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M3遣いのブログ

ライカではなく、BMWのほうです(^^ゞ
日々想うことをまったりと・・・

今年もあとわずかとなりました。



2023年は、3年以上にわたる新型コロナ感染症の制限からようやく以前の日常を取り戻そうとする年でした。



野球をはじめサッカー、バスケットボール、スケートボードなど、スポーツで日本勢の活躍が際立った年でもありました。




その一方で、世界規模ではロシアによるウクライナ侵攻、パレスチナとイスラエルの紛争、ミャンマーの内戦など、戦争が他人事ではないと強く意識させられました。




地球温暖化は、もはや暖まるなどという呑気なレベルではなくなり、国連のグテーレス事務総長は「地球沸騰化」と表現しました。




日本でも長く続いた猛暑、大雨による各地での被害、季節感を無視したかのような11月の高温など、もはや以前の常識が通じないほどの気候になっています。



ある専門家は、今年の気象を「異常気象がこれからは日常になる」とコメントしています。




国際的に見れば安心安全な国と思われていた日本でも凶悪犯罪が多発し、闇バイトなる言葉も毎日のように報道されました。




無差別に人を傷つけたり殺したり、アクセルとブレーキの踏み間違い事故などが毎日のように報道され、いつ自分や家族の身に突然災難が降りかかってもおかしくないと思える程です。




政治・経済では、世界と逆行する金融緩和政策を政府日銀は意固地なまでに継続し、円安を止めることができず賃上げは物価高騰にとうてい追いつかない。




またステルス値上げ(価格は据え置いて内容量を減らす実質値上げの常套手段)かぁ・・、とつぶやく国民を尻目に、政治家はパーティー券なる奇怪な紙切れを押し売りし、キックバックなどという聞いたこともないやり方でオレオレ詐欺も真っ青のカネ集めに勤しむ。




異次元の少子化対策などと嘯いて国債を乱発して金をバラまいているが、お隣韓国の失敗例を見るまでもなく出生率など上がるわけがない。



日本が法律上嫡出子優遇を根本的にあらためない限り、出生数が少々上がったところで、婚姻率の低下をカバーすることはできない。



日本の人口減少は今後さらに加速し、経済の停滞すなわち国力の低下を食い止めることは不可能と思わざるを得ない。





そんな重苦しい、閉塞感に包まれた2023年でしたが、そのような中でも僕らは生きて、そして次の世代に安心して暮らせる世界を引き継ぐ重い責任があると思っています。



そう言いつつ、僕にできることはほぼないと言っていい。



そんな僕ですが、来たる2024年に向けてひとつの目標を立てました。



それは、


『否定から入るのをやめよう』


ということです。



「憧れるのをやめましょう」と言って流行語大賞の候補になったのは誰だったか(笑)



仕事でもプライベートでも、ついネガティブになりがちで、できない理由(言い訳)ばかり並べてしまっていました。



来年は、


「はい、分かりました。やってみます!」と


たくさん言えるようにがんばります。



皆様良いお年をお迎えください😊




今日の一枚(写真と本文は関係ありません)



12月21日、九州福岡でも積雪しました。数年に一度あるかないかの一日限りの雪景色でした。





僕は10月生まれ(天秤座)です。



同じ誕生日の著名人を調べてみたら、スケートの橋本聖子さん、レスリングの吉田沙保里さん、やしきたかじんさん(故人)など。




その中でもとりわけ僕が嬉しいのが、同じ福岡県出身の女優、黒木瞳さんが含まれていること。




福岡のローカル番組にも時々出てくれるんですが、郷土愛が伝わってきて毎回楽しみにしています。




それはさておき・・



もうこの歳になると、誕生日が来ても家族を含め誰も祝ってくれないし、期待しても後で凹んでしまうだけなので、最近の誕生日は日常と特に何も変わらない一日です。




前月末頃に郵送されてくる通販会社などの誕生月特典ハガキが、辛うじて「あー、ひとつ歳を重ねたな」って思うきっかけとなります。




そんな過ごし方になってもうけっこう長いんですが、今年の誕生日だけは違いました。




なんと、名前も顔も知らず、逢ったことも無い方から、素敵な誕生日プレゼントをいただいたのです。




きっかけは、とあるソーシャルゲームのコミュニティでした。


もともとシミュレーションゲーム(SLG)が好きだった僕は、PS2でナムコから発売された『セブン~モールモースの騎兵隊』が大好きで、裏ゲームの「アルメセラ年代記」を含め何百時間もやり込みました。




家庭用ゲーム機から離れて久しいのですが、3年ほど前に広告に惹かれてスマホに入れた戦略SLGが上記の『セブン』と似ていたこともあり、気に入って今でも続けています。




一匹狼でも、チームに所属してもプレイ可能なそのゲームで、コミュ障の僕は長く独りでプレイしていたのですが、やはりチームに所属すると報酬や情報共有の面で有利なので、思い切って日本のチームを探して加入しました。




