スペインでホステルのフロントスタッフとして働き始め、正社員としての最初の3日間を終えました。

ここでは、採用プロセスから勤務開始直後の気づき、そしてこれからの課題についてまとめます。


スペインで働く!採用プロセスの違いに驚き


これまでスペインでは家族経営の小規模な職場での面接が中心でしたが、今回のホステルは一応「大企業の一歩手前」といえる規模。人事部が存在する会社に初めて採用されました。


書類選考は人事部が担当


最終決定はフロント主任


契約書は入社前に提示(これがスペインで初めて!)


さらに、労働法に基づいた安全管理オンラインコースや食品衛生法コースの受講が義務付けられており、出勤管理やシフト確認も専用アプリで一元化されています。


履歴がしっかり残り、有給日数もアプリで確認可能。制度面での安心感はこれまでの職場とは大きく違いました。


試用期間とフロント業務の難しさ


試用期間は最長2カ月。日本では3カ月が一般的なので、長くは感じません。

ただし「1か月程度で一人で回せること」が期待されているように感じます。


フロント業務自体は、日本での経験もあり、特別に難しい仕事ではありません。

しかし最大のハードルは、スペイン語でビジネス対応をすること。


日常会話とビジネス会話の差


外国人としてのハンデ


迅速な対応が求められる現場


「仕事は難しくない、でもスペイン語での対応は難しい」


この環境をしばらく経験する必要があると感じています。


過去の経験が役立った瞬間


不当解雇された東ヨーロッパ出身の上司が、推薦人として人事部と連絡を取ってくれたこともあり、問題なく選考を通過できました。



また、その後に採用された日本茶カフェでは、私自身が「試用期間中に辞退したい」と伝えたところ、「正社員で続けないか」と逆に交渉される経験もしました。




これらの経験から、解雇や辞退といった一見ネガティブに見える出来事も、次のチャンスにつながっていると実感しています。



今後の課題と成長の方向性


現在はまだ試用期間中。気を抜くことはできません。

ただ、ホテル業界の経験があることを評価され、スペイン語が完璧でなくても「この人はやれるだろう」と判断してもらえたことが自信につながっています。


今後の課題は:


スペイン語でのフロント対応をスムーズに行えるようにする


一人で問題なくシフトを回せるようになる


出入りの激しい職場で、長期的に働けるスタッフになる



何より、正社員としてスタートラインに立てた自分をまずは褒めたいと思います。



まとめ


スペインのホステルで働き始めた最初の3日間は、採用プロセスの違い、試用期間の期待値、そして言語の壁を強く感じる日々でした。


ただ一歩一歩、失敗や挫折を経ながらも前進できているのを実感しています。

私にできるのは「精一杯生きること」。この気持ちを忘れず、フロントスタッフとして成長していきます。