彼は
ごめんなさい。
〇日に決めて話してたわけじゃやないんだけど、そっちに偏った話し方になってたのを後で気づいた。
えみちゃんは頑張ってる。
僕も出来るだけ支えていきたい。
って返事が返ってきたのだけど、私ははじめて、自分の意志でこのLINEを朝まで既読スルーしたんだ。
彼と付き合ってから初めて意見の食い違いで既読スルーをしたんだ。
朝になって彼にLINEを返したの。
書類とか全部揃えるのも大変だったんだ。
その都度息子からの委任状が必要だし、行く場所は一か所じゃないし。
不動産の名義変更だって考えるのにそれなりに時間を費やしたんだよ。
私が根本を理解してなかったら、間違ってたときになぜ間違ったのかも理解できないと思ったから、ツールなどは使ってない。
ちゃんと自分で考えて申請書も作ったんだ。
それなりに大変だったんだ。
他人の私が色々な理不尽を一人でがまんしてやっとここまできたの。
だから楽しみたかった。
彼くんにとってはいつでも良い事だし、合理的で効率的な日程が良かったのだろうけど、非合理的な感情もある。
こんなに辛くて大変だった時だからこそ、感情を優先してほしかった。
そりゃ、いつも愚痴を聞いてもらえてたから、それは支えになってたし、ありがたいなって思ってたよ。
でもどこに電話をしても、最初は「あなたは他人よね」攻撃を受けてきたから本当に辛かったんだ。
とね。
寝起きだからか、だいぶ感情的だし、どうしてそこまで感情的になってしまってるのかが、自分でもわかってなかったな。
とりあえず今まで我慢してた辛かった気持ちを吐き出したかったのかもしれない。
ちなみに、彼には大袈裟にアピールしたのだけど、不動産の名義変更と抵当権抹消の申請書作りは楽しかったんだ。
確かにそれなりに時間を費やしたし、最初は何をもとに登録免許税の計算をして良いのかすらわからない状態だった。
不動産の登記簿謄本の見方もわかってなかったし、固定資産評価額証明書の見方もわからなかった。
マンションだから土地の持分割合とかもあるし、頭がこんがらがってしまったのだけど、法務局のホームページと司法書士のサイトを色々と見ていくうちになんとなく理解できてきて、理解した後はさくさくっと申請書が作れたので、良い経験になったと思ってる。
もし、元夫のマンションを売ることがあったら売却の申請書も作ってみたいと思えたくらいなんだ。
話を戻して
彼は
えみちゃんの辛さや苦悩は僕が想像できないくらい大変だったんだと思ってる。
えみちゃんと一緒に僕が手続きをすることが出来ればもっと負担は減らせるのにって思ってた。
でもそれは無理だから、僕に出来ることは話を聞いたり、お金のことは心配しないでねって言うことだけだった。
えみちゃんの気持ちを受け止めてるつもりだったけど、ちゃんと理解出来てなくてごめんなさい。
って言ってくれたんだ。
で、この時にようやく私が本当に嫌だったことが何かに気付いたの。
私が拗ねてしまったのは、この元夫の件で辛かったことが原因ではある。
あるけれども、その辛さを彼に全て理解してもらおうとは最初から思ってなかった。
理解できなくて当然だよねって思ってたし。
愚痴を聞いてくれたり、一緒に書類を見てくれたり、どうすればいいかを考えてくれてた彼の姿勢には、だいぶ救われてたし支えられてたの。
感謝することはいっぱいあるけど、責めることなんて何もないの。
だから、私の辛さを理解してくれてないって責めたいわけではなかった。
自分で自分の話の方向性がズレてしまってることに気付いたの。
一番の目的は、元夫の件での辛さからやっと解放されつつある私にご褒美を与えて欲しいということだったの。
そのご褒美が明日のお泊りだった。
だけど、それを先延ばしにしようと言われたことが一番悲しかったのだということに気が付いたの。
それで彼にこんなLINEを送ったの。
実際対応してみないと、私から話を聞いただけではどんな状況なのかはわからないもんね。
それは仕方ない。
そこを責めたいわけではなかったの。
私が一番悲しかったことは、お泊りを〇日にしたら良いんじゃないかと言われたことだった。
私は明日○○に行くことが一番の目的ではなかったの。
やっと不動産の名義変更まで終わって一区切りついて安心したから、明日は彼くんとお泊りをしたかっただけなの。
場所とか、天気とか、本当はそこまで重視してなかった。
ただ、彼くんは合理的だから目的が必要だろうと思って、それなら○○に行けたら良いなって思ったの。
○○を見るのは楽しみだし。
でもそれは来月だって良かった。
だから、天気が悪くて先延ばしになっても全然良かったの。
お泊りが先延ばしになることが悲しかったの。
そんな感情は言わないと理解できないよね。
ごめんなさい。
ってね。
で、彼は
僕が勝手にお泊りと○○をセットに考えちゃってたから変な方向に誘導しちゃったんだ。
最近お出かけ出来てなかったのもあって、出掛けること自体を目的とはき違えてた。
えみちゃんにちゃんと確認を取れば悲しい思いをさせずに済んだんだと反省した。
と言ってくれたんだ。
通常だと私もお泊りとお出かけをセットに考えてるから、今回の私の精神状態がいつもと違うのだと思う。
そう。
最近お出かけが出来てなかったのは元夫のせいでもあるから、彼くんにもお出かけが出来てないことで我慢させてしまってたのだろうと思ってしまい、本当の目的が何なのかをちゃんと言えなかったんだと思う。
