Wochenbett(産後の入院施設)で昨日までの5日間を過ごしました。
4月10日未明に出産を終え、個室に移されてからは、
1時間おきに夜勤の看護婦さんが様子をみにきてくれました。
私は興奮のあまり、全然眠れなかったので、
看護婦さんが時々来てくれるのは心強かったです。
朝6時になると、母乳指導の看護婦さんが入ってきました。
ちょうどミニアイちゃんが目を覚ましているときだったので、
おっぱいを口元にもっていくと、なんと!!!
ミニアイちゃんは、乳首を右手でムギュウとつかんで、
大口を開けてかぶりついてきました。
それはまるで、じっとしていたカエルが舌でハエを捕獲するときのような、
もしくは、ヘビが獲物に突然飛びかかっていくような野性的な動きでした。
これには、母乳指導の看護婦さんも目をまん丸くして驚いていました。
この病院には新生児室がなく、完全母子同室となります。
赤ちゃんは、お母さんと同じベッドで寝てもいいし、
小さな新生児用のベッドに寝てもいいのですが、
私は、ずっと自分のベッドで添い寝をして過ごしました。
この方が寝ながら授乳ができるので楽だったのです。
初日だけ看護婦さんが定期的にミイアイちゃんのオムツを交換してくれましたが、
2日目の朝にオムツ交換の指導があってからは、自分でするようになりました。
私のベッドの横には、オムツの交換台が設置されていました。
ポップコーンがお鍋の上ではじけるような音がミニアイちゃんのお尻からしたら、
それがウンチの合図なので、いつもすぐに交換できるのが便利でした。
お風呂の指導は退院の前日にありました。実はこのお風呂指導まで、
ミニアイちゃんは生まれてから一度もお風呂に入っていませんでした、
生まれてきた時に体を覆っている脂を残しておいた方が、肌に良いのだそうです。
そしてお風呂では、石けんは一切使わずに37度のお湯だけで体を洗いました。
イサ夫は、ちょうどイースター休暇中で仕事がお休みだったので、
毎日朝10時頃やってきて夕方まで病院にいてくれました。
オムツの交換指導もお風呂指導も喜んで一緒に受けていました。
ミニアイちゃんが目を覚ましている間、
イサ夫はミニアイちゃんをだっこしながら、
「かわいい、かわいい、やっぱりDNAだね!」(DHCのコマーシャルっぽく)
なんて、くだらないことを嬉しそうに言っていました。
子どもが生まれても、イサ夫の人格に大きな変化は起きないようです。
私はというと、
1日目だけ骨盤の辺りがとても痛くて殆ど動けませんでしたが、
2日目以降からは、わりと元気に毎日を過ごしました。
骨盤とその周りの筋肉の痛みの他に辛かったのは、
2日目の夕方から乳房が急に倍くらいの大きさに膨らんで、
しかも大きなレンガが埋め込まれたかのように硬くなって、
頭痛を併発するほど痛くなってしまったことです。
しかし、この問題も翌朝には自然解消されたのですが、目覚めた時に、
溢れ出した自分の母乳でシーツが真っ黄色に染まっているのを見たときは、
「これって普通なの?」と、ちょっとうろたえました。
両方のおっぱいからは、ゆるくひねった蛇口から流れる水滴のように、
ポタポタとお乳がしたたり落ちていました。
そしてミニアイちゃんは、そのお乳をひたすら飲み続け、
よく出して、よく寝て、マニュアルどおりの赤ちゃん生活を順調に開始しました。
最初の3日間は、お乳を欲しがる間隔が1-4時間おきと不規則だったのですが、
4日目から本当に面白いくらいぴったり3時間おきに目を覚まして、
おっぱいを飲むようになりました。
入院食は、1日4回(朝、昼、晩、プラス夜食)個室まで運ばれてきました。
1日で1番大きな食事は、いつもお昼ごはんでした。
おっぱいをあげていると非常にお腹がすくので、
食事の時間をいつも楽しみにしていました。
入院中の5日間、毎日20度を越える暖かいお天気が続いて、
窓からまぶしい光が差し込んでくるのが気持よかったです。
お客さんの来ないお昼間は大抵、外の景色を眺めながら、
家から持ってきたiPodと専用スピーカーで音楽を聴いて過ごしました。
イースター休暇中だったにもかかわらず、ドクターボスは、
毎晩6時頃になると、いつもの笑顔でやってきて、
私とミニアイちゃんの様子をみていってくれました。
ドクターボスにとって、産婦人科医はきっと天職なのでしょう。
この仕事が好きでたまらないという感じがします。
退院の日の朝は、ミニアイちゃんの検診がありました。
体重と心拍の測定の他に、血液検査と耳の検査がありました。
そして、ミニアイちゃんが検査を受けている間、
私は、Wochenbettgymnastikという体操教室に参加して、
家でもできる骨盤体操などを習いました。
Wochenbettでは、色々な人に支えられながら、
産後の不安定な時期を穏やかに過ごすことができました。