2022年はアートを楽しむ年!
だって3年に1回の瀬戸芸の年だから!!
春会期では、豊島と沙弥島へ。
さて、夏会期はどこに行こう~~~??
春に一緒したメンバーは勿論、3年前の瀬戸芸で一緒したまぁちゃんにも声かけてみた。
色々迷うけど、まだ行ったことないから直島!ってことに。
直島行くなら絶対に1泊したい。
(だって、1日だけだと時間が全然足りないから!!)
てことで、1泊2日の直島旅です☆
今回の相方、まぁちゃんとは、アメリカロードトリップ旅からお世話になっております。
仕事の出来る女子なので、旅の予定がさくさく決まる!
ある程度の行程を決めたあとは。
宿の予約、レンタサイクルの予約、美術館の予約完了!
2022年8月20日(土曜日)
いざ!!直島~~。
まぁちゃんの作ってくれた行程表では、9:22の船に乗る。
はずが、やっぱりグーグル先生の道案内の時間通りには行かず、ブルーラインで前にトラックがいる時点で、20分くらいの遅れ決定。
その後も信号に捕まりまくり。
結局、9:22の船に乗り遅れ。(到着したのが9:40くらい)
しかも!!
(今更ながら)コロナの影響で船が間引き運航になり、次の船(10:00発)は運航中止。
マジか!
豊島のときは満席で乗れなくて水上タクシーを利用したので、さっそく電話してみるも。
今日は1人で対応なので、宇野戻れるのは12時くらい。
マジか!!
でもないものは仕方がない。
まぁちゃんは宇野も初めてだというので、宇野周辺の作品を回ることに。
「宇野のチヌ」淀川テクニック
数カ月ぶりの再会。
相変わらずの存在感!
「本州から見た四国」アイシャ・エルクメン
こちらの作品は春会期にはまだ完成してなかったので、今回初めて。
(春はこれを探してウロウロしたなー・・・)
この後、春にも見た作品たち(宇野駅、終点の先へ)を回ってたら。
あっという間に10:30。
また乗り遅れる前にフェリー乗り場へ。
「船底の記憶」小沢敦志
海辺にあるスクリューと対の作品。
旧日本軍の軍艦のいかりらしい。
フェリー乗り場で検温してリストバンドを巻いてもらう。
直島いきのフェリー、その名も「なおしま」は赤い水玉で可愛い。
船に乗る時ってなんてこんなにワクワクするんだろうねー。
今回は、車もたくさん乗れる大型フェリーです。
中はこんな感じで座席もたくさん。
冷房も効いてて有難い~~。
宇野から直島(宮浦港)までは20分。
片道300円。(安っ!)
直島に到着すると、草間彌生の赤かぼちゃが出迎えてくれる。
SANAAのステンレスチェアも☆
来たー!数年ぶりの直島!
「赤かぼちゃ」草間彌生
テンション上がって、まずは赤かぼちゃにご挨拶。
赤よりも黄色の方が好きなのだけど、黄色の方は昨年の台風で損傷して以来、撤去してるらしくて、今回は会えず。
前に来た時に直島あるあるエピソードとして、かぼちゃやヘタの部分がよく海に流されるけど、漁師さんが発見して持ち帰ってくれる、という、ほっこりエピソードを聞いたのだけど。
今回は流されたのでなくて損傷らしい。
直島のシンボルなので、早く復活して欲しいな。
赤かぼちゃは中にも入れマス♪
島はどこからでも海が見えるのが良いよね。
さて、豊島の反省を活かして、今回はレンタサイクルをばっちり予約しておりました。
直島にて何軒かレンタサイクルがありますが、今回は予約可で最安値のおうぎやに決定。
坂道が多いので電動サイクル@1日1100円を2日間レンタル。
私達が到着したときは長蛇の列で、電動サイクルは売りきれになってた。
予約して良かった!
直島はバスも多いので、バスでも良いのだけど、今回は2日間で、自分たちの好きなように移動したいからね。
あと、夜も楽しむ予定だから、自転車必須。
宿にチェックインして荷物を置いて、早速散策開始。
の前に、ランチ♪
今回の旅プランをたてる際の下調べにて、驚いたこと。
宿もお店もめーーーーっちゃ増えてる!!
なんと、コンビニまで出来てる!(24時間じゃないけど)
私が初めて直島に行ったのは、2007年のこと。
まだ瀬戸芸も始まってなかったけど、アートの島として人気が出始めていた頃。
数少ない宿で一緒になった人や、アートスポット(特に南瓜)前で、いろんな話が出来て楽しかった。
お店が増えてるのが、食事難民にならずにすんで助かるけど、選択肢が増えると迷う~~~。ww
私たちが選んだのは、瀬戸のおうち seto.UCHI
ランチメニューは2種類のみ。
タコ飯かジャコ飯。
それに、小鉢3種と汁物。
まぁちゃんはタコ飯、私はジャコ飯にしました☆
シンプルだけど、このご飯がすごい美味しかった。
美味しくてパクパク食べて、写真撮るの忘れるとこだった!(笑)
お腹も満たされ、さぁ、いざ!アートを満喫するぞ!
