以前取材させて頂いたmelses Ahnさんに、新しいKalenSIMに招待してもらいました。
そこに偶然いらっしゃったのがこの方で、何度かお会いした事があるのですが、
Akiba SIMにあるメイドCafeのPure MAGを一生懸命支えられている印象があります。


毎日沢山訪れる、初心者を中心としたお客さんに親切に接してらっしゃって
こうゆう方を中心にコミュニティーが発生していくんだろうな、と思ってしまいます。


本日はそのPure MAGの店長をされてらっしゃる、
taro Mayoさんにお話をお伺いしました。
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emo8889 Xeno: 最初にSLを始めたきっかけをお願いします。


taro Mayo: 当初のきっかけは、フリーランスとしてのSLの調査で、
SLの実際の可能性を体験報告として上げる、と言う事が入るきっかけでした。


06年の12月頃からWebsiteなどで情報で収集して、
ようやくアカウントを取得したのが、現在のアバターで、
2月14日のバレンタインデーが誕生日になってます。


emo8889 Xeno: 最初のSLの印象を教えてください。


taro Mayo: それまで全くオンラインゲームなど、経験もなく素人ですので、
とんでもない世界に足を踏み入れたな、と思いました。
このインワールドの凄さに圧倒されたのを覚えています。
全くの素人が足を踏み入れた感じですかね。


emo8889 Xeno: じゃあ最初は大変だったんじゃないですか?


taro Mayo: とにかく色んな所を旅をして、報告を纏めなければと思っていたのですけど、
操作方法が解らないと言う理由で、オリエンテーションランドを数日間浮遊していました。


そして、ようやくテレポートが出来るようになって、あっちこちに行けるようになってから
またアバターを作ったり調整したり、服を集めて着たりと、
調査どころか、調査に辿り着くまでに相当時間が掛かりましたね。


emo8889 Xeno: まだ日本人と出会ってなかったんですね。


taro Mayo: 海外ばかりを放浪してましたが、やっとの事で日本の方がいるSIMを発見しました。
また、今思えば有名なクリエーターさんが名を連ねていたんですが、
みなさん桃源郷などでクリエートしてるのを眺めてる事も多かったですね。
皆さんの創り上げていくものを見ながら「凄い!」とひたすら感心して見てました。


emo8889 Xeno: そこで運命の出会いがあったんですよね。


taro Mayo: そんな時に桃源郷でクリエート作業をされていた方から声を掛けて頂き、
色んなSL事情などをお聞きしたり、教えて頂きました。
そして案内して頂きましたのが当初のAkibaのメイドカフェでした。
以前にもこちらの記事でご紹介されていた先輩で、
「黒騎士団の旋律」のmelses Ahnさんです。



emo8889 Xeno: 当時、何かと話題になったメイドCafeですよね。


taro Mayo: 他にも、案内をして頂いたAire Ulichさん、メイドさんだったPikaru Matadorさん、
Shala BrightさんにSLの操作から何から全て親切丁寧にご指導頂いたのを覚えています。
この4人の皆さんが自分の師匠と仰ぐ方達ですね、感謝を言い尽くせません。


emo8889 Xeno: 素敵な出会いですね。


taro Mayo:でも、その場所がたまたま偶然にもメイドカフェだった、最初はそれだけでした。
かつてのメイドカフェをご存知のみなさんも多いとは思いますが、
Akiba SIMの中心にはありませんでした。中心に近い角地の一角、
そこでSLインワールドをを徘徊したり、お店の留守番をしたり、会話を楽しんでました。


同じ時期にAkibaの中心にカフェを拡大すると言うことで、
建設が始まったのを指を咥えて眺めていました。
私は事情も解らず見ておりましたが、MagSL直営のカフェだと知ったのは
それから間もなくのことでした(笑)



「留守番がてらなら、構わないかなって引き受けました

emo8889 Xeno: あの頃からPureMAGは展開が早かったですもんね。


taro Mayo: 中心の広場がメイドカフェに、そこが自分の育った場所です。
そんな頃に先輩の皆さんも各所で多忙になり、飛び回ってまして、
暇な凡人の私に「店長をやってみないか?」と声が掛かったと言う訳です。


もうSLインワールドの調査と言う当初の仕事、報告書も提出済みで、
SLは自分自身の楽しみのみになっておりましたので、
留守番がてらなら、構わないかな~って軽く引き受けてしまいました。


まんまとmersesさんの策略にハマったと気づくのには、時間が掛かりませんでしたねw
それがPureMAGの店長をするきっかけになりました。


emo8889 Xeno: そもそもPureMAGのコンセプトって何ですか?



taro Mayo: PureMAGと言うメイドカフェはご存知の通りMagSL直営のカフェです。
先日Neko Linkさんがこちらのインタビューで登場しておりますので、皆さんご存知だと思います。
またMegSLの方針はNeko Linkさんがお話になった通りです。


