スイスで妊娠出産 -24ページ目

スイスで妊娠出産

異国の地でイサ夫とアイ子が親(Eltern)になっていく記録

今日は朝一番(7時40分)にドクターボスの病院に行って、
看護婦さんに尿検査と血液検査をしてもらい(結果は良好)、
検査が終わったらそのままドイツ語学校に直行して4時間の授業を受け、
一度家に帰って休暇中のイサ夫と一緒にお昼ごはんを食べてから、
再び問診と超音波診断のためにイサ夫と2人でドクターボスの所に行くという、
バタバタした1日でした。

問診では、一昨日の出産準備教室でも話題になった「会陰切開」について、
ドクターボスに色々と質問をしました。

ドクターボスの方針では、
会陰切開は大きく裂けてしまう可能性があるときのみ行うのだとか。
ちょっとくらい傷がついたり裂けたりする程度なら問題はないので、
基本的に切開はしないそうです。

そして、会陰のオイルマッサージを始めるなら、
妊娠30週目以降からするようにと言われました。
あんまり早くマッサージを始めると、
子宮が収縮して早産を促す危険性があるのだそうです。

それから、なるべく自然な分娩方法を希望しているけれど、
出産の痛みがとても怖いと思っていることも正直に伝えておきました。

するとドクターボスは、
「子宮口が5センチくらい開くまでは、呼吸法で痛みを逃すように頑張りなさい。
その後、どうしても痛みに耐えられないようなら、
すぐに硬膜外麻酔でも何でもをすることができるから。
ただね、無痛分娩を希望していた妊婦さんでも、いざ出産が始まってみたら、
痛みを逃すコツをすぐにつかんで、やっぱり自然分娩で産みますって言う人もいるし、
自然分娩を希望していた人が、ひどい陣痛が始まったとたんパニックになってしまって、
急遽、無痛分娩を選ぶこともあるんだよ。
どの出産方法が一番良いかなんて、その時になってみないと分からないものだからね。」
と言ってくれて、とても安心しました。

注:硬膜外麻酔はドイツ語でdie Periduralanästhesie、略してPDA。

超音波診断では、ミニアイちゃんが頭を下向きにした姿勢でいることが分かりました。
顔にはふくらみがついてきて、ますます人間の赤ちゃんっぽくなっていました。
もうエイリアンのようには見えません。完全な人間です。

そろそろ耳の機能が完成してくるので、
お腹に向かっていっぱい話しかけるように言われました。

頭の大きさや手足の長さから推定して、
ミニアイちゃんの体重は、
1260グラム(誤差10%以下)まで増えていることも分かりました。

今日の超音波写真はミニアイちゃんの顔のアップだったのですが、
スクリーンに映っていた顔はわりと普通だったのに、
紙に印刷された顔は、口が手前に突き出ているよう曲がっていて、
ひょっとこさんみたいに写ってしまいました。

私はその写真を見て、
「うあ、今日の写真はかわいくないなあ....」と心の中で思いましたが、
イサ夫は、
「かわいい!かわいい!」と嬉しそうに連呼しているので、
ひどい女だと思われないように、
「そうね、かわいいわねえ」と言っておきました。

次回の検診は3週間後です。

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昨晩は出産教室の3回目でした。
今回のテーマは「産後の健康管理」。

赤ちゃんの大きな頭を通すために、
妊婦の骨盤は出産に向けて少しずつ緩くなって広がっていくそうです。
そして産後は骨盤体操をすることが、
もとの体にいち早く戻るための秘訣だそうです。

そこで、前半は骨盤体操を練習しました。
まず、骨盤の周りにある様々な筋肉を感じることから始まりました。
おしっこを我慢するような力をいれるときに緊張する筋肉、
トイレで力んだときに緊張する筋肉など、
今までそこにあることさえ全く気づかなかった筋肉を感じることができました。

骨盤体操は大きな動きをする必要はあまりなくて、
ヨガの呼吸法を取り入れながら、
それぞれの筋肉を緊張させたりリラックスさせたりする体操でした。
とても簡単なので、毎日でも続けられそうです。
実際、骨盤体操は出産直後だけでなく、
出産を経験した女性が一生を通じて毎日続けた方が良い体操だそうです。

今回、骨盤体操よりも生徒の質問が集中した話題は、
会陰切開(der Dammschnitt)のあとのケアについてでした。

やっぱり、みんな会陰切開が怖いのね。
(私も怖いけど....)

