スイスで妊娠出産

スイスで妊娠出産

異国の地でイサ夫とアイ子が親(Eltern)になっていく記録

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昨年の8月に妊娠が判明してから9か月間、
私たち夫婦が異国の地「スイス」で、
妊娠という現実を受け止め、
親となる自覚を持てるよう考えたり悩んだりしたこと、
妊娠中の日々の出来事や喜怒哀楽を記録してきました。

これらの記録は、
イサ夫はおろか、両親にも親しい友人にも誰にも言わずに、
アイ子が独りでこっそりと書き綴ってきました。

子どもが生まれたことが周りに知られてくれば、
「あれはもしかして...」て、
気づく人もいるんでしょうけどね。

このブログは、これでおしまいです。
何処の誰とも分からない私たち夫婦の妊娠出産録を読んで下さった皆さん、
本当にありがとうございました。

ブログはおしまいでも、
ミニアイちゃんの誕生と同時に、
否応無しに親(Eltern)となってしまったイサ夫とアイ子は、
「子育て」という新しい冒険の旅へ出発しました。

これからも、時に真面目に、時にいい加減に、
家庭内のおしゃべりと笑いを絶やさないよう生きていきます。

それでは、ごきげんよう。
さようなら!

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5日間の入院生活が終わって自宅に戻り、
3人と1匹の新しい生活が始まりました。

結局、母も義母もすぐにはスイスに来られないことが分かったので、
しばらくは、イサ夫と2人きりで産後の生活を乗り切ることになります。

2人きりとは言っても、
エステルや近所の人たちが、ときどき差し入れを持ってきてくれるし、
退院してからの5日間は、イサ夫がちょうど仕事から帰ってくる5時頃に、
アンドレア(担当助産婦)が家庭訪問に来て色々なアドバイスをしてくれるので、
結構楽しく過ごしています。

ミニアイちゃんは、規則正しく3時間おきに目を覚まして、
お乳をいっぱい飲み、いっぱい出して、また寝るということを繰り返しています。

けれども、1時間以上おっぱいに吸い付いたまま、
お乳を飲み続けていることが時々あります。

体重は、出生後の2日間で100グラムほど減りましたが、
3日目から今日に至るまで毎日40-50グラムずつ増えています。

すると、アンドレアが「それは飲み過ぎかもしれない」と言うので、
昨日は近所の薬局で1グラム単位で測れる「赤ちゃん用の体重計」を借りてきました。

これからしばらくの間、お乳を飲ませる前と飲ませた直後に、
ミニアイちゃんの体重を量って、何グラムのお乳を飲んだかを確認するのです。

スイスの大抵の薬局では、1日1フランで赤ちゃん用の体重計をリースしてくれます。
しかも、助産婦か小児科医の勧めでリースする場合は、その料金は保険で支払われます。
これは、とても便利なシステムです。

家から200メートルほどの所にあるコミュニティセンターでは、
毎週木曜日の午後に無料の乳児検診(Beratung)が受けられます。
少しでも気がかりなことがあれば、そこで気軽に相談できます。

小児科での最初の検診は、健康であれば出生から4週間後にあります。
ドクターボスが紹介してくれた小児科医には、入院中に一度来てもらって、
既に検診を受けているので、次回会うのは5月の1週目です。

コミュニティセンターでの検診にも、小児科医での検診にも、
Gesundheitsheft(直訳:健康手帳)という
日本の「母子手帳」にあたる物を必ず持っていきます。
そこにミニアイちゃんの成長の記録や予防接種の記録を残していきます。

このように、スイスでは子育てを支援する社会システムが確立されているので、
初めての子供で、どうしたらよいのかよく分かっていない私も、
そのシステムの流れに身をまかせていれば、
あまり変な所に行きついてしまうようなことはないだろうと漠然と思ってます。

イサ夫は、来週から2週間「育児休暇」に入ります。
そして育児休暇が終わったあとも、3か月間は自宅で仕事をする許可をもらいました。
重要な会議や来客、イサ夫自身が主催するセミナーの時だけは、
オフィスに行かなくてはなりませんが、
イサ夫の仕事は、基本的にイサ夫の体とコンピューターさえあれば、
世界中のどこにいようとできる種類のものなので、
このような手厚い待遇をうけられることになりました。

犬は最初、ミニアイちゃんを怖がっていましたが、
今は興味津々に匂いをかいで、
「家に新しくやってきた生き物」の分析をしています。
ミニアイちゃんが自分で動けるようになったら、
きっと良い子守役になってくれることでしょう。

そして私は、子供のいる生活を起動にのせることで精一杯です。
生活のリズムが規則正しくなれば、ミニアイちゃんの要求に振り回されることなく、
毎日の計画が立てられるんじゃないかなあと思っています。

それとも、この考えは甘い?