チームメイトとはゲーム内のチャットを使ってコミュニケーションしていたんですが、テキストのみのやりとりしかできず、兵種(ユニット)名の頭文字を使って、苦労して戦術の情報交換をしていました。

↓↓こんな感じ↓↓


岩見見ゴ見見岩

投投聖サ聖投投

・・・・・・・

(自軍の兵士を布陣するマス目が7× 7=49個あるのでけっこう大変でした(´・_・`))




そのうちアプリが公式で使用する招待制のSNSをメンバー同士で使うようになり、コミュニケーションは飛躍的に向上しました。




サーバー毎に招待制なので、他チームのサーバーに入るには誰かに招待してもらわないといけないのですが、日本選抜チームの一員として世界一をめざすイベントに参加したことで、他の日本チームの皆さんとも仲良くなることができ、僕の世界は一気に広がりました。




そのような中で知り合ったのが、日本の別のチームに所属してプレイしている彼女でした。



彼女です、と断言してよいのかは分かりません。



ネット空間では、どんな人にもなれるのですから。




僕が想像する彼女は、礼儀正しく細やかな気遣いができて、音楽や映画をよく聴いたり観たり、AIを駆使してプロ並みの絵を仕上げたりするのが得意で、彼女が掲示板に上げてくれるものはどれも興味深いものばかりです。




彼女のおかげで、コミュ障気味な僕も掲示板で発言したり、ゲーム内で開催されるイベントに参加できるようになりました。




ある時彼女から、このゲームの戦術に関する質問を受けました。




僕は彼女よりちょっとだけ長くプレイしていたので、当時の僕の知識をフル動員してアドバイスを送りました。




ゲームの上達には、チーム内の情報共有や成績上位者の編成を参考にするなどさまざまな方法があるので、けっして僕のアドバイスの成果ではないんですが、ほどなくして彼女はランキング称号(バッジ)を獲得することができました。




僕も、自分の事のように嬉しかったです。




おまけに、彼女にアドバイスを送った手前、自分も無様な成績では恥ずかしいと思って頑張った結果、僕自身も自己記録を更新することができました。




彼女の気遣いの真骨頂と僕が思うのは、掲示板でさりげなくメンバーの誕生日を聞いていて、その人の誕生日が来ると皆が閲覧できる掲示板に、「〇〇さん、お誕生日おめでとうございます🎉」、と盛大にお祝いしてくれるのです。




皆がそれを見て、彼女と同じようにお祝いメッセージを書き込むので、その日は掲示板がお祝いメッセージやかわいい絵文字で埋め尽くされ、見ているだけでとっても幸せな気持ちになれます。




10月の、僕の誕生日の時もそうでした。こんなにたくさんの人たちから誕生日を祝ってもらったのは、子どもの頃以来だなって。




そんな幸せな一日をプレゼントしてくれた彼女に感謝の気持ちでいっぱいでした。




ところが、これには続きがありました。




彼女から、「誕生日プレゼントを贈りたい」とメッセージが来たのです。




僕はそれまで全く知らなかったのですが、贈る方も受け取る方も匿名のまま、リアルでプレゼントを送れるサイトがあり、承諾してもらえるなら送付先などを入力してほしい、との事でした。




その際、「ご家族は突然宅配便が届いても大丈夫ですか?」と書き添えてあるのも、彼女らしい気遣いだなって思いました。




僕がサイトに宛先などを書き込んで数日、丁寧に梱包されたプレゼントが届きました。


(ぬいぐるみの下の箱ですʕ•ٹ•ʔ)


季節や僕の家族のことも考えて選んでくれただろうそのプレゼントは、さっそく役立つもので、僕はその日から使わせてもらっています。




ゲームが縁で、日本のどこかにいる誰かと繋がれる。




名前も顔も知らず、もちろん会ったこともこれから会うこともないだろう人でも、こんなに身近に感じて感謝の気持ちを持てるなんて、パソコンやネットや携帯電話すらなかった時代を長く生きてきた僕にはまるで奇跡のようです。




ただひとつ心残りなのは、僕は彼女の誕生日を知らないこと。




「誕生日いつですか?」って聞く勇気はないけれど、いつか分かって、「おめでとうございます🎉」ってお祝いできる日が来るといいなと思います。




【今日の1枚】



仕事で倉庫作業をしていた時、トカゲの親子に会いました。


気づかずに踏んでしまったりしないよう、近くの草むらにそっと逃がしました。おうちを動かしてしまってごめんね。








久々にクルマの話です。



少し前に愛車M4(F82)を車検に出した時、ディーラーの営業さんが手配してくれたのは最新の320i_Mスポーツ(G20後期)でした。



運転席に座ると、メーターパネルとセンターディスプレイが一体化したBMWカーヴド・ディスプレイが拡がり、近未来感が満載。



相変わらず悪評高い裏返しタコメーター(右下から中央上に向かってバーが伸びる)はそのままで、BMWは意地でもこれを続けるつもりらしい。

ピンボケですみません💦

駐車時の強制表示。ぜんぜん慣れない・・




それはさておき、気になったのは操作系からスイッチ・ボタンの類が極端に減っていること。



エアコンの操作パネルすら見当たらず、どうやらほとんどの動作をセンターコンソール上に鎮座する横長ディスプレイでやれ、ということらしい。



温度調節も、風量調整も、いちいち左手を思いっきり伸ばしてディスプレイ左端のメニューから選択していくつかの階層を辿ってようやく。



とてもじゃないけど、運転中に操作とか無理。



BMWは言う。



「ボイスコントロールがございます」



もちろん試してみました。



「ハイ、ビーエムダブリュー、エアコンの温度を下げて」


(自動音声の返答)