久々のお泊りというのもあって、コンディションとか気にしすぎてた。
僕は全然我慢とか思ってないよ。
えみちゃんに楽しんでほしいし、一緒に楽しみたいという僕の気持ちが先行しちゃったから良くなかったんだと思う。
雪が積もった道を車で遠出するのはさすがに怖いだろうし、運転するのも疲れちゃうだろうから、現実的ではないなって思ってたの。
でも、お泊りはやめたくなかったの。
彼くんは悪くはないのだけど、お泊りが先延ばしになるのが嫌だったの。
そこを上手に伝えられなかった。
ごめんなさい。
というやり取りを重ねた結果、明日は予定通りお泊りをすることになったんだ。
どこで何をするかは、会ってから話そうということになったの。
こんな目的も予定もないお泊りは初めてだわ。
この記事に書いたとおり、恋愛とはめんどくさいものなんだよね。
自分の理想通りの人になんて出会えないよ。
出会えたと思っても、付き合ってるうちに何かしら食い違いは起こる。
私たちだってそれなりに食い違いを起こしてきてるもの。
大きな喧嘩に発展してないのは、その都度冷静にすり合わせをしてきてるからだと思う。
でも、彼とお付き合いを始めてからの私は一度も我慢はしていない。
それでも、譲れないところは譲ってないけど、受け入れられるところは受け入れるようにしてきた。
そうやって関係性を築いてきたし、信頼関係も育んできた。
自分がしてほしいことやしてほしくないことを伝えて、パートナーからも自分がしてほしいことやしてほしくないことを聞いて、理想のパートナーシップを構築していくんだよね。
一緒に育っていくの。
これが理解できなかったら、きっとずっと不安からは逃れられない。
一緒に暮らしても、入籍しても、子供が生まれても、きっとどこか満たされない思いを抱え続けてしまうと思う。
だから、さっさと気づいてほしいんだよね。
自分が大切なパートナーとすれ違う前に。
前日までラブラブだったのに、急に気持ちがすれ違ってしまうということは簡単に起こり得る。
彼は本当に合理主義者だから急に私の意志とは関係のない方向に飛んで行ってしまうことも良くある。
合理的とか、効率的だという理由でね。
私は合理主義者ではあるとは思うけど、やはり女性だからか感情を優先したくなることも多い。
特にプライベートなことはね。
なので、お出かけの計画では、合理的か非合理的かでは結構意見が食い違う。
ただ、そこは私はスルー出来ることも多いので、大きな喧嘩に発展したことはないけどね。
彼が合理的だと思うなら、それに従おうっていつもは思ってる。
ただ、今回の私の目的はお出かけではなかったんだよね。
お泊りするか否かの話し合いで「私の目的は」って言葉を出すあたりは、今までの私の恋愛傾向とはだいぶ異なってる。
今までこんなに冷静に喧嘩したことなんてなかったんじゃないかな。
もっと感情的になってた。
例えば、今回の内容で考えるなら
いつもは雨でもお出かけしようとするのに、雪だと躊躇するんだ。
運転に自信がないんじゃないの?
なんて思ってもいない余計なことを言ってしまって、相手も感情的になり言い合いになる。
なんてパターンもありがちだった。
運転に自信がないんじゃないの?なんて本当は思ってないんだよ。
ただ、なんか相手を傷つけたくなるというか、嫌な言葉を投げたくなってしまってたの。
相手を傷つけたくなるなんて良くないよね。
まあ、それでもそんな感情的な喧嘩の仕方をしてたのは30代前半までのような気もするけどね。
元夫には冷静に話さないと身の危険を感じてたので、言葉を選ぶようにはなってた。
でも、強気のことはがんがん言ってたな。
しかも冷たく言い放ってた。
なので、関係は拗れるばかりだったわ。
彼とだからこんな風な喧嘩の内容になるのだと思う。
実際、悲しい思いはしたけど、心は乱れていない。
既読スルーをした日も良く眠れたし。
それに、気持ちがすれ違ってしまったのは、きちんと本心を話せていなかった私の責任だからね。
私がしっかりと説明しなかったから悪いんだ。
でも、彼にも言った通り、元夫のせいでだいぶ彼にも行動を変えてもらってるから、それが申し訳なくてすぐに自分の気持ちを伝えられなかったんだ。
彼はお出かけありきのお泊りがしたいのだと思ったからさ。
だけど、結局、拗ねて拗らせてしまってた。
めんどくさい女だぜ。
最終的には、きちんと本心を伝えられたし、彼が久しぶりのお出かけだからコンディションを気にしてくれてたこともわかった。
そして、彼はやっぱりお出かけすることを楽しみにしてくれてて、楽しみがゆえにコンディションも気にしてくれたのだということも理解出来た。
それなのに、ここ最近はお出かけ出来てなくて本当に申し訳ないわ。
そして、明日もお出かけは出来そうにない。
だけど、彼は我慢はしていないと言ってくれたし、私の気持ちも尊重してくれた。
やっぱり素敵な人だなって思う。
もちろん、私も彼との関係性においては我慢は一切していない。
だからこそ、喧嘩しちゃうんだろうね。
お久しぶりの喧嘩(夏以来だね)だったから、より一層私たちの愛が深まったことでしょう。
以前の喧嘩の記事はここら辺。
というわけで、明日のデートが楽しみだな。
バレンタインのチョコとプレゼントはすでに購入済だからね。
喜んでくれると良いな。