エルヴィスとCCR ②からの続きです。エルヴィスがCCRの「Bad Moon Rising」をコンサート(1970年2月16日)で歌ったと言われていますが、今のところ音源は出回っていなようです。XJさん情報ありがとうございます。以下、XJさんから教えて頂いた記事などからまとめます。
「Bad Moon Rising」のコード進行やギターのリフは、ジョン・フォガティがエルヴィスの「I’m Left, You're Right, She's Gone」から着想を得たようです。
上に貼った記事の中で、ギタリストのスコッティ・ムーアとこの曲について語っています。
彼は、ブルースとカントリーを融合させ、ロックンロールのバイブルを考え出したリード・ギタリストだった。『Bad Moon Rising』のリフで聴こえるものは、ブルースとカントリー、そして僕が謙虚にスコッティの真似をした表現なんだ。
※リフとは、繰り返し使われる短いフレーズのことです。
それでは2曲聴き比べてみてください。
まずは、エルヴィス「I'm Left, You're Right, She's Gone」
そしてCCRの「Bad Moon Rising」です。
確かに似ていますね!エルヴィスはこの曲に懐かしさを感じたかもしれませんね。
☆「Big Train (From Memphis)」
この曲は、エルヴィスとサン・レコードへのトリビュートになっています。
1984年 ジョン・フォガティ
私はこの曲を『Class of'55:Memphis Rock & Roll Homecoming』で聴いていたのですが、ジョン・フォガティの作曲だと知りませんでした。
『Class of'55:Memphis Rock & Roll Homecoming』は、カール・パーキンス、ジェリー・リー・ルイス、ジョニーキャッシュ、ロイ・オービソンによるコラボレーション・スタジオ・アルバムで、チップス・モーマンがプロデュースしました。チップス・モーマンはエルヴィスのプロデュースもしています。
このアルバムの「Big Train(From Memphis)」のバッキング・ヴォーカルに、ジョン・フォガティの名前もありました。ジョン・フォガティの他に、ザ・ジャッズ、デイヴ・エドマンズ、サム・フィリップス(サン・レコード創始者)、ジューン・カーター・キャッシュ、そして、リッキー・ネルソンがゲスト出演しているのですね。
こちらが、カール・パーキンス、ジェリー・リー・ルイス、ジョニーキャッシュ、ロイ・オービソンによる「Big Train (From Memohis」です。
☆『Class of'55:Memphis Rock & Roll Homecoming』については、エルヴィスとジョニー・キャッシュ ②でも書いています。
☆チップス・モーマンに関する過去の投稿
・I Can’t Stop Loving You(愛さずにはいられない)♪ (チップス・モーマン作曲「This
Time」について)
☆リッキー・ネルソン過去の投稿
・エルヴィスとクイーン ① 「 Hello Mary lou 」
☆ジューン・カーター過去の投稿