もやし日記 -3ページ目

鳥女 第19羽

「キェェェェーー!!」

鳥女はおたけびをあげた。

「ひぃー」

青木は腰が抜けた。

その鳥女は青木めがけて飛んできた。

「青木ーー!!」

「キェェェェーー!!」

その時部屋の外から別の声がした。

「……エクスペクト……プロノーナム!!」

その声と共に光の閃光が鳥女の右手を襲った。

「キェェェェーー!」


その奇声と共に鳥女の右手は崩れ去った。

「えなり!?」

村山と桜井の同期のえなりだった。

藤森牧師も入ってきた。

「えなり、間に合ったか」

「藤森先生…」

村山が驚き、

「あれ、牧師とえなり知り合い?」

「先生は、ホグワーツ魔法学校の頃の担任だ」

話してる最中、鳥女は右手を押さえ込んでうずくまっていた。

「なに?魔法?」

「ああ、さっきの魔法は一日5回しか使えないんだけどな。霊ガンと同じシステムだ。今日の朝先輩のなおふみさんとしょうごさんに撃ったからあと2発だな」

その時、うずくまっていた突然鳥女が大声で

「キェェェェーー!キェェェェーー!!!!」

と叫びだした。

すると窓の闇から多数の鳥女達が現れた。

つづく。

鳥女 第18羽

山中湖に向かってる間にも外は暗くなっていた。

整理すると、一年前の春の合宿に村山の同期の女子、望月、増田、山口、けいすけ、ゆういちが失踪。

そして今、藤森、村山、桜井、まさや、青木が車で山中湖へ向かっている。

「いつの間にか、ゆういちは失踪してたな」

「もうつくわ、山中湖。とりあえずどっか宿さがそう」

5人は三国荘という宿を見つけ、入った。

「で、これからどーすんの?」

村山がたばこを吸いながら言った。

牧師が

「おれは一応牧師だ。いちかばち外で魔法陣を書いて、鳥女を呼び出してみよう」

と言った。

魔法陣?

と、誰もが思ったが、他に何も方法もないし他の4人は部屋で待った。

藤森は外へでていき、大きい円を書いて、ぶつぶつ唱え出した。

ガタガタガタガタ

突然、窓が風でゆれだした。

「なんだなんだ!!」

まさやが、

「窓あけるぞ!」

と、あけた。

すると、窓の外の闇から急に何かが入ってきた。


鳥女だった。


つづく。

鳥女 第17羽

「一年前にも似たような事があった。」

それは村山たちが、サークルの幹部になり、初めての春の合宿だった。場所は、山中湖。

「ほら、おれらの代3人しかいないでしょ?実は他にも女の子がいたんだ。その合宿の日まで」

「何かあったのか?」

「……あんたの言っていた鳥女。実はおれたちも見たことがある。
合宿一日目は普通に何もなかった。二日目の夜、おれら男は部屋でビデオカメラ使って遊んでたんだ」

「ビデオカメラ…?」

桜井がつけたした。

「遊びで『遺書』ってので、自分が死んだ後にみんなにメッセージを送るてので面白い映像を撮ってたんです」

「桜井、その説明はいいだろ…とにかくそれを撮っている時、確かにその鳥女が窓の外に映っていた。」



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「次の日、同期の女の子が全員消えていた」

「…なんか、重要なとこぽっかり抜けてるな。」

「当時、警察も動いたが未だに未解決なんだ。全く今回の件と似ている。」

鳥女は実在するのか。

それが今回の事件の肝だった。

人間による犯行か、鳥女の呪いか。

「山中湖へ行ってみよう…」

藤森がつぶやいた。

「そう簡単に鳥女見つけられますかね」

たけいの日記でも山中湖で鳥女が目撃されている。

「村山君、桜井君。失踪者の共通点は皆君らのサークル員だ。是非君らにも来てほしい」

「おとりってことすか」

「……そうなるな……」

村山と桜井がだまっていると、突然部室のドアがあいた。

「行かないつもりっすか!腰抜けっすか!」

今まで一度も出てこなかったゆういち。

望月達の同期だ。

他にまさや、青木がいた。

皆望月達の同期だ。

「話は聞きました。ほんと不思議れしゅねー」

と青木。

「なおきさん達行かないなら、おれらが行きます!」

と、まさや。

「分かったよ、山中湖へ行こう」

村山はため息ついて言った。

こうして、山中湖へ藤森牧師、村山、桜井、まさや、青木は向かった。



ゆういちは失踪した。


つづく。