べレン
セトゥバルからまたリスボンにバスで戻ってきて、同じホテルにチェックイン。午後は有名なエッグタルトを食べる予定だから、お昼は軽く。

豚の薄切りをぐつぐつ煮てるところが外から見えるお店に入りました。
カウンターで立って食べるお店。

サンドイッチとスープをシェアしました。そうでもしないと胃がもたない!
トラムに乗ってべレンへ行きます。途中下車して国立古美術館に寄りました。ヒエロニムス・ボッシュの『聖アントニオの誘惑』を見たかったので。この美術館には狩野派の南蛮屏風もあって、長崎の町を歩くポルトガル人を見るのもおもしろいです。当時日本人が見たポルトガル人の様子がわかります。銃もキリスト教も南蛮漬けも持ってきたポルトガルって、日本と結構つながりがあったんですね。なかなか見所の多い美術館でした。

べレンに着きました。有名なパスティス・デ・べレンはジェロニモス修道院のすぐ横にあります。1837年創業。

これが元祖エッグタルトのパスティス・デ・ナタ。400度で焼くという皮はパリパリ、ちょうどいい甘さのクリームも滑らかでおいしい!シナモンと粉砂糖を好みでふって食べます。コーヒーもおいしい!さすが老舗!!ウェイターのおじさんもしぶい。

さあ、これが世界遺産のジェロニモス修道院ですよ!
バスコ・ダ・ガマのインド航路発見を記念して、エンリケ航海王子が設計した礼拝堂を基に、マヌエル1世によって建てられた修道院です。マヌエル様式の最高傑作とされ、ロープや花などの細かいモチーフの彫刻が一面に施されています。

ヴァスコ・ダ・ガマが持ち帰った富で造られました。ハンパないですね。もうどんだけお金があふれてたのか。
入ってすぐの回廊は圧巻です。

開放的な回廊。

なんてやわらかい色!



サンタ・マリア教会も石造りで、実に壮麗。

教会の柱はヤシの木を模しているんだとか。

教会の中にはヴァスコ・ダ・ガマの棺があります。
ジェロニモス修道院から少し歩いたところにべレンの塔があります。司馬遼太郎をしてテージョ川にたたずむ公女と形容せしめた美しい要塞。

べレンのベラルド美術館は近現代の作品が展示されています。

ここもなかなかおもしろかった!
Setubalのポサーダ

街のはずれにある丘の上をずーっと登って行くと、サン・フィリペ城があります。荷物があったのでタクシーで行ったけど、ハイキングがてら徒歩で登ってくる人もいました。

サン・フィリペ城はイギリス軍の攻撃からポルトガルを守るために1590年に、フィリペ1世によって築かれた要塞です。


ポサーダは古城や修道院や貴族の館など、国の重要文化財を改築したポルトガル国営の宿泊施設。このサン・フィリペ城は1960年にポサーダに改築されました。

歴史的遺産を維持しながら観光も促進するいいシステムですね。なんたってお城に泊まれるんだから!

受付にあったオレンジ・フレーバーの水。
受付の隣にあるコモン・ルーム。奥にはバーがあります。

泊まった部屋です。広くて、清潔。くすんだ青と緑が基調のトーンで、明るくて思ったよりモダンな感じ。お城の中というと、もっと暗い感じを想像してました。居心地いい~。リネンもいかにも上等。壁紙かわい~い。

バスルーム。古い施設かと思ったら、設備は最新式です。

部屋から眺める景色は絶景。

漁船が朝早く漁港を出て行くのを眺めてました。

中をいろいろ見て周りましょう。

廊下もアンティークがいっぱい

ダイニング・ルーム。ここで夕食を食べました。

城塞なので堅牢な造りですね。

小さなチャペルがあります。

18世紀のアズレージョ。

さあ、ディナーですよ。今回の旅行で一番フォーマルでした。

料理を鍋ごとテーブルの横まで持ってきてくれて、そこでお皿に盛り付けられます。だから熱々。うれしいな。

Donちゃんのラム肉の赤ワイン煮。やわらかくてほろほろ。

私はかじきマグロ。まあこれが焼き加減もすばらしく、しっとり、ソースもたいへんおいしかったです。じゃがいもも完璧。さすが、ポサーダのレストラン。ポサーダはレストランだけ利用することもできるので、ポルトガルに行ったらぜひ。

デザートのケーキも甘すぎず、しっとりおいしかったです。
ポサーダは人気があって、夏は特に予約をとるのが大変だし、高いだろうな、と思って予定に入れてなかったので、すごくうれしかったです。
身に余る誕生日プレゼントでした。
Setubal
リスボンに着いた次の日、バスで1時間くらいのところにあるセトゥバルという近郊の町に行きました。
Setúbalは風光明媚な海岸で知られていますが、私のお目当ては別のところに。
それは、もちろん、シーフードを食べること!
Lonely Planetを頼りにお勧めレストランを探すも道に迷う・・・
迷ったおかげで昔ながらの街並みを見ることができました。
いい感じに色褪せてますね。
人に道を聞くとみんな親切に教えてくれるんだけど、入り組んでて全然わからない!
やっと見つけた!ここはチョコ・フリットで有名なのです。チョコといってもチョコレートじゃないんですよ。コウイカのことです。
King of Choco Frito!
このイカは日本ではあまり食べないかも。
出てきました!まあ、なんてシンプルな。まさにイカの揚げ物以外の何ものでもありません。身はなんて分厚い!そうです、それがコウイカなのです。
やわらか~い!うま~い!!!
衣がいい感じ!これを食べに1時間バスに乗る価値あり!絶品です。
こんなに揚げ物を食べても全然胃にもたれません(最近はラーメンの方がよっぽどきついわ・・・)。問題なく完食しました。
つけあわせ。
サラダもシンプルこの上なし!
Donちゃんは更にデザートのアイス・クレムブュレを注文。手作りじゃなくてもこのブランドのはおいしいんだそうな。
これ、すごーくおいしかったそうです。
あ、カウンターにチョコ・フリットのサンドイッチが!すかさず写真に撮る(店員さんもこんなものをわざわざ写真に撮る観光客をおもしろがってました)。
まあ、こんなナイフ付で、なんて豪快な!
まさに地元の漁師さんという風情のおじさんが食べてました。ビールといっしょに。なんかかっこいいわ~。
Casa Santiago
Av Luísa Todi 92
tel: 265 221 688
もう一つの目的はマーケットに行って、ケソ・フレスコ(フレッシュなチーズ)を食べること!これはポルトガルの食べ物について、事前に読んでいた本で、筆者の方が、ポルトガルに着くとまずそこに行ってケソ・フレスコを食べると書いてあったところです。そんなにおいしいんだったら、試してみなきゃ、ということで、次の日の朝、マーケットに行きました。
なんかいい感じのピンクだわ。
市場内のアズレージョも素敵。ここは漁港のすぐ近くです。
ポルトガルで見たどのマーケットより地元の人で賑わってます。
水揚げしたばかりという感じで、超新鮮。
これはトラウト?
タコですね。
これがコウイカですよ。
さあ、お目当てのチーズ売り場へ急げ!
おおっ!売り切れ寸前。
これは羊のミルクで作ったものらしいです。その場ですぐに食べました。ええ、プラスチックのスプーンをこのためにシンガポールから準備していましたからね。
まあ、なんてクリーミーで、とろけるようなおいしさ!これは持って帰れないなあ。
これでSetúbalでの任務完了!ああ、ポルトガルはほんとにおいしものにあふれてるなあ・・・