私は元夫が亡くなってからの一連の自分の行動を振り返って、確信したことがある。
それは私は自分から動かないと気が済まないということだ。
誰かに何かを言われてから行動するのが好きではない。
以前からそうなんだよなって思ってたのだけど、今回で確信した。
私は何に対してもそうだけど、自分から動く。
しかもすぐに行動に移すので、めっちゃ能動的だ。
能動的の反対は受動的だよね。
私が思うに、常に悩んでいたり、常に不安を抱えていたりする人には、受動的な人が多い印象を受ける。
恋愛観を聞いてると本当に受動的だなと思うことが多々ある。
パートナーに対して
これをしてほしい。
あれをしてほしい。
これはされたくない。
あれもされたくない。
気付いてほしい。
わかってほしい。
等々
大体受け身で考えてる。
主語が自分ではなく相手なんだよね。
そして、パートナーにしてほしいことだらけなのになぜかパートナーには直接言えない。
言ったとしても悩みの本質ではなく、うわべだけの話をするので、パートナーは悩みの本質が別にあるなんて理解できず、話を聞いたうわべだけの問題を解決しようとしてくれる。
よって、悩みの本質はなくならない。
なぜ悩みの本質は言えないのか。
そこに自分の本音があるからだ。
なぜ本音を言えないのか。
それは
本音を伝えたら嫌われそうで怖いから。
めんどくさい人と思われたくないから。
してくれない理由を聞くのが怖いから。
仕事が忙しそうなので困らせたくないから。
等々。
やっぱり全て受け身で相手主体。
まあ、私もそう思ってしまっていた時期があるので、怖がってしまう気持ちは理解出来るけど、恋愛は相手主体ではどこかで歪みが生じてしまうだろう。
その結果、我慢をすることになり、自分自身がしんどくなる。
恋愛は二人でしていくものだよね。
どっちかが我慢してたらうまくいかない。
本音を伝えて嫌われでしまったなら仕方ないじゃん。
意見のすり合わせも出来ずに、嫌いになってしまうような相手はこっちから願い下げでいいじゃん。
そもそも恋愛とはめんどくさいものなんだよ。
そのめんどくささを二人で楽しめるようにならなきゃダメなんだよ。
怖くても、理由を聞くしかないんだよ。
そして、相手の気持ちも尊重しながら二人で意見をすり合わせていって、居心地の良い状態にしていくんだよ。
困らせていいんだよ。
自分勝手でわがままではダメだよ。
相手のことは尊重しないとだけど、そうしたうえで要望を伝えるのは何の問題もない。
どんなに仕事が忙しくてもずっと時間を作れないことなんてない!
絶対ない!
好きな相手に対してだったら尚更自ら時間を作ろうとするはずだよ。
それがパートナーシップだよ。
お互いを思いやってこそ居心地の良い関係が築けるんだもの。
いつだったら時間が作れる?
移動距離を短縮できるように二人の中間地点で会おうか?
って二人で話し合って、二人で時間を作っていくんだよ。
それをしてくれない相手ならやっぱりこっちから願い下げだね。
本音を言わず我慢し続けちゃうと相手はこれでいいんだって思ってしまうよ。
まさか本音が言えずに我慢してるなんて、お付き合いをしている相手は思わないよ。
上手くやれてるって思うくらいなんじゃないのかしら。
なんで自分で自分の価値を下げてしまうんだろうね。
なんで自分で居心地の悪い状態をわざわざ作ろうとするんだろうね。
その思考が悩みが無くならない状態を作ってしまうのではないのかしら。
それとも自分が受け身なことも、自分が我慢してることにも気が付いていないのかな?
もしかしたら、自分はどういう恋愛をしたいのかすらわかってないんじゃないかな?