その中でのPureMAGと言う部分でお話させて頂きますと、
これから増えていくであろう日本人プレーヤーの助長が目的であり、また足掛かり的な存在かと思います。
今後バーチャルリアリティーの世界も益々増え、プラットホーム自体の増加もあるでしょう、
そのきっかけになってもらえば幸いかと思っています。


emo8889 Xeno: ガンガン増えていくユーザーに対しての受け皿ですね。


taro Mayo: 加速的に増える事は、現状では時期尚早かとは思いますが、
時間の経過に伴い解消され、増えていくのは明白な事だと思います。
その中での最初のコミュニティーで、ここから多くのプレーヤーが育っていくという感じです。


emo8889 Xeno: 今のSLならではの展開ということですか。


taro Mayo: 現在のクライアントはボイスチャットに対応していくものになりますが、
現状では会話の殆どが「チャット」で行われてるのが殆どですね。
他のMMOなどを経験してない自分ですが、NPCと言う無人のサクラもない
要は全てのアバターにはRLな人間が介してると言う事。


またリアルタイムコミュニケーションですので、
まさにRLの人間の時間が投じれられてるのが理解出来ると思います。
その中でPureMAGと言うコミュニティーを創作していきたいですね。


emo8889 Xeno: スタッフも沢山いらっしゃいますよね


taro Mayo: ここの店のStaffは、皆さんがボランティアで参加して頂いてます。
MagSL直営のカフェですが、MagSLの社員さんも居る訳でなく、
各プレーヤーさんの個人的な意思でお手伝い頂いてるんです。


まだこのSLインワールドはクリエーターさんや、ビルダーさんが活躍する時期、
そんなクリエーターさん達の活躍できる場所であり、
情報などを共有出来ると言う参加型のコミュニティだと思います。


emo8889 Xeno: そして今度Kalen SIMに移転されるんですよね。


http://slurl.com/secondlife/Kalen/128/128/0


taro Mayo: 新店舗に付いてですが、Akiba SIMのPureMAGは7月3日で閉店となりました。
新しい店舗に付きましてはKalen SIM一つを使ったものになります。
経緯としては単純にトラフィックを集中型ではなく分散したいと言う意向からで、
今後増えていくであろうSL人口を見据えての事ですね。


emo8889 Xeno: それでKalenを始めとするSIMが、沢山出来ているわけですね。


taro Mayo: MagSLのTokyo、Tokyo2に隣接したMagSL Landの中にKalenがあります。
「MagSL Land」と言うのは4つのSIM群で連結される総称で、
MagSLのアミューズメント・エンターテイメントを担うSIM群です。


emo8889 Xeno: 詳しくご説明お願いします。


taro Mayo: はい、最北に位置するのは「NOZOMI」です。
ここはこれから増えるであろう日本人プレーヤー向けに、
チュートリアルゾーンとしてSIMを設けます。
受け入れる大きさもかなりのものが期待出来ますね。


次に位置するのは「Katsuzo Land」で、
MagSLの遊園地的な位置づけを担うアミューズメントLandです。


次に位置するのが、PureMAGの担当の「Kalen」で、
このKalenのSIMを一つ使った壮大なアミューズメントSIMを創ってるところです。


そして最南端はご存知の方も多いでしょう、「RaceWay」です。
MagSLの誇る本格派サーキットですね
今後のレースの予定や、一般車両の走行などに期待が高まります。



「Kalenはアミューズメント・エンターテイメントです」

emo8889 Xeno: その中の1つにtaroさんが大きく関わってくるんですね。


taro Mayo: さて、この「MagSL Land」の中の「Kalen」SIM。
上記の事もあり、色んな交錯をして参りましたが、
今回はアミューズメント・エンターテイメントと言う趣旨から、
気分を一新、そして取り組むことにしました。


emo8889 Xeno: といいますと?


taro Mayo: アミューズを4つのブロックに分けて共存させようと計画、
イメージ作りとコンセプトから着手する事に致しました。
ゾーンニングは4ブロックです、SIMを東西南北に縦横断する道路、
そして、四隅に配置する事にしました、それらをご紹介しておきます。


emo8889 Xeno: Kalen SIMのゾーニングポイントですね。


taro Mayo: 「MaidCafe Zone」




Akibaから従来あったスタイルをそのままに、大きく優雅にリニューアル。
イメージはエレガンス=Whiteと統一感のある洗練されたものにします。


「Motor Cafe Zone」




Akibaにも御座いましたが、モーターファンのため、また乗り物好きの方の為、
今回はブロックゾーンとして拡張、特化し、各種イベントやなども企画して参ります。
イメージはワイルド=Blackといかにも心を擽ります。
また南側に位置してますのでRaceWayにも近いですので
RaceWayにお寄りの際にもご覧頂ける様に配慮しました。


「Mahjong Zone」




古くからゲームと言ったら外せない存在の麻雀、
オンラインゲームの中でも人気に高いゲームは周知の通り、
我がスタッフのメンバーの開発によりそれが最近話題のものに
SLインワールド初の雀荘を計画する事に致しました。


水上に会場を設置し、周囲の静けさと景色を見ながら
真剣勝負が楽しめるように配慮致しました。


「 FGA Zone(FairGroundAttraction)」




コンセプトは緑地の中の「洗練された大人の広場」で、
大きく作られたパークには滝が流れ心を癒してくれます。
上空に聳え立つ宮殿のような建造物、中央部分にはイベントが開催出来る空中ステージを配置、
周囲のスペースも空中からステージや景観を堪能出来ます。
また、隣接するRaceWayの観戦にも最適です。


