お歯黒と女性の心意気 〜黒〜
先日、「駆け込み女と駆け出し男」という映画を観ました。毎日、夕飯時にはアメリカのドラマばかり観ているので、とても新鮮です。
今よりも江戸時代の頃の女性から離婚は、2倍も多かったらしいのですが、そもそも調停離婚など無い時代にひと役かっていた鎌倉の東慶寺。
井上ひさしさんの作品の「東慶寺花だより」を原案にした作品です。
この頃の女性は、引き眉にお歯黒が既婚女性の定番だったらしいのですが、満島ひかりさんが見事に再現しています。
なかなか、眉なしのお歯黒が似合う女性なんていないはずだと想像していたのですが、なんとも艶めかしい。きっと、江戸時代の燭台の灯りのもとでみるこの姿は、ミステリアスであった事でしょう。
このお歯黒の意味は、虫歯にならないためと言われていますが、「白い歯を黒く染める」行為は、自分の伴侶(夫)以外に染まらないという表現でもあります。
この映画の中で満島ひかりさんが、自分の伴侶に向かい「生涯働き詰めに働いてきて、眉、眼、鼻、口、顎どこにもキツみと渋味が程よくついて」と、ウットリ微笑みます。
なんて素敵な言葉でしょうか。
男性が女性にこんな素敵な言葉を囁かれたら
どんなに嬉しい事でしょう。
このセリフや言い回しの感じが、司馬遼太郎の本の中にもある事を思い出しました。
でも、失念してしまいました。
どの本に書かれていたのか?
きっと、素敵な言葉や言い回しは時を超えるものなのでしょうね。