自分がパートナーに求めてる人物像というか、どんな関係を築いていきたいのかすらわかってないのかもしれないね。
だから、パートナーの意見を優先し、パートナーがしてることを正解だと思い込もうをしてしまう。
結果
私のパートナーは連絡が少ないけど、私もマメな方ではないからちょうどいい。
とか
自分の仕事や都合ばかりを優先させてしまうパートナーだけど、私もいざという時は仕事を優先しちゃうからお互い様だわ。
とか
デートの予定を決めてはくれないけど、私も直前にならないと予定が決まらないからちょうどいい。
とか言い出して、自己正当化しちゃうの。
自分はどうしたいんだろうね。
私は彼がどんなに仕事が忙しくても、連絡がほしいと言い続けるし、どんなに忙しくても会えるように時間を作ってってお願いしちゃう。
なぜなら、私が彼と連絡を取り合いたいし、彼に会いたいから。
彼に限らずだけど、私の恋愛のスタンスはずっと変わってないので、私の歴代パートナーたちは、マメに連絡をくれるし、マメに会ってくれてたんだと思うんだよな。
私がそうしてほしいと伝えてるから。
パートナーが変わるたびにパートナー色に変化してしまう人もいるよね。
私も少しそういうところはある。
例えば、私は昔はそこまでお散歩が好きなわけではなかった(特に寒い冬は暖かい家で過ごす方がいいなって思ってた)けど、今の彼はお散歩が大好きで、一緒に色々なところにお出かけをして、四季折々の景色を見に行っていたら、私もお散歩が好きになった。
冬もそこまで寒いと思わなくなったんだよな。
不思議とね。
でも、変わらない芯の部分はあるから、そういうところは彼に合わせないできちんと伝えるようにしてる。
都度パートナーに合わせてしまうと、自分が本当に求めてる恋愛像は何かがもはやわからなくなってしまいそう。
自分がどんな関係でいるのが居心地が良い状態なのかがわからなくなってしまう。
もしかしたら恋愛に限らず、ずっとそうして生きてきてるから、それが癖になってしまってるのかもしれないよね。
他人の目を気にして、他人の予定を優先し、常に優先順位は他人になっている。
他人に自分の人生の舵を取らせてしまう。
だから、いつもどこか居心地が悪いし、常に何か不安や不満を抱えてるし、満ち足りた気分にならずもやもやを抱えてしまう。
そして、そのもやもやの正体が何なのかすら自分では理解できてなくなっている。
自分のことなのに、自分が一番わかってない。
だから、心から楽しいと思えない。
自分が何をしたら楽しいのかすらわからない。
そもそもなんだけど、人の好みなんて千差万別よね。
婚活の本とかに書いてあるような「こういう男性と結婚すればあなたは幸せになれる」みたいなものを鵜呑みにしても幸せにはなれないと私は思ってるよ。
例えば、私の彼。
最近の彼はすんばらしく包容力がある。
あんなクズ元夫の尻拭いを積極的にしてくれてる。
私の不安や負担を少しでも減らすために「僕は何でもするよ」ってスタンスでいてくれてる。
私の文章の書き方もめっちゃ彼びいきなので、彼はすんばらしい男性に映ってるかもしれない。
映ってない可能性も高いから、今はそういうことにさせてください。
でも、これはあくまで私目線だ。
彼だって、離婚経験者なのだから、ずっと順風満帆ではなかった。
元配偶者さんと気持ちがすれ違ったり、傷つけてしまったり、仕事優先で寂しい思いをさせてしまったこともあるだろう。
視点が変われば彼に対する印象だって変わるはず。
そもそも、彼みたいな草食系男子が苦手な女性もいるよね。
もちろん、好きな女性もいるだろうけど。
彼は私にとってはめっちゃ素敵なパートナーだけど、それは3年以上の年月をかけてゆっくりと育んできた関係性があるからだ。
他の女性と彼が同じような関係性が築けるかと言ったら、そんなことはないと私は思ってるよ。
彼は私がしてほしいこと、私がしてほしくないことを理解して、私を居心地よくさせてくれてるのだもの。