ここは「風雅の塔」と命名し、みなさんの心を癒し、
また魅了するに違いありません、ゴージャスな気分を堪能頂きたいと思います。
これから増え続ける日本人プレーヤーの足掛かり、
PureMAGに遊びに行って良かったなと言って頂けるように、
皆さんへの一つのコミュニティーとして役立てたらと思っています。


emo8889 Xeno: 見事なコンセプトワークですね。


taro Mayo: 4つのゾーンブロックで建設を進めて来ました。
両カフェはエレガンス&ワイルド=White&Blackに統一され、
お互いのカフェは大きなブリッジで連絡が出来るようになってます。


各々のイメージからの切り替えなども必見のところです。
まさに、このインタビューしている場所が、切り替わる場所ですね^^



emo8889 Xeno: ちなみにtaroさん自身のPureMAGでの役割と仕事内容は?


taro Mayo: PureMAGでの役割と言う部分では、まとめ役と言ったところでしょうか。
各プレーヤーの皆さんのボランティアで運営しておりますので、
拘束されるものは何もなく、時間もバラバラ、
そんな中ですが手伝って頂けるクリエーターの皆さんの後押しもしていきたい。


そんな調整役をやっているのが、実情の仕事と言う部分でしょうか。

と言っても、自分もプレーヤーですので皆さんと同じ、楽しいからこそ出来るわけだし。
リアルタイムコミュニケーションの楽しさの一つですね^^


emo8889 Xeno: 実際SLそのような仕事をやってみてどうですか?


taro Mayo: 店長をやってみて一番大変なのは、自分の時間が少なくなる事、
プレーヤーでありながら、店も守っていかないといけません。
ここに遊びに来てくれる皆さんは、楽しみで来る訳で、
遊んで不在にすることが中々出来ないというところが、一番の難点ですが、
店長をやってると言うことで、多くのプレーヤーの皆さんに逢える、
これが反作用の良い部分でしょうか。


多くの人たちとコミュニケーションが取れる
それは自分にとっても財産の一つになると思ってます。


emo8889 Xeno: そしてついにKalenがオープンするとの事ですが。


taro Mayo: 今までのAkibaのPureMAGと言うメイドカフェ、
紙面にも報道にも、それぞれ有名なカフェであったと思います。
その部分をしっかり継承しながら、更に大きな楽しみのコミュニティーとして、
皆さんの通過点であり、SLの楽しみ自体の底上げがこのSIMで出来たらと思っています。


今までの多くのインワールドのSIMと言うのは、
殆どがクリエーターさんや、ビルダーさんの活躍の場であり、
建設、築造が終わってしまえば、各自満足で終わってる所が多いですよね。


新しくSIMがオープンしても数日後にはガランとしたゴーストタウン化してしまいます。
そんなSIM乱立自体の過渡期を乗り切るだけのものを、
ここをモデルケースとして主張出来たらと思ってます。


emo8889 Xeno: オープンスケジュールはどうなってるのでしょうか?


taro Mayo: 具体的なオープンスケジュール等はまだ未定なのですが、
自分の意識の中ではプレオープン、翌日がグランドと同じだと思ってます。
随時進化し続ける、そんなSIMでないと意味が無いと思います。
目下解ってるのはプレイベントで07/07/07の21:00にSIMの開放です。


emo8889 Xeno: イベントは何か計画を?


taro Mayo: 開放と同時に花火の打ち上げ、花火大会ですね。
その後、お隣のKatsuzo Landさんと一緒にパレードを行います。
Kalenからは参加スタッフは、全員リニューアルされたメイド服でメイドパレードの予定です。


emo8889 Xeno: プレオープン控えて今のご心境は?


taro Mayo: 楽しみで仕方ありません(笑)
このSIMは皆さんを受け入れるだけの、準備された遊び場ですし、
我々迎える側も楽しんで創り上げてます。
お互い同じ立場で、同じプレーヤーとして楽しんで迎えようと思ってます。



「ちょっとの勇気があれば、皆さんの夢も叶う筈」

emo8889 Xeno: 最後に読者の皆様にメッセージをお願いします。


taro Mayo: Second Life次に来る、次世代コミュニケーションツールの世界が、
どうなるのかは読みきれない部分ですか、
時代の変化に伴いコミュニケーションツールは確実に進化してます。


SLはその一部を担うものであり、3Dバーチャルリアリティーを介したもの
インワールドの自分はまさに自分自身だと思っています。
そんな新しいコミュニティーの、大きなKalenと言う新地で、みなさんをお待ちしています。
新しいPureMAGに、是非足を運んでみて下さい。


またSecond Lifeは無限に可能性を秘めた仮想空間で、
何に挑戦するのかも皆さん次第だと思います。
可能性を形に代える事が出来る場所として、何も恐れることはありません。


まずは飛び込んでみる事、ちょっとの勇気があれば、皆さんの夢も叶う筈です。

こんな偉そうな事を言ってますけど、自分は何も作れません。
モノが作れないからなんて心配もいりません。
SecondLifeの楽しみ方も皆さん次第です^^


emo8889 Xeno: ありがとうございました!
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taroさんは非常にマジメな方で、今回の取材に対してもしっかりと準備をしてくれました。
この性格が、オーナーに信頼を得て、彼の今のSLでの活動を生み出したのも納得です。


実際taroさんは、SLの特性にあったクリエイターというわけではなく、
プリム製作を特に行っているわけではありません。
しかしこの性格と何気ない出会いによって、彼はPureMAGという、
とても規模の大きいメイドCafeの店長になったのです。

まさにSLはどんな人でもチャンスが訪れる場所ですよね。


そしてみなさんも是非、規模が大きくなって、新しく出来たPure Magに行ってみてください。
また新しいコミュニティーに出会う事が出来るでしょう!

