こんにちは、テスト爆死コースを歩いているIkuです。
今週も前回に続いて、界面活性剤についてお話しします!
前回は「ラウリル硫酸ナトリウム」と「直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム」という二つの物質の紹介をしましたが、
ラウリル硫酸ナトリウムがどうしても身近に感じなかったので、ちょっと探してきました!
カードの説明文に”歯磨き粉”と書いてあったので、歯磨き粉を探して
裏の写真を取ってきました。
赤線のところを見ると
ラウリル硫酸Na
と書いてあります。
ナトリウムの元素記号はNa
つまり、家にあるような歯磨き粉の中にもラウリル硫酸ナトリウムが入っているという事です。
身近でしょ?
と、小ネタを挟みつつ本題に入りましょう。
前回もお伝えした通り、界面活性剤というのは
親水基 と 親油基(疎水基) の二つのパーツが一つになった形をしています。
たっぷりデフォルメするとこんな感じ(5分手書きクオリティ)
画像左側の親油基がカード画像のカクカクしているところ、
右側の親水基がSO4Naのところです
水と油の境目(界面)でこのマッチ棒のような物質が間に入るように動くことで
5分手書きクオリティ(2回目)
こんな感じに油を囲むように界面活性剤がくっつき、ウ二のような何かが出来上がります。
この油が浮かびあがり流されて行くことで、洗濯の効果が生まれます。
実際にはこの辺の作用にもしっかり名前が付いているのですが、
覚えていないので わかりにくいので無かった事にしておきます。
と、界面活性剤の作用について紹介しましたが、
最後にとても身近な界面活性剤について紹介します。
その名も
卵黄
です。
突然言われてもピンと来ないかもしれませんが
マヨネーズを思い浮かべて下さい。
サラダやらお好み焼きにかけると美味しいやつです。※個人の感想です
マヨネーズの主な材料は「お酢」と「油」と「卵」ですが
お酢はざっくり言うと酢酸という酸を水で薄めたものなので、水と見ることが出来ます。
対して油はそのまま油なので、普通に混ぜただけだとドレッシングのように分離してしまいます。
しかしマヨネーズは分離しません。
その原因となるのが、卵黄に含まれるレシチンという物質です。
という事で、食事でも関わってくる身近な物質
界面活性剤についてのお話しでした。
それでは、また再来週に!
次のネタ何にしようかなぁ
第十八話 異端なる金属 -ビスマスの不思議-
どうも、サイエンス中野(炭素)です。今回はビスマスという金属元素についてお話したいと思います。
皆さん、ビスマスという金属をご存知でしょうか。あまり聞きなれない人もいるでしょう。なので、簡単に説明します。
ビスマスは原子番号83番の典型金属元素です。古くから日本では「蒼鉛」と呼ばれ、自然蒼鉛(Bi)や輝蒼鉛鉱(Bi₂S₃)という鉱物で産出します。この金属は人体に害が少なく、医薬品に使われることあります。
さて、このビスマスですが他の物質にはあまり見ることができない特性があります。
一つ目は、ビスマスが異常液体ということです。異常液体とは、液体から固体に凝固するとき、体積が増加する物質の事で、身近な例の一つは水です。これは固体の結晶構造に隙間が多く、分子が自由になる液体の方が最密に近くなるからです。通常の液体は凝固する場合、体積は減少します。しかし、ビスマスや水はその逆となるので「異常」液体と呼ばれます(常温ではビスマスは固体です)。
二つ目は、特殊な結晶を形成することです。以下の写真を見て下さい。
サイエンス中野(炭素)の私物。2016年の冬コミで購入。
綺麗な結晶ですよね。では、何故このような結晶ができるのでしょうか。
まず、この美しい色は表面の酸化被膜によって、光の干渉が起こって虹色に見えます。なので、厳密にはビスマスの色ではありませんが、とても綺麗な色ですよね。
そして、この特徴的な結晶は、偽立方の稜(はし)から結晶が固まるためにできるものです。ちなみに、この結晶構造の事を、「骸晶」と言います。この「骸晶」という言葉、覚えていて損はないと思いますが、私は日常生活で一度も使ったことはありません。
他にも変わった特徴があります。あまり知られていないのですが、ビスマスは放射性元素です。
自然に存在するビスマスは殆どがビスマス209なのですが、ビスマス209の半減期はおよそ1900京年と言われています。宇宙の年齢が約138億年だと言われていますから、この半減期がどれ程長いかが分かりますね。放射性元素ですが。放射能が弱いので事実上の安定元素で、身近に置いても全く害がありません。






