おいおい、ちょっとひどいでしょ、冷たくないすか!」
熱くなるこうじろうを野尻がおさえて
「別にサークルで犯人さがしをしにきたわけじゃないんだ。何か少しでも情報を聞ければと思ってね」
「なんもないすよ」
村山は面倒そうに答えた。
「君と桜井君、望月君がすんでた家に行ったそうだね。そこで何か気にならなかったかい?鳥の羽とか…」
「鳥の羽…?あー、あったかもしんないすけど、べつに…」
「そうか…またなんかあったらこれに連絡くれ。」
と、野尻は電話番号を書いたメモを渡した。
村山としてはもうこの事件にはあまり関わりあいたくないと思っていた。
無事、自分たちの代が引退できればよいと思っていた。
テニスコートから少し離れ
「のじさん!あいつ絶対なんか知ってますよ!おれの勘すけど!」
「うるさいな、お前は…分かってる。まぁとりあえず今はこれ以上聞けないだろ。次は望月の隣人に会いにいくぞ」
二人の刑事はブラックエンペラーに向かった。
つづく。
鳥女 第6羽
住所によるとこのマンションブラックエンペラーの204号室に望月は住んでるはずだ。
「まぁ、ひょっこり家でエナニーでもしてんじゃないか」
「あ、そういえばえなりは?」
この同期には、村山、桜井の他にもう一人江成がいた。
「どうせ家でエナニーでしょ」
204号室のドアの前についた。
村山がドアをドンドンたたいた。
「おーい、こすけー!生きてるかー!」
「声でかいな!」
しかし中からは応答がない。
「いないのか…」
すると、となりの部屋のドアがあいた。
女性だった。
「望月さんねお知り合いですか…?」
「あ、はい、大学のサークルの後輩なんですよこうすけ。おれは村山で、こいつは桜井。」
「はぁ、私は隣に住んでる藤森さとこです。望月君、大学にもいないんですか」
「そうなんすよ、大学にもってことは、ここにもいないすか…」
実家にでも帰ったかな、とその時は思った。
しかし念のため、管理人さんに部屋の鍵であけてもらうことにした。
「どうするよ…死んでたら」
「縁起でもないこと言うなって……」
ドアをあけた。
物音一つない部屋。
望月はいなかった。
ただ部屋には大量の鳥の羽がちらばっていた。
桜井がつぶやいた。
「まさか、鳥女……」
つづく。
「まぁ、ひょっこり家でエナニーでもしてんじゃないか」
「あ、そういえばえなりは?」
この同期には、村山、桜井の他にもう一人江成がいた。
「どうせ家でエナニーでしょ」
204号室のドアの前についた。
村山がドアをドンドンたたいた。
「おーい、こすけー!生きてるかー!」
「声でかいな!」
しかし中からは応答がない。
「いないのか…」
すると、となりの部屋のドアがあいた。
女性だった。
「望月さんねお知り合いですか…?」
「あ、はい、大学のサークルの後輩なんですよこうすけ。おれは村山で、こいつは桜井。」
「はぁ、私は隣に住んでる藤森さとこです。望月君、大学にもいないんですか」
「そうなんすよ、大学にもってことは、ここにもいないすか…」
実家にでも帰ったかな、とその時は思った。
しかし念のため、管理人さんに部屋の鍵であけてもらうことにした。
「どうするよ…死んでたら」
「縁起でもないこと言うなって……」
ドアをあけた。
物音一つない部屋。
望月はいなかった。
ただ部屋には大量の鳥の羽がちらばっていた。
桜井がつぶやいた。
「まさか、鳥女……」
つづく。