Second Lifeの世界は基本的に物作りと、コミュニケーションの世界かなぁと
思ってたりしますが、何も作らない人もブログという形で情報発信をする事が可能です。
私のブログもそういった分類に入りますね。


そんな注目ブログはいくつかありますが、その中でもデータを元に社会面を分析されていたり、
世界的なビジネスを中心とした動きをチェックして、非常に興味深い記事にされている方がいます。


本日はそのブログ「Second Life 体験&探検 」 を執筆されている
sheila6225 Allenさんにお話をお伺いしました。
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emo8889 Xeno: まずSL始めたきっかけをお願いします。


sheila6225 Allen: 今年に入ってからセカンドライフのことを知り、
それで、新しそうな物だから、やってみようかなと思ったのがきっかけです。
実はその前に、別のMMORPGをやっており、いわゆるモンスター退治の物ですが、
結構レベルが上の方までいってしまって、飽きが来ていたところでした。


emo8889 Xeno: SLを始めてみて最初の印象はどうでしたか?


sheila6225 Allen: 最初は、やはり、前のゲームがモンスター退治でしたので、
SLで何をしていいか判らなくて、目的がないことに戸惑いまして、まずはあちこちを見学してました。


あとSLをやっているもう1つの目的というか、
会社がITの関係なので、ビジネスのタネを探せといわれまして、
その目的もあって、社会見学です。で、ビジネスのタネは見つかっていません。www


emo8889 Xeno: 最初はどのような活動をされてたんですか?


sheila6225 Allen: えっと、あちこち見てまわった後は、Campばっかりです。
最初のころ、お金がなかったので、眉毛を自作してそれを商品化しました。
物作りについては、友人にタトゥーを作って、プレゼントしたくらいです。


emo8889 Xeno: 色々挑戦されてたんですね。


sheila6225 Allen: 好奇心が強いので、あちこちをふらつくのが面白くて、
キャンプ場を探すついでに、あちこちをふらふらしていました。
面白いキャンピング施設を探すのが、以前は趣味でした。
それは、ブログの最初の頃にちょっと掲載してあります。




「実はあまり、インワールドでは遊んでいません」

emo8889 Xeno: それからSLの社会を調査されるようになったんですね。


sheila6225 Allen: ブログを始めてからは、インワールドで情報を収集するというよりは、
ネット上で収集して、現地を見ることが必要な場合は、そこに行くと行った位です。
ですから、実はあまり、インワールドでは遊んでいません。


emo8889 Xeno: そのような記事を書かれるきっかけは何でしょうか?


sheila6225 Allen: まず、ブログというのをやったことがなかったので、
何か書いてみたいと思ったことが、ブログを始めたきっかけです。
それで、経済、社会面については、当時はまだ取り上げたブログがなかったので、
じゃあ、そっちの方を書いてみようかなと思って、ブログを始めました。


http://sheila6225.blogspot.com/

emo8889 Xeno: SLを分析してみてどのような感想を持ちましたか?


sheila6225 Allen: まず、私は経済の専門家ではないので、専門的な分析はできていません。
それと、分析するには、正確なデータが必要ですが、
現段階で分析という言葉に値するほどのデータが取れているとも思えないんですよね。
インワールドのデータはリンデンラボ社から発表されてますけど、
いまいち、定義とかがあいまいな部分もありますし。


emo8889 Xeno: それはどういう事でしょう。


sheila6225 Allen: インワールドの外での経済活動が増えてきている事です。
例えば、日本人居住区の賃貸は日本円で、インワールドの外で行われてますよね。
その辺の所も把握しないと、SLの経済活動の正確なところは判らないと思います。
ただインワールドでいえば、最近は伸びが鈍ってきていると思います。


emo8889 Xeno: sheilaさんの記事でもそのような統計がありましたね。


sheila6225 Allen: ええ、前ほどの勢いはなくなっているのではないかと感じてます。
あくまでも、インワールドの統計からですが。
ですから、さっきいいましたように、インワールドの外に経済活動がシフトしている可能性もあるのです。
最近、日本企業が沢山進出していますけど、その施設を作る場合、
インワールドで作っていると思いますが、お金は、外で、日本円で支払われていると思います。


emo8889 Xeno: するとSLの経済の正確な数字はわからない。


sheila6225 Allen: ええ、そうです。


emo8889 Xeno: 今まで一番印象に残った記事は何ですか?


sheila6225 Allen: とりあげてないもので、印象に残ったものならあるのですが。


SLに入ってきたばかりの女性の話です。
彼女は入ったばかりで、アニメショーンのストップの仕方とかも知らなかったのです。
その女性に、別の女性が近づいてきて、最初は色々と親切に教えてくれたそうですが、
その別の女性は、初心者の女性をある場所に連れて行って、
あるアニメーションが出るから、イエスを押すようにといったわけです。

