スイスで妊娠出産 -8ページ目

スイスで妊娠出産

異国の地でイサ夫とアイ子が親(Eltern)になっていく記録

妊娠初期は、いつも眠たくって
ごはんを食べながらコクリコクリと眠ってしまったほどでした。

それでも、平日は毎朝4時間ドイツ語学校に通っていたし、
週末は趣味のクラブ活動や、
障害者施設でのボランティア活動に参加していたので、
私の生活は、いたって規則正しいものでした。

臨月に入って、また異様な眠気に襲われてます。
先週から、ぽかぽか陽気で春らしくなってきたせいもあるかもしれません。

今はドイツ語学校をお休みしているし、
週末のアウトドア活動も控えめにしているので、
眠たくなったらいつでもすぐに、
ベッドやソファーに横になるようになってしまいました。

お昼間2時間以上寝ていても、
夜もぐっすり8時間は眠れます。

よく眠っているせいか、お肌の調子がますます良くなってきました。
「Beauty Sleep」って言うくらいだからね。

以前、ドクターボスのところでもらった
Nachtkerzenöl(マツヨイグサの種子油)の効果もあるような気がします。

まあ、ミニアイちゃんが生まれたあとは、
しばらく寝不足が続くことでしょうから、
今のうちにしっかりと睡眠をとっておくことにします。

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尿検査と血圧測定は、いつもどおり異常なし。

残念ながら体重は、前回と変わらず50.5キロのまま。
ごはんもおやつも、毎日たっぷり食べているのに、
全く増えてくれません。

でも、いいの。
ミニアイちゃんは、お腹の中ですくすく育っているから。

問診では、
先週、ドクターツァーリにしてもらった
精密な超音波診断の結果を詳しく説明してもらいました。

この精密検査からドクターボスが特に知りたかったことは、
胎盤と臍帯の状態だったそうです。

出産時に大出血が起こるのは、
胎盤と臍帯の位置や形状に何らかの異常がある場合が、
多いからなのだそうです。

2ページに渡る報告書の全ての検査項目には、
「Normal(正常)」もしくは「Sehr Gut(良好)」と書かれていました。

今日の超音波診断では、
実に2か月ぶりに、ミニアイちゃんの顔写真の撮影に成功しました。

このところ、顔を後ろに向けていたり、手で隠してばかりいたので、
顔の様子があまりよく分からなかったのです。

ミニアイちゃんの顔は、ふっくら丸くなってきて、
ますます人間の赤ちゃんらしくなっていました。

超音波検査の間、ドクターボスは、
いつもミニアイちゃんの様子を実況中継してくれます。

「お腹に冷たいジェリーを塗るから、きっと今すぐ動き始めるよ」
「ここが目で、鼻の先と口はここ。ニヤっと笑っているみたいだね」
「ほら今、口をアムアム動かしてる!アムアムアム....」
「小さなお手てで、眠そうに目をこすっているような仕草をしているよ」
「背骨もしっかりしてきたね。ちょっとやそっとでは、もう壊れないよ」
「蹴る力が強いねえ。足の大きさは、もう7センチもあるからね」

というように、
私とイサ夫がモニターの画像の様子を把握できるように、
楽しく説明してくれます。

ドクターツァーリのように、身だしなみがきちんとしていて、
真面目で物静かな産婦人科医の方が
安心できるという人も大勢いるのでしょうが、

私にとっては、
ちょっと乱れた白髪頭に、古びた円い銀縁メガネがよく似合う、
おしゃべりでケタケタよく笑うドクターボスが一番です。

緊急時には、なりふり構わず、
ボサボサの白髪頭を風になびかせて
大急ぎで駆けつけてくれるような感じがするからかも....。

本来ならば、臨月になると1週間おきの検診になるのですが、
ちょうど1週間後に、アンドレア(担当助産婦)の家庭訪問があるので、
次の妊婦検診は、10日後に予約しておきました。

アンドレアにも、ドクターツァーリからの報告書が送られたそうです。

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「妊娠10か月目(臨月)になると、
胎児は子宮いっぱいに成長して自由に動けなくなってくる」
と妊娠本には書いてありますが、

ミニアイちゃんは相変わらず、
調子の良い音楽をかけると、リズムに合わせて踊りだします。

イサ夫が話しかけると、お腹をドンドン蹴り返します。

音楽がなくても、誰も話しかけていなくても、
グニュグニュ勝手に動いています。

ミニアイちゃんが元気に動き出すと、イサ夫は、
「今、ミニアイちゃんが何を伝えようとしているのか」
を解説してくれるようになりました。

ミニアイちゃんは、まだまだ小さい(?)ので、
あまり多くのことを語ることはできないそうです。

だから、ミニアイちゃんが伝えようとしていることには、
あまりバリエーションはありません。

「早くお外に出て、みんなの顔を見たいなあ!」
「今晩のごはんは、美味しかった!」
「お腹の中は、窮屈になってきたの!」
というようなことを繰り返し言っているだけ。

たまに、
「そのワインは、トッフィーの香りがしますね!」
「バロックは飽きたので、別の音楽に変えて下さい!」
と言ったりもしているようですが....。

イサ夫曰く、
胎動から胎児の伝えようとしていることが分かる能力を
「タイ(胎)リンガル」って言うんだそうです。

私は、どう反応するべきか、ちょっと迷いましたが、
「イサ夫は色んなことが分かって偉いねえ!」
とだけ言っておきました。

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