スイスでは薬局でDammöl(直訳:会陰オイル)という
会陰をマッサージするためのハーブ入りのオイルが買えます。
Dammölが簡単に手に入らない場合は、ビタミンEクリームで代用できます。
このオイルやクリームでマッサージをすることで会陰が柔らかくなるそうです。

教室では、先生が用意してくれた野バラの香りのDammölを指に少量とって、
左手の親指と人差し指を広げた時に間に伸びる皮に塗って3分くらいマッサージをしました。
確かに、マッサージをされていない右手の親指と人差し指の間の皮と比べると、
左手の皮の方が柔らかくてよく伸びていました。

出産前もこのマッサージを毎日3-4分続けていれば会陰がよく伸びて、
会陰切開を避けられる可能性が高くなるそうですが、
本当に会陰切開をしなくてすむかどうかは、赤ちゃんの状態にもよるので、
その時になってみないと分からないとも先生は言っていました。

まあね。出産は予期せぬ出来事の連続でしょうからね。

この日の教室は、瞑想で締めくくられました。
頭のてっぺんから徐々に意識を体の下の方に集中させながら、
体全体がグニャグニャに柔らかくなることを想像して、
深くゆっくりと呼吸をしました。

この瞑想法もとても気持よかったです。

来週は、「夫同伴の教室」です。
先生の言っていることが理解できるか心配なイサ夫は今日、
少しだけドイツ語の勉強をしていました。
良い心がけよ!

参照:
出産準備教室(第1回):概要と妊婦ヨガ
出産準備教室(第2回):呼吸法
出産準備教室(第3回):産後の健康管理
出産準備教室(第4回):病院施設の見学
出産準備教室(第5回):夫の役割
出産準備教室(第6回):赤ちゃんのお世話
出産準備教室(第7回):母乳育児
出産準備教室(第8回):子供のいる生活

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今週から私のドイツ語学校が再開しました。
けれども、イサ夫にはもう1週間のお休みがあります。

「身重の妻のために」クリスマスから3週間の休暇を取ったそうです。

イサ夫は普段から毎朝、朝食の用意をしてくれています。
お湯を沸かして紅茶をいれて、
自家製ヨーグルトにハチミツとミューズリーとバナナを混ぜて、
トーストにパテーを塗ったものを出してくれます。

食後は食器を食器洗い機に入れて、
きれいになったら戸棚に戻してもくれます。

でも、それ以外のことは、あまりしてくれません。

そこで、
「私のために休んでいると主張しているわりには、
私が休暇中のイサ夫の面倒を見ているような気がするんだけど....」
と言ってみたら、

「だって、何をどうすればいいか分からないんだもん!」
とイサ夫が言うので、

「じゃあ、今週は毎晩、夕食を作ってみる?」
と提案したら、

「教えてくれるなら何でもするよ」
とイサ夫は素直にのってきました。

というわけで、今週はイサ夫のための料理教室を毎晩しています。

月曜日は、野菜たっぷりインドカレー、
火曜日は、茄子とズッキーニ入りスパゲッティボロネーゼ、
水曜日は、中華風の炒め物、
木曜日は、豚汁(またはシチュー)
金曜日は、鍋

が今週の献立です。
一品作れば、野菜が沢山食べられるようになっています。

レンジ周りが油だらけになっても、
木べらが真っ黒こげになっても、
ゴミ箱が水浸しになっても、
私はじっと我慢の子でニコニコしながら、
「こんなに美味しいご飯、スイスのレストランじゃ食べられないわよ!」
と、イサ夫を褒め殺しています。

美味しくないはずがありません。
だって、普段は使わないような高級食材を使って作っているのですから。
(典型的な男の料理かも....)

今晩のスパゲッティボロネーゼなんか、
イサ夫の飲み残したバローロ(ワイン)をたっぷり入れて作ったので、
ミートソースというよりはデミグラスソースのような味に仕上がりました。

これまでのところ、とても楽しみながら料理をしているようなので、
この調子ならミニアイちゃんが生まれたあとも、
時々夕食の準備をお願いできそうです。

よーし、頑張ろう!

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