ところがそれは、セックスのアニメーションで、その親切にしてくれた女性は本当は男性だったのです。


emo8889 Xeno: 確かに初心者なら騙されますね。


sheila6225 Allen: 初心者の女性は、アニメの止め方も知らなくて、
ただされるがままになっていて、物凄くショックを受けたそうです。
そして、彼女は、止め方を知らなかったので、ログアウトしたそうです。


emo8889 Xeno: 可愛そうな話ですね。


sheila6225 Allen: 後で、その男性は謝ってきたそうですけど、これって、レイプだと思うのですよね。

ちょっと前に、国名は失念しましたが、レイプの疑いで、

どこかの警察が捜査に入るというような報道がありました。


emo8889 Xeno: 現実さながらじゃないですか。


sheila6225 Allen: その時、SL内でのそういう行為は、
お互いに合意の上で、自分でアニメーションのイエスを押さないと出来ない訳ですから、
レイプはありえないという意見がありました。
しかしさっき述べた、初心者の女性の話を聞くと、レイプもありえるのだなと思いました。

騙されて、望まない行為を強いられたのですから。


その話が最近では印象に残っています。


匿名性というのが、物凄くネックになっていると思います

emo8889 Xeno: 他には最近SLに株式市場というものが出来つつある、というエントリーがありましたね。


sheila6225 Allen: WSEとISEとAVIXの3つです。普通の株式市場と一緒ですよ。




会社が株式を発行して、IPOで、新規に売り出しをします。
その後IPOが終わると、その株式は、株式市場で、取引されることになります。
各会社は、業績に応じて、時々株主に配当を払います。


emo8889 Xeno: SLのそのような株式市場をどう思われますか?


sheila6225 Allen: 透明性、それから、各企業を測るための統一されたモノサシ、

信用を担保する仕組み、そういったものが整備されない限り、流行らないと思います。


SLの世界は、匿名性の世界で、アバターの背後に誰がいるかわかりません。
壮大な事業目論見書を作って株式を発行し、IPOでお金を集めた後、
そのお金を、米国ドルに変え、ログインするのを止めてしまうことも出来るわけです。
その場合、株主たちがお金を取り返す仕組みは、今の所ありません。


emo8889 Xeno: 仰る通りですよね。


sheila6225 Allen: AVIXなどでは、各会社のCEOのRLの名前を公表するようにしているみたいですが、
それでも、その公表された名前が本当のものかどうかは、判らないわけです。
匿名性というのが、物凄くネックになっていると思います。



emo8889 Xeno: そんな過去の記事を通して、今感じるSLの印象に付いて教えてください。


sheila6225 Allen: SLの世界は、個人が好きな事を出来る世界だと思います。
けれど、その好きな事をやる場合に、どうしても他人と摩擦が起きる場合があります。
SLの世界には、コミュニティースタンダードのほかに
ルールというものがありませんので、摩擦が起きた場合や
そういうことがたくさん起きた場合に、これからどうなっていくのか、
非常に興味があります。


emo8889 Xeno: 今でもトラブルは各地で起こってますからね。


sheila6225 Allen: 例えば、メインランドが小さく分割された土地と、
その上に立つ、広告の看板だらけになってしまうのだろう?とか。

上手く説明ができないのですが、法律とかルールとかが存在しない世界で、
人々が上手くやっていけるのかどうか、興味があります。


株式市場にしても、先ほど言った、悪意をもって、

お金を持ち逃げするような会社経営者ばっかりだったら、
そのうち、株式市場は廃れてしまうと思うのですよね。


emo8889 Xeno: 社会面の視点ではどうでしょう?


sheila6225 Allen: 全体的な印象としては、何しろ、ニュースが増えてきて、追いかけるのが大変です。
ただ一番感じているのが、 SLがシステムとして、上手くこの先も行くのだろうかということです。
というか、リンデンラボ社の経営体制です。


emo8889 Xeno: それは具体的にはどういった事になりますか?


sheila6225 Allen: まず、スティペンドのことですけど、多く払われた時がありますよね。
それと、支給が遅れた時とかもありましたよね。


あとは、一部のクレジットカードで、リンデンドルが購入出来なかったりとか、
インワールドから、リンデンドルを購入する機能が、一時的に使えなくなったりとか。
そういうのを見ると、そういうお金まわりの事が、あまりしっかりしてないように思えて、
お金の事は、企業の生命線だと思いますので、大丈夫だろうかと。

「女性アバターがおへそを見せるのはいけないなんて事に・・・」

emo8889 Xeno: 大掛かりなビジネス展開をするには不安定ですよね。


sheila6225 Allen: あとは、リンデンラボ社が最近発表した規制の事ですが、
エイジプレイのこととかです。
子供の姿で、性的な行為をするのは禁止すると、この前公式ブログで発表がありましたよね。

http://sheila6225.blogspot.com/2007/06/blog-post.html


児童ポルノはダメなのは理解できますが、過度に性的なものとか、暴力的なものと禁止するとか。
以前はそんなことを言ってなかったのに、ドイツのマスコミで報道されてから、
急に厳しくなったように感じます。


emo8889 Xeno: 暴力的な表現となると表現方法に関わってきますね。


sheila6225 Allen: ええ。
外圧により、表現の自由がどんどん狭められていくような感じがします。


それに、リンデンラボ社は、海外にもサーバを置く事を計画しているらしいですから、
ひょっとすると・・・例えば、性的表現に厳しい国におかれたサーバにあるSIMでは、
女性アバターがおへそを見せるのはいけないなんて事になるかもしれません。
まあ、これは、極論ですが。


emo8889 Xeno: では最後に読者の方にメッセージをお願いします!


