鳥女 第6羽 | もやし日記

鳥女 第6羽

住所によるとこのマンションブラックエンペラーの204号室に望月は住んでるはずだ。

「まぁ、ひょっこり家でエナニーでもしてんじゃないか」

「あ、そういえばえなりは?」

この同期には、村山、桜井の他にもう一人江成がいた。

「どうせ家でエナニーでしょ」

204号室のドアの前についた。

村山がドアをドンドンたたいた。

「おーい、こすけー!生きてるかー!」

「声でかいな!」

しかし中からは応答がない。

「いないのか…」

すると、となりの部屋のドアがあいた。

女性だった。

「望月さんねお知り合いですか…?」

「あ、はい、大学のサークルの後輩なんですよこうすけ。おれは村山で、こいつは桜井。」

「はぁ、私は隣に住んでる藤森さとこです。望月君、大学にもいないんですか」

「そうなんすよ、大学にもってことは、ここにもいないすか…」

実家にでも帰ったかな、とその時は思った。

しかし念のため、管理人さんに部屋の鍵であけてもらうことにした。

「どうするよ…死んでたら」

「縁起でもないこと言うなって……」

ドアをあけた。


物音一つない部屋。

望月はいなかった。

ただ部屋には大量の鳥の羽がちらばっていた。

桜井がつぶやいた。

「まさか、鳥女……」


つづく。