「目的地を、越後湯沢に設定しました」


「・・・」



音声認識の精度は、2018年式の僕のM4とあまり変わらないらしい。



上級シリーズやオプション設定で、フロントペアガラスを選択すれば、遮音性が高まって音声認識率が多少向上するとか。



でもそれって、快適に使いたければもっとお金出してってことだよね、と小さく呟いてみる。



ちなみに僕のM4にもパーソナルトレーニング機能は付いていて、画面に表示された文章を読み上げることで、音声認識率が上がると説明書には書いてある。



それでも、1発で正確に認識してくれたことはなく、かえって面倒くさいので全く使用していません。ごめんなさい。




まだ本題に入れてなかった💦




結論から先に言うと、日本を含む世界中のクルマメーカーは、センターパネルに操作系を集中させることによる、左ハンドルと右ハンドルの操作性の差異を無視しているのではないかということです。




僕が初めて左ハンドル6速MTのM3(E46)を手に入れた時、左ハンドルを運転しにくいと偏見を持っていたことに気づき、同時に右手で操作系(シフト操作を含む)のほとんどを操作できる快適性に感動しました。



以来、もう右ハンドル車には戻れないとさえ思っているのですが、少なくとも輸入車の全ては左ハンドルを前提に設計されており、右ハンドル車の操作性は無視されています。



先述の、320iの操作メニューがディスプレイ左端にあって、運転中に手を伸ばしてもぜんぜん届かない位置にある(体が大きい人なら届くかも)ことでも、それは明確です。



国産車も、大部分のクルマは輸出もする(左ハンドル化)ことを前提に設計されていて、輸入車に右へ倣えの酷い状態。




すみません、書くタイミングを失っていましたが、上記のことは全て右利き(自分)基準で述べています。



右ハンドル車で操作系が左手に集中しても、左利きの人ならそれほど苦にならないと思う。



僕は普段左手をあまり使わないので、左手で何かをするのは不得手です。



家族は利き手の右手を怪我した時、左手で器用にお箸を使ってご飯を食べていたけれど、僕にはそんな真似はできない。



ディスプレイに表示された(疑似)ボタンをタッチしようとしても、不器用な僕の左手は思うように動いてくれず、エアコンの温度変更ひとつでストレスが溜まります。





クルマはどんどん進化して、セーフティ機能も向上して事故も減少しているというけれど、その陰で、デザインやトレンドを追うあまり操作系が複雑化して起こる事故、デザイナーの意見が安全性よりも優先されて見た目重視でデザインされた車の見切りが悪化して起こる事故が密かに増えているのではないかと僕は思います。




一時、某国内大手メーカーのプ〇ウスの事故が多いのではないかと都市伝説のように囁かれていた頃、メーカーや提灯雑誌は、「販売台数が多いのだから事故が多いのも当たり前」みたいなことを言っていたけれど、30系(2009年~)で採用された(当時)斬新だといわれた独特なシフトレバー(Pが独立したボタンになっている)が、事故が多い原因のひとつだとする意見も根強い。



ト〇タはついにそれを認めたのかどうか知りませんが、最新の60系(2023年~)ではオーソドックスなP・R・N・Dタイプのシフトレバーに戻しました。





話が長くなりました。



僕はBMWのエンスーだと自負しています。



それは、BMWのどの車もモデルチェンジを重ねても基本は変わることのない操作性であることも大きな理由のひとつでした。



昔の雑誌を読んでも、操作系の基本を変えないことは、それが最良だから、と書かれていて自分で納得していました。




ところが、中国市場が売上の半数を占めるようになってから、BMWはじめ多くのメーカーは中国で売れるクルマしか作らなくなり、ガタイ(ボディ)はより大きく、見た目は派手で押し出しが立派、内装はLEDを多用してまるで夜のお店のような雰囲気。



先日、三菱自動車が中国市場からの撤退を表明したと報道されていました。

(日経オンラインより)



電気自動車(EV)が市場の主力になりつつある中国で、その波に乗り遅れた三菱は撤退を余儀なくされたのです。



これからのクルマは従来の観念で定義される自動車(じどうしゃ)ではなく、単なる移動ツールと化していく流れはもう止められないのだと思います。




僕の願いは、今乗っているM4や純ガソリン車が、これから先少しでも長く乗り続けられること。




滅びゆく民の一人として、心からそう思います。



最後までお読みいただき、ありがとうございました。