sheila6225 Allen: セカンドライフは、個人が自分の夢を楽しむところだと思ってますので、
みなさんも、一杯楽しんでください!


emo8889 Xeno: ありがとうございました!
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記事1エントリーで数時間を要するという事もあり、
SLの世界を非常によく分析されたブログだと思います。


驚くのがあれほどの記事を書きながら統計学は専門ではないという事です。

また視点が世界の市場に向いていますので、最新のインワールドの状況やビジネス展開などが
このブログを見て知る事ができます。
そしてその中でsheilaさん自身が考える問題点などは非常に興味深いですよね。


是非ビジネスを考えるみなさんは巡回ブログの中に「Second Life 体験&探検 」
入れてみてはいかがでしょうか?

少し前にKABUKIのムービーの号外を掲載しました。
素晴らしい内容、品質のムービーだったんですが、
実のそのムービーの最後のクレジットロールに、今回のサプライズのヒントが隠されていた事はご存じですか?

http://backandforth.yu-yake.com/movie.html


以前も記事にさせて頂いたように、KABUKI SIMはクリエイティブに溢れた世界で、
コンテンツレベルとしても非常に高いレベルにあります。


そして今回は号外としてそのKABUKI創始者のNOMURA Millandさんより、
サプライズ発表を頂きました!


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emo8889 Xeno: まず今回サプライズという事ですが、発表をお願いします!


NOMURA Milland: はい。今回、セカンドライフを始めとする、
サイバースペースに特化した制作会社として、株式会社EXP(http://exp-secondlife.jp/ )をスタートします。


http://slurl.com/secondlife/Cyber%20Adventure/90/92/39


制作全般からプランニングまで総合的にやらせていただき、
企業がセカンドライフへ参入する際のコンサルティングが業務内容となります。


emo8889 Xeno: KABUKIのクオリティが広がっていくんですね!
となると気になるのは製作メンバーですが。


NOMURA Milland: 現在、約10名がすでに在籍しています。


Ewan Malle,poidowl Poikolainen,Terrace Orman,Hern Worsley,Wewi Yin,BettiePage Voyager,uRieL Soothsayer,
Manji Nishizawa,SAZAE Yoshikawa ,shizuna Jeffries ,Kabuki Ewing,
Nemooon Saiman,shin Mathilde ,yutopian Burton,Rei Gully


が今の所、在籍している専属メンバーかな。もちろん自分自身もクリエイターとして参加します。

他にもDonmai FrederickさんやJune Dionさんを始めとする有力な方々に協力いただいています。


emo8889 Xeno: 素晴らしいメンバーですね!


NOMURA Milland: はい、自分もそう思います。
実は僕は大胆なようで意外と慎重な面もあるんです。
今いるメンバーの構成に僕も自信が持てたので、法人化を決意しました。

このメンツなら、この戦いを乗り切れるぞと(笑)


3Dの世界でSIMを作ると言うのは並大抵の作業ではありません。
僕は、チームワークが一番大事だと思います。じゃないと量と質をキープしながら大きな事は出来ない。
だから僕はクリエイターのみなさんに感謝をしながら大切に付き合っていきたいと思ってますよ。


emo8889 Xeno: それも従来のKABUKIからのスタイルですね。



http://slurl.com/secondlife/KABUKI/128/128/0

NOMURA Milland: うん、そう思って貰えると嬉しいです。


emo8889 Xeno: ではEXPを立ち上げられたキッカケや理由等を教えてください。


NOMURA Milland: dai lageosさん からお話を頂いたのが最初のきっかけです。


KABUKIを作った時の理由も、自分で面白いと思える場所がなかったので始めた、
というのが1つの理由ですが、今回も同じく企業SIM面白い物がないなら、
自分達で作っていってやろうというのが理由かもしれません。

あとはDaiさんを始めとするサイバーアドベンチャー株式会社(CEO大槻透世二氏)のみなさんと出会えた事でしょうか。

歌舞伎町のルノアールでお会いしたんですが(笑)、大変ご丁寧にお招き預かりましてまず感動しました。

お話を伺い目標とするところ・理念に大変共感できました。個人的にもウマがあいましたね(笑)


emo8889 Xeno: EXPの経営理念、経営信条は?


NOMURA Milland: セカンドライフをきっかけとして、
今まさにサイバースペースというものが大きく動き始めようとしています。
そのサイバースペースという流れの中で、常に最前線でクリエティブな制作を

チャレンジし続けていきたいと思っています。

そして、常に人の人の心の琴線に触れるようなモノを作っていきたい。

それが、面白いものでも情緒的なものでもアーティステックなものでも真面目なモノでも同じです。
流れについていくのではなく、自分達がその流れを作っていける一因になる事が出来れば幸いです。


emo8889 Xeno: ちなみに現在どのようなプロジェクトが?


