主観と客観。ホンネとタテマエ。理想と現実。欲求と常識と言ってもいいのだけれど、二律背反したのが世界で、あなたで、私です。どちらも正しく、どちらに身を委ねるのも危険です。それから逃げようとすれば、多分死んでしまうしかなくて、じゃなければあとは、痛くて辛くて面倒くさい思いをしながら生きてくしかないのだと思います。多分そこに救いはないです。折り合いもつきません。でも、死んじゃいけないのだけは分かる。けれど、どうしたらいいのか分からない。だから僕は週末にロックを聴き、目を閉じて何かを思い、本を開いては世界から逃避し、また月曜の朝にドアを開き、目を開いて世界を見、あなたの声を聞きに行くのです。
何かを決断することは大事だけれど、それはとても大変なことで、とても怖いことで、とても危険なことです。だから僕はあなたに可能性しか示せない。それは僕が未完成で欠陥だらけで臆病だからなのだけれど。けれど、何からでも逃げてしまいたい僕だけれど、あなたからは逃げたくない。だから僕はまた、週末にロックを聴く。
かくして私はその男と同棲することとなったのです。
そこには止むに止まれぬ悲しい理由が多々あるのですが、今はよしましょう。なにせお腹が減りました。腹が減っては戦も出来ぬとは良く言いますが、腹が減っては寝てもいられないのが人間です。
ごそごそと冷蔵庫を漁る。しかし無いのです。私はすぐさま理解しました。賢明なる読者諸方様も察しがつくでありましょう。
私の『亀屋』の豆大福はヤツに食べられてしまったのです。午前二時夜の帷に、うら若き乙女が恥を忍んで空腹に負けを認め、眉も睫も無い恥顔を悲しいかな青白い光でライトアップして、ようやく刹那の至福を得ようとしたにも関わらず!四つも残っていたにも関わらず!
きゅるる……と、私の心は泣いたのです。これは魂の慟哭なのであります。この恥を償わせずには置けません。私のアングロ・サクソン的闘争心がむらむら頭を持ち上げ始めます。こうなれば戦争だ。略奪だ。ヤツを、この家を、私の支配下に置くのです!
しかし、腹が減っては戦はできないのです。まずは腹ごしらえ。幸いにしてカップラーメン(豚骨しょうゆ)がありました。ぎょうこう、ぎょうこう(変換不可)。
これから栄光ある死地に赴く私にとって、体重計などという俗世の兵器はまったく恐るるに足らなかった事は、言うまでもないでしょう。しかし深夜二時にずるずると啜るカップラーメン(豚骨しょうゆ)の麻薬的な中毒性には十分な警戒が必要であることも蛇足に付け加えておきます。
そこには止むに止まれぬ悲しい理由が多々あるのですが、今はよしましょう。なにせお腹が減りました。腹が減っては戦も出来ぬとは良く言いますが、腹が減っては寝てもいられないのが人間です。
ごそごそと冷蔵庫を漁る。しかし無いのです。私はすぐさま理解しました。賢明なる読者諸方様も察しがつくでありましょう。
私の『亀屋』の豆大福はヤツに食べられてしまったのです。午前二時夜の帷に、うら若き乙女が恥を忍んで空腹に負けを認め、眉も睫も無い恥顔を悲しいかな青白い光でライトアップして、ようやく刹那の至福を得ようとしたにも関わらず!四つも残っていたにも関わらず!
きゅるる……と、私の心は泣いたのです。これは魂の慟哭なのであります。この恥を償わせずには置けません。私のアングロ・サクソン的闘争心がむらむら頭を持ち上げ始めます。こうなれば戦争だ。略奪だ。ヤツを、この家を、私の支配下に置くのです!
しかし、腹が減っては戦はできないのです。まずは腹ごしらえ。幸いにしてカップラーメン(豚骨しょうゆ)がありました。ぎょうこう、ぎょうこう(変換不可)。
これから栄光ある死地に赴く私にとって、体重計などという俗世の兵器はまったく恐るるに足らなかった事は、言うまでもないでしょう。しかし深夜二時にずるずると啜るカップラーメン(豚骨しょうゆ)の麻薬的な中毒性には十分な警戒が必要であることも蛇足に付け加えておきます。
酒に逃れ
酒に呑まれ
しかしてまた酒を口にする
阿呆の諸行とて救われぬ
酒に呑まれ
しかしてまた酒を口にする
阿呆の諸行とて救われぬ
肌を刺す棘は毒を以て
その皮を剥がす
吸い込んだ霧は酸を以て
内身を焦がす
痛い痛い
そして倒壊する夜
溶解する様
赤を今 その白壁へ叩きつけ
獰猛な身を晒せ
演出はないぜ
増して脳介する響
徘徊する常
破瓜の血が その麗身を爛れさせ
深遠の真を探せ
その意味は内在
まだ犯す意味は孤独を知って
なお舞演じる
あなたの音は三度鳴って
僕を狂わす
見たい見たい
その皮を剥がす
吸い込んだ霧は酸を以て
内身を焦がす
痛い痛い
そして倒壊する夜
溶解する様
赤を今 その白壁へ叩きつけ
獰猛な身を晒せ
演出はないぜ
増して脳介する響
徘徊する常
破瓜の血が その麗身を爛れさせ
深遠の真を探せ
その意味は内在
まだ犯す意味は孤独を知って
なお舞演じる
あなたの音は三度鳴って
僕を狂わす
見たい見たい
