瀬戸芸2022☆夏の部@直島1日目② ー ヴァレーギャラリー&李禹煥美術館 | EMs' Blog

EMs' Blog

日々の戯言
since 2013

2022年8月20日(土曜日)

直島旅の続き。(前回↓)

 

今回は、メインの展示施設2個所について。

 

直島は小さな島ではあるけれど、アップダウンも多いので、徒歩での移動はちょっとしんどい。

ので、今回はレンタサイクル~~。

宿のある本村地区で家プロジェクトを少し回った後、美術館エリアへ電動サイクルで移動~~。

(うどん県旅ネットより)

 

 

本村から宮ノ浦方面への道ではなく、山道を突っ切って行く。

途中、急に現れる巨大なゴミ箱。

 

「もうひとつの再生 2005 -N」三島喜美代

2001年頃から、溶融スラグと廃土を素材として利用し、環境問題に対するメッセージを取り込みながら作品を制作。

作品のもつメッセージ性と直島町の新たな環境への取り組みとの接点を活かすべく、リサイクルなどを行っている島の北部とアート施設のある南のエリアをつなぐこの場所に作品が展示されることになった。
地中美術館と島の中部をつなぐ道端に突如現れる大きなゴミ箱は、一風変わった場所で、今も島の産業と人々の暮らしを見つめ、これからの社会の在り方と展望を作家独自のユーモアを交えながら表現している。

 

2005年制作のこの作品は、何故か瀬戸芸の作品リストには含まれていない。

屋外の常設作品もガイドには載っているのに、何故だろう?

ともかく、何もない山道にあるこの作品のお陰で、蒸し暑い山道サイクリングの気分を変えてもらえた。

 

 

美術館エリアの前が猫まみれ!!

自転車置き場に自転車を停めて、しばし、猫タイム。

みんな揃ってお昼寝たーいむ!

首ぐにーんってなってるけど?ww

近づいても起きる気配なし。

おっきな欠伸!

全然物怖じしない。野良のはずなのに??

癒し時間を満喫した後は、今年直島に新しくできたアートに会いに!

 

 

「ヴァレーギャラリー」草間彌生&小沢剛

 

ここ、めっちゃ楽しみだった!

ワクワクが止まらない。

門のところからは歩いていく。

 

 

ヴァレーギャラリーは、祠をイメージした小さな建物と周囲の屋外エリアで構成。

建築と、周囲の自然や地域の歴史を映し出すこれらの作品が響き合い、

改めて自然の豊かさや共生、根源的な祈りの心や再生などについて意識を促す。

草間彌生の「ナルシスの庭」と小沢剛「スラグブッダ88 -豊島の産業廃棄物処理後のスラグで作られた88体の仏」の融合。

それに安藤忠雄の建築@直島では9作目!

ここは、ベネッセミュージアムのチケットで入れマス。

通常価格、1300円。

瀬戸芸のパスポートあれば追加料金なし。

 

 

池に浮かぶミラーボールは草間彌生の作品。

1966年のヴェネチア・ビエンナーレにてパビリオン外の芝生に大量に敷き詰めて世界的注目を集めるようになったモニュメンタルな作品。

発表以来、世界中の様々な場所で展示されてきた。

今回は合計約1700個!!

この日は風があったので、片側に寄せられていたけど、日によって異なる様相がみれる作品です。

 

池の横に恒久展示されるのは、小沢剛の「スラグブッダ88」

2006年の「直島スタンダード2」展で発表されたもの。

直島の歴史に残る88ヶ所の仏像をモチーフとし、豊島で不法投棄された産業廃棄物を焼却処理したあとに最終的に生じるスラグが素材として使われている。

前からあった作品だけど、今回初めて見た。

 

 

ミラーボールと自然が意外にマッチしてる。

全部に自分が映ってる。ww

 

安藤さんのコンクリの祠に入ると、細い通路の奥にミラーボール。

3つ。

 

 

で、そのまま進むと、ここ!

写真で見て、ひゃー!ってなった。

おもってたより狭いけど、天井が一部開放されてるので、広く感じる。

開いてるので、雨風が入ってくる。

ので、スタッフが毎朝ミラーボールを磨いてますって言ってた。ww

 

ミラーボールは外のものも含めて固定してある。

池に浮かんでるのだけは固定なし。

階段部分の向かい側には小部屋スペース。

そこにぎっしりミラーボール。

このエッジの効いた空間がいい仕事してる。

光も十分に入るし。

平面よりも立体に並ぶ方がカッコイイ。

 

池のミラーボールに近づいてみると、めっちゃ整列してた!笑

ヴァーレギャラリー、一見の価値あり!

 

 

さて次は、そのまま向かいにある李禹煥美術館へ。

2010年に開館したここも、今回初めての訪問。

前庭から瀬戸内海が見えて、開放的!

 

現在ヨーロッパを中心に活動している国際的評価の高いアーティスト・李禹煥と建築家・安藤忠雄のコラボレーションによる美術館。
通常価格は1050円。

もちろん、パスポートでカバーされます☆

 

柱の広場

館内は撮影禁止なので、写真は前庭のみです。

柱の広場から入って受付へ。

館内では、筆のストロークの平面作品や、自然石と鉄板を組み合わせ、彫刻作品などが観れます。

受付の後、照応の広場を通り、屋内へ。

出会いの間、小間、沈黙の間、影の間、瞑想の間の5つの部屋があります。

 

 

李禹煥作品を満喫して。

時間は16時ちょっと前。

この辺で小雨が降ってきた。

天気予報では雨模様だったので、もった方だけれど。

 

 

自転車のところまで戻って、この次はいよいよ地中美術館!!

続きはまた後日☆