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かくして予定日どおりに生まれてきたミニアイちゃんと、
Wochenbett(産後の入院施設)で昨日までの5日間を過ごしました。

4月10日未明に出産を終え、個室に移されてからは、
1時間おきに夜勤の看護婦さんが様子をみにきてくれました。

私は興奮のあまり、全然眠れなかったので、
看護婦さんが時々来てくれるのは心強かったです。

朝6時になると、母乳指導の看護婦さんが入ってきました。
ちょうどミニアイちゃんが目を覚ましているときだったので、
おっぱいを口元にもっていくと、なんと!!!
ミニアイちゃんは、乳首を右手でムギュウとつかんで、
大口を開けてかぶりついてきました。

それはまるで、じっとしていたカエルが舌でハエを捕獲するときのような、
もしくは、ヘビが獲物に突然飛びかかっていくような野性的な動きでした。
これには、母乳指導の看護婦さんも目をまん丸くして驚いていました。

この病院には新生児室がなく、完全母子同室となります。
赤ちゃんは、お母さんと同じベッドで寝てもいいし、
小さな新生児用のベッドに寝てもいいのですが、
私は、ずっと自分のベッドで添い寝をして過ごしました。
この方が寝ながら授乳ができるので楽だったのです。

初日だけ看護婦さんが定期的にミイアイちゃんのオムツを交換してくれましたが、
2日目の朝にオムツ交換の指導があってからは、自分でするようになりました。
私のベッドの横には、オムツの交換台が設置されていました。
ポップコーンがお鍋の上ではじけるような音がミニアイちゃんのお尻からしたら、
それがウンチの合図なので、いつもすぐに交換できるのが便利でした。

お風呂の指導は退院の前日にありました。実はこのお風呂指導まで、
ミニアイちゃんは生まれてから一度もお風呂に入っていませんでした、
生まれてきた時に体を覆っている脂を残しておいた方が、肌に良いのだそうです。
そしてお風呂では、石けんは一切使わずに37度のお湯だけで体を洗いました。

イサ夫は、ちょうどイースター休暇中で仕事がお休みだったので、
毎日朝10時頃やってきて夕方まで病院にいてくれました。
オムツの交換指導もお風呂指導も喜んで一緒に受けていました。

ミニアイちゃんが目を覚ましている間、
イサ夫はミニアイちゃんをだっこしながら、
「かわいい、かわいい、やっぱりDNAだね!」(DHCのコマーシャルっぽく)
なんて、くだらないことを嬉しそうに言っていました。

子どもが生まれても、イサ夫の人格に大きな変化は起きないようです。

私はというと、
1日目だけ骨盤の辺りがとても痛くて殆ど動けませんでしたが、
2日目以降からは、わりと元気に毎日を過ごしました。
骨盤とその周りの筋肉の痛みの他に辛かったのは、
2日目の夕方から乳房が急に倍くらいの大きさに膨らんで、
しかも大きなレンガが埋め込まれたかのように硬くなって、
頭痛を併発するほど痛くなってしまったことです。
しかし、この問題も翌朝には自然解消されたのですが、目覚めた時に、
溢れ出した自分の母乳でシーツが真っ黄色に染まっているのを見たときは、
「これって普通なの?」と、ちょっとうろたえました。
両方のおっぱいからは、ゆるくひねった蛇口から流れる水滴のように、
ポタポタとお乳がしたたり落ちていました。

そしてミニアイちゃんは、そのお乳をひたすら飲み続け、
よく出して、よく寝て、マニュアルどおりの赤ちゃん生活を順調に開始しました。
最初の3日間は、お乳を欲しがる間隔が1-4時間おきと不規則だったのですが、
4日目から本当に面白いくらいぴったり3時間おきに目を覚まして、
おっぱいを飲むようになりました。

入院食は、1日4回(朝、昼、晩、プラス夜食)個室まで運ばれてきました。
1日で1番大きな食事は、いつもお昼ごはんでした。
おっぱいをあげていると非常にお腹がすくので、
食事の時間をいつも楽しみにしていました。

入院中の5日間、毎日20度を越える暖かいお天気が続いて、
窓からまぶしい光が差し込んでくるのが気持よかったです。
お客さんの来ないお昼間は大抵、外の景色を眺めながら、
家から持ってきたiPodと専用スピーカーで音楽を聴いて過ごしました。

イースター休暇中だったにもかかわらず、ドクターボスは、
毎晩6時頃になると、いつもの笑顔でやってきて、
私とミニアイちゃんの様子をみていってくれました。
ドクターボスにとって、産婦人科医はきっと天職なのでしょう。
この仕事が好きでたまらないという感じがします。

退院の日の朝は、ミニアイちゃんの検診がありました。
体重と心拍の測定の他に、血液検査と耳の検査がありました。
そして、ミニアイちゃんが検査を受けている間、
私は、Wochenbettgymnastikという体操教室に参加して、
家でもできる骨盤体操などを習いました。

Wochenbettでは、色々な人に支えられながら、
産後の不安定な時期を穏やかに過ごすことができました。

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