NOMURA Milland: すでに打ち合わせは多数始まっています
どれも守秘義務があるので詳しく話せませんが、企業SIMは参入する際、今はほぼPR目的で入ってきますが、
そのPRの方法・表現の仕方のレベルを一気に引き上げたいですね。


まだまだ3D世界の特性を活かしたPRが出来ているところは少ないと思います。
そしてそれは、他業種からの参入ではなく、セカンドライフのヘビーユーザーとして、
キャリアを始めた自分達にこそ出来ると思っています。


emo8889 Xeno: ヘビーユーザーとして出来る事とは?


NOMURA Milland: つまり、ユーザー視点でのクリエイティブが出来るということで、
体験(エクスペリエンス※社名の由来)を伴った制作・コンサルティングが出来るということですね。

この点はみなさんが思っている以上に大きい点だと自分は思っています。


作っている物を見れば「この人はセカンドライフで遊んでいる人かどうか」というのはすぐ見抜けます。

つまり、作り手の愛着や思いがモノに伝わるんです。
今までと同じようにワクワクドキドキ・人の心に届くような企業SIMを作っていきたいです。
emoさん、企業SIM行って面白いと思った事ありますか?


emo8889 Xeno: 広告ばかりでつまらないですね。


NOMURA Milland: 広告であってもいいんですよ。広告も社会をキャンパスとしたクリエイティブなことです。
ただそれがあまりにも、一歩通行でつまり「コミュニケーション不足」に陥ってると思うんです。
ユーザーとのコミュニケーションが取れていない、この点においては、

もっともっと現実世界の広告を見習うなり提携するなりして、引き上げなくてはいけない。

現実世界の方がまだまだよっぽど凄い事をやってる状態です。
これは難しい課題ですが、そこに常にチャレンジし続けていきたいと思っています。


「EXPの強みはクオリティ・セカンドライフを

真に理解したプランニング・スピード」

emo8889 Xeno: そんなEXPの強みを教えてください。


NOMURA Milland: クオリティ・セカンドライフを真に理解したプランニング・スピードですかね。
まず、ハイクオリティなものを必ず提供することを目標とします。そして、それを納品するスピード。
今は、どこの業界も様子見の横並びですが、その中でもそろそろ先行有名企業が参入を始めてきています。
もしくは水面下で準備を始めています。
なので、思いついたときから参入までのスピードは重要なポイントになっています。


ハイクオリティを維持したまま、制作スピードが早いという事は
KABUKIという密度の高いコンテンツを、SIM単位で実践してきた体験がベースとなっていて、
私達はその点においてかなりのアドバンテージを持っていると思っています。

またそれらの体験をベースに一部システム化することによって更なる効率化を図っています。


あとは、先ほど話した通り、僕達はクリエイターでもありユーザーでもあるので
セカンドライフをしっかりと理解した上でのお手伝いが出来るという事ですね。これが一番大きいよね、やっぱ。


emo8889 Xeno: この参入企業が乱立するなかEXPの自信はありますか?


NOMURA Milland: 自信というと難しいですが、当然なければ法人化はしていません。
ただ冷静に現状を分析するなら、今この世界はまだまだ狭く競合といえるほどの他社は存在していません。
これからだと思っています。


ただ、本来クリエイティブな事ってのは競争するようなもんじゃないんですね。

お互いが刺激あうような良い意味での競争であれば作品に良い影響が出ますが、

そうではない競争はクリエイティブな現場からは遠ざけるべきだと思います。


だから、あくまでも僕達は制作がメインなので、自分達の表現を追及していきたいと思っています。
ただ、会社としてやる以上、他社との競争原理は働きます。
最後に勝つのは良いコンテンツを生み出せる所と、コンテンツホルダーになっていくと思います。

当たり前ではありますが、それに尽きると思います。良いモノを作り続ければ必ず評価される、

というのが僕がKABUKI作成で得た経験則です。


私達は、居住区ではないKABUKIを始めとするユーザー参加型のエンターテイメントコンテンツも、
同時に作り出し保有していこうと思っていますよ。


emo8889 Xeno: そうして法人を立ち上げるほどSLは可能性のある世界でしょうか?
仮想世界の可能性は大いにあると思いますが、それがSLなのかどうかは議論されていますよね。


NOMURA Milland: 僕もそういう意味で「セカンドライフ」ではなく
「セカンドライフをはじめとするサイバースペース」と表現しています。
MagSLのNeko Linkさんも インタビューで他の仮想空間へ参入にも言及していましたね。


emo8889 Xeno: うん、そのように仰ってました。


NOMURA Milland:これからはですね、「マルチバース」と言いまして
仮想空間があちこちに乱立する状態に入っていくと思います。
これは何年も前からVRやサイバースペースの研究世界では予告されていた事で、やっと時代が追いついたんです。

更に先を言うとその乱立する仮想空間間が今度はつながり始めていくという研究結果もでています。

おそらくそうなるでしょうね。


たとえばSBI等はその乱立する、仮想空間間をつなぐ金融システムの構築に、チャレンジしようとしています。
ですから、自分もセカンドライフを含めた、仮想空間全体の制作会社として考えていますよ。


emo8889 Xeno: 全てが市場なんですね。


NOMURA Milland:ただ、個人的にはセカンドライフがしばらくは圧勝だと思います。
資本力もそうですが、なによりリンデンのコンセプト・思想・行動力が素晴らしいと思いますので、
他の追随を許さないで、しばらくはマルチバースの中で主流となって独走すると予想しています。


何にせよ、セカンドライフ以外の、仮想空間が乱立する事は僕達にとって良い事です。
その分市場が拡大するんですから(笑)


emo8889 Xeno: そんなSLに企業がどのような意識を持って参入していけば良いと思いますか?