今の私と彼だからこんなに仲良く出来てるんだと思うよ。
相手が変わったら、そのしてほしいこと、してほしくないことも、もちろん変わるよね。
逆も然り。
私が彼とは違う男性と同じようにラブラブでいられるかと言ったら、そんなことはないんじゃないかな。
彼と出会って、彼を好きになって、今の関係性に落ち着いてきてるけど、そもそもの私の好きな男性のタイプはオラオラ系だったからね。
オラオラ系って私の中ではなんとなく積極的なイメージがあるの。
だから私もついつい流れに身を任せてたこともあったのよね。
彼みたいな草食系男子は初めての存在だった。
だから最初は戸惑うこともあったし、彼の気持ちがわからないこともあった。
私の方が好きが勝ってて、彼はそこまででもないのかなって不安に思うこともあった。
そういう不安に思う気持ちを都度彼に伝えてきた結果、今があるのだと思ってる。
私が彼と出会う前に恋をしていた俺様さんは、本気で私の理想のタイプだと思ってた。
ドSで、自分勝手で、わがままで、甘ったれで、寂しがり屋で、束縛しいで、私の身なりにもうるさい。
やきもち焼きですぐに拗ねるし、嫌い嫌い詐欺だったし、今にして思えばめちゃくちゃめんどくさい男だった。
今の彼とは真逆なタイプよ。
下記の記事は3年前の2月に書いたもの。
まだお花畑脳だったときにも、今日と似たようなことを書いている。
ちょっと文面が恥ずかしいけど、これも私。
わがままで俺様で少し強引なくらいな男性が好きだったけど、真逆な彼と出会って思った。
今までは、わがままな彼に振り回されてる自分に酔ってたのかも。
だから、自分の気持ちを押し殺してでも一緒にいたかったのかな。
今は私の全てを包み込んでもらえてる。
押し殺してる感情がないから、いらっとすることもない。
会うたびに笑顔になっちゃって目尻にしわが増えちゃうよ
でも今にして思えば、恋をしてる自分自身が好きだっただけなんじゃないかな。
俺様さんを好きになった時期はちょうど元夫とマックス最悪な関係性の時だったから、俺様さんに恋をすることで現実逃避をしたかったんだと思う。
俺様さんからLINEが来ることで幸せな気分にもなれていたから、そこに自分の価値を見出していたのかもしれない。
結局は、夫婦関係がめちゃくちゃよろしくないことに引け目を感じていたし、自分にも自信が持ててなかったんだよね。
11歳も年下の男性に恋をして舞い上がってお花畑でいられてる自分に価値があると思い込みたかったのだろう。
報われない恋だったし、それでも好きだと思ってた自分にも酔ってたんだと思う。
だから、「報われなくてもいい。とにかく繋がっていたい」とか思ってしまい、俺様さんのわがままに従い自分の気持ちを押し殺していたんだと思う。
今は自分の気持ちを押し殺すなんて到底出来ないわ。
ストレスを感じることをしたくないのでね。
自分の理想通りの人になんて出会えないよ。
出会えたと思っても、付き合ってるうちに何かしら食い違いは起こる。
私たちだってそれなりに食い違いを起こしてきてるもの。
大きな喧嘩に発展してないのは、その都度冷静にすり合わせをしてきてるからだと思う。
でも、彼とお付き合いを始めてからの私は一度も我慢はしていない。
それでも、譲れないところは譲ってないけど、受け入れられるところは受け入れるようにしてきた。
そうやって関係性を築いてきたし、信頼関係も育んできた。
自分がしてほしいことやしてほしくないことを伝えて、パートナーからも自分がしてほしいことやしてほしくないことを聞いて、理想のパートナーシップを構築していくんだよね。
一緒に育っていくの。
これが理解できなかったら、きっとずっと不安からは逃れられない。
一緒に暮らしても、入籍しても、子供が生まれても、きっとどこか満たされない思いを抱え続けてしまうと思う。
だから、さっさと気づいてほしいんだよね。
自分が大切なパートナーとすれ違う前に。