下を見続けていた
アスファルトに光る
光の粒を数えていた
闇の中に浮かぶ
小さな星のような粒を
いつしか目に溜まる涙さえ
そこに染み込んでいった
色を一つ知るたびに
上を見上げ
また下を向いた
色を一つ知るたびに
爪を一つ染め
そして眺めた
全てが彩りを抱え
掌を空に翳す勇気を
いつしか目に溜まる涙さえ
静かに消えていった
雨が降っている
両手に抱え切れぬほどの雨が
私の掌に咲く
花よりもなを
鮮やかな花のような雨が
私は見上げ
散る花を見上げ
花に濡れ
涙に濡れることをやめた
アスファルトに光る
光の粒を数えていた
闇の中に浮かぶ
小さな星のような粒を
いつしか目に溜まる涙さえ
そこに染み込んでいった
色を一つ知るたびに
上を見上げ
また下を向いた
色を一つ知るたびに
爪を一つ染め
そして眺めた
全てが彩りを抱え
掌を空に翳す勇気を
いつしか目に溜まる涙さえ
静かに消えていった
雨が降っている
両手に抱え切れぬほどの雨が
私の掌に咲く
花よりもなを
鮮やかな花のような雨が
私は見上げ
散る花を見上げ
花に濡れ
涙に濡れることをやめた
喧騒を逃れようと
暗闇の中に潜むことにした
吸い込まれるように入る
目をつぶり暗闇の中と
自分の心とを探る
冷えて静かな空間の中に
肌は冷えて思考は静かに
穏やかに落ちて行く
心地よい暗闇の中で
目を開いてるのか
閉じてるのかさえ
わからない暗闇の中で
外に出るには
覚悟がいる
入るときとは違う
覚悟がいる
ゆっくりと五つ数える
脳裏に庭の梅の蕾が浮かぶ
そして蕾だった梅の花が咲いた
目を見開く
暗闇の中で
白い梅の花が
始まりを知らせた
光射す庭に飛び出した
恐れはなく
心は静かで
目を開こうと思う
世界を見ることを選んだ