NOMURA Milland: この世界は誰でもモノが作れる総クリエイターのような世界でもあります。
そういう中で企業が参入するんですから「いいモノ」を作る事を
しっかりと我々みたいな制作に要求して欲しい。そして、そしてそれをきちんと評価できる目を持って欲しい。

自社でムリなら代理店にお願いしてください。良い物を作っても反応がないと悲しいから(笑)


残念ながら、現状では企業SIMのクオリティの低さに、ユーザーのブログ等では
失笑が漏れるようなケースが少なくありません。


これは逆に言えば、それだけユーザーは期待した目で見ているという事で、
つまり、「あの企業が参入するんだから、どんなものを一体作って来るんだろう!?」みたいな。
その期待に答えられるような参入が出来れば、
それはお金に換えられないほどの価値を持つ事になると思います。


emo8889 Xeno: そんなEXPにとって先に製作したKABUKI SIMはどうなって行くんですか?


NOMURA Milland: KABUKIはEXPが保有するコンテンツの1つとなります。
その母体であるEXPは法人化しますが、KABUKIが持つコンセプトは変わりません。

これまでのコンセプトを元に、今のままの雰囲気を保ったまま更なる拡大・ブラッシュアップしていこうと思います。
企業色が溢れるような事はさせません。ここは今のビジターの方達の憩いの場所でもありますから。




emo8889 Xeno: KABUKIの拡大?


NOMURA Milland: あ、それについては秘密にしておきましょうw


emo8889 Xeno: 今後のプレスリリースは予定していますか?


NOMURA Milland: まず、VR(バーチャルリアリティ)の第一人者である、
大槻さんがCEOを勤める、株式会社サイバーアドベンチャー(http://www.cyber-adventure.com/ )と
業務提携を発表するプレスリリースを行うことになると思います。
その後もいくつかプレスを予定していますが、守秘義務があるので、発表を楽しみにお待ちください。


「一緒に楽しみながら妥協無く作り上げていきましょう」

emo8889 Xeno: では読者の方へのメッセージお願いします。


NOMURA Milland: EXPでは若干名ではありますが、クリエイターを募集しています。
主に建築に興味があるビルダーは需要が高いかもしれません。
あと、EXPの特徴としてクリエイターのみなさんの立場をきちんと保護しつつ、評価する体制を整えています。

本来、人との付き合いって面倒臭いもんなんですよ(笑)


そういうのはEXPの他部門できっちりと対応しますので、

クリエイターのみなさんは自分の作品だけに集中しやすい環境を作ろうと思っています。


emo8889 Xeno: といいますと?


NOMURA Milland: クリエイターとしてのEXPへの関わり方は複数用意されていて、
メインでがっちりいくもよし、登録制のように自分の能力がマッチするものだけ希望するもよし。

RLで本業を持たれている方は、ゆっくりリラックスする為に、SLをやっているという人も沢山いると思います。


そういう方々のセカンドライフに支障がないように、お付き合いしていきたいと思っていますので、
興味がある方は、遠慮なくインワールドで声をかけていただくか、メールをください。

チーム単位での参加・取引も歓迎です。やる気がある方にはどんどんチャンスを与えますし、

経験が浅い方にはスキルアップのための養成コースも用意する予定です。


emo8889 Xeno: 養成コースってどういった感じなんですか?


NOMURA Milland: まだ詳しくは決めていないんですけども、
イメージとしては、どの作業もある程度システム化することが出来る部分が必ずあるんです。
本来なら、時間をかけて試行錯誤しながら学んでいく部分を、
私達の経験を元に、現場でそのエッセンスを教えながら、
どんどん経験を積んで体で覚えていくような感じですかね。


emo8889 Xeno: なるほど。


NOMURA Milland: 仕事となると、自分の興味と合わない事も出てくると思いますが、
今まさに動き出し始めたこの「サイバースペース」という化け物みたいな存在と、
最前線で関わり続けていくことが出来るというのは、大変にハッピーな事だと思います。


今この時期に、SLに関わる事が出来たみんな全員、凄くラッキーな事なんです。

日本だけで数千人しかいない。宝くじに当たったようなもん(笑)

みなさん一緒に楽しみながら妥協無く作り上げていきましょう。


emo8889 Xeno: ありがとうございました!
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NOMURAさんのKABUKIと言えば夜の街というコンセプトとして、名が知れ渡ってますが
あくまでそれは1つのコンセプトで、ビルドのハイクオリティはもちろんの事、
コンテンツの内容も、実に新しい試みが非常に行われており、
新しい手法とアイデアでSLの可能性を開拓し続けたSIMでもあります。


そのクオリティレベルで、今後参入してくる企業がさまざまなPR活動出来るとなると、
我々一般ユーザーがもっとSLを楽しめる世界になるという事です。

そんな世界を作り上げるEXP は今後目を話せない存在です、是非今後の活動をチェックしましょう!