(直島では作品がたくさんありすぎるので、ブログも数回に分けることに)
直島さいしょの作品(赤かぼちゃ以外)は、こちら。
「ANDO MUSEUM」安藤忠雄
通常料金は520円ですが、瀬戸芸のパスポートで入れマス。
直島と言えば、安藤忠雄の建築が多い。
その中でも、ここは2013年に出来た古民家を利用した小さな美術館。
中はこの通り。コンクリート!!
安藤忠雄と言えば!の打ち放しコンクリートの空間が、築約100年の木造民家の中にあるという。
木とコンクリート、光と闇。
対立した要素が重なり合う、小さいながらも安藤忠雄の建築要素が凝縮された空間。
地下の天井は自然光の輪は浮かぶ素敵空間。
大きな木の梁の下にコンクリートがあるという、異質なのに違和感もない。
安藤建築好きな方はぜひ!
このあと南寺へ行ったのだけど、整理券が必要、とのことで、翌日にリベンジすることに。
気を取り直して、次の作品は家プロジェクトのひとつ。
「碁会所」須田悦弘
「家プロジェクト」こそが、直島の「アートと島の融合」として他と異なるところだと思う。
本村地区において展開するアートプロジェクトで、1998年の「角谷」にはじまり現在7軒。
空き家などを改修し、人が住んでいた頃の時間と記憶を織り込みながら、空間そのものをアーティストが作品化。
生活圏の中で繰り広げられる住民との出会いにより、さまざまなエピソードを生み出しているのもこのプロジェクトの特徴。
完全予約制の「きんざ」以外は今回全部回れました。
(いっつも予約取れない・・・・)
家プロジェクトは共通チケットで通常価格1050円。
こちらも瀬戸芸パスポートで観れます。
この碁会所は、2006年の直島スタンダード2にて初公開され、2010年に新たな彫刻作品を追加してリニューアル。
名前は、昔、碁を打つ場所として島の人々が集まっていたことに由来。
内部には 速水御舟の「名樹散椿」から着想を得てつくられた作品「椿」が展示されてます。
庭には本物の五色椿が植えられてます。
が!今回初めて知った衝撃の事実。
椿の彫刻作品と対になった、この何もない部屋。
この竹が、実は彫刻作品だった!
案内のおじさまが作品の解説をしてくれるまで全く気付かなかった。
(椿はさすがに分かったけど)
思わず絶叫した。
椿も竹も、本物と作品が対になってて、それを知ると更に面白い。
この竹、本物にしか見えないし。
続いて、The Naoshima Plan「水」三分一博志
ここは前回来た時なかった!って思ったら、2019年公開。
家プロジェクトとは別で無料で入れマス。
こうして見ると、足湯にしか見えないけれど、井戸水を動く素材として使った作品です。
「The Naoshima Plan」は、風、水、太陽などを「動く素材」と呼び、直島でそれらを顕在化させ、価値を再認識する試み。
2011年からはじまり、2013年には「風と水のコクピット」、2015年には多目的施設「直島ホール」と個人住宅「直島の家 - またべえ」を発表。
The Naoshima Plan 「水」では、地下水脈からの豊かな水を湛える水盤を設置。
夏場の疲れた足には最高のおもてなし!!
これ、冬の間はどうするんだろうか??
すごく気持ちよくて、夏に体感出来て良かった~~~。
そして、「角屋」宮島達男
「家プロジェクト」の最初の作品です。
200年ほど前に建てられた家屋を、漆喰仕上げ、焼板、本瓦を使った元の姿に修復。
角屋の作品のうち「Sea of Time '98」では、直島町の人々が制作に参加、カウントするスピード(時を刻む速さ)を島民に委ねた。
「タイムセッティング会」が開かれ、5歳から95歳までの島民125名が参加、思い思いのスピードに設定した。素敵!!
2018年、20年目にして、1998年のタイムセッティングに参加された125名に対して「タイムセッティング2018〜継承〜」を企画・実施。
会には、20年前の本人の参加もあれば、子供や孫などの身近な方に機会を譲ったケース、新規の公募枠、直島に転入した若い世代など、多様な層が参加。
これまた、素敵!!
「Naoshima's Counter Window」@角屋
角屋の窓に設置されたデジタルカウンター。
数字の隙間から外が見えます。
屋外作品のひとつ、「直島港ターミナル」SANAA
形は面白いんだけど、何故この色にしたんだろうか??
と思ったら、建設当初は白くて綺麗だったっぽい。
本村にある小さな旅客船のためのターミナル。
既存のターミナルが老朽化したため、新しい待合所、駐輪場、トイレとして、ランドマークとなるように建設。
球体のFRPをランダムに積み上げて、入道雲のような立体的な形に。
形はかわいいけれど、いかんせん、色がね・・・。
水苔?カビ?
決していい色ではないよね。(苦笑)
さて、いっぱい歩いて疲れたので、冷房の効いた場所でちょっと休憩。
「本村ラウンジ&アーカイブ」
直島に来るたびにここでゆっくりする。
自由に読める書籍が揃ってるので、1日潰せる自信あり!
かつて農協のスーパーマーケットだった場所。
基本的構造をほぼ残し、建築家・西沢立衛が空間をデザイン。
家プロジェクトの鑑賞チケットや関連書籍やグッズが購入でき、インフォメーションセンターとして利用可能。
トイレ休憩にも最適!
直島ブログ、今回はこのあたりで。
ちなみに、このとき、まだ15時くらい。
直島の1日はまだまだ始まったばかりです☆