下を見続けていた

アスファルトに光る
光の粒を数えていた
闇の中に浮かぶ
小さな星のような粒を

いつしか目に溜まる涙さえ
そこに染み込んでいった

色を一つ知るたびに
上を見上げ
また下を向いた

色を一つ知るたびに
爪を一つ染め
そして眺めた

全てが彩りを抱え
掌を空に翳す勇気を

いつしか目に溜まる涙さえ
静かに消えていった

雨が降っている
両手に抱え切れぬほどの雨が
私の掌に咲く
花よりもなを
鮮やかな花のような雨が

私は見上げ
散る花を見上げ
花に濡れ
涙に濡れることをやめた