『オーメン ザ・ファースト』
2024年 アメリカ
《スタッフ&キャスト》
監督・脚本 アルカシャ・スティーブンソン
脚本 ティム・スミス/キース・トーマス
撮影 アーロン・モートン
音楽 マーク・コーベン
出演 ネル・タイガー・フリー/タウフィーク・バルホーム/ソニア・ブラガ/ラルフ・アイネソン/ビル・ナイ/ニコール・ソラス/イシュタル・カリー・ウィルソン
《解説》
目撃せよ、悪魔の子の誕生を
悪魔の子ダミアンに翻弄される人々の恐怖を描き世界的ヒットを記録した1976年公開の名作ホラー「オーメン」の前日譚で、ダミアン誕生にまつわる秘密を明かしたホラー映画
テレビドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」のネル・タイガー・フリーが主人公マーガレットを演じ、「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズのビル・ナイ、「蜘蛛女のキス」のソニア・ブラガが共演、本作が長編デビューとなるアルカシャ・スティーブンソン監督がメガホンをとった
《物語》
ハリス神父の教会を訪ねたブレナン神父はハリスから渡された赤ちゃんの写真を見て、彼の懺悔を聞いていた、赤ちゃんの母は自然な形で子供を授かったわけではなく彼らが有志の信心深い女性を使った
それ以外は恐ろしくて口にできない、写真の子は今は10代で成熟を待たれている、ハリスはそれ以上は耐えられないと教会を逃げるように出た
教会は改築しており、その足場から鉄の棒が落下してステンドグラスが割れ、ガラスが2人に降り注いだが、ハリスの頭に鉄の棒が当たり死亡する
1971年、アメリカ人女性マーガレット・ダノイは修道女になるべくローマにやって来た、空港でローレンス枢機卿に迎えられ、シルヴァ修道院長の歓迎を受けた
その教会内にある孤児院では赤ん坊から18歳まで62人が暮らし、未婚の母の手助けもしている施設内の案内を受けるマーガレット
個室に閉じ込められているカルリータという少女に出会い、問題児として扱われ、周りとなじめなかった自身の過去と重なりカルリータを気に掛けてしまう
ある日、街中でブレナン神父と出会ったマーガレットはカルリータの周りで災いが起きるので用心しろと警告を受けるが、マーガレットはブレナンから逃げるように去った
マーガレットは孤児院の分娩室で妊婦が苦しさで絶叫しており、その後に笑い出して生まれてきたものは恐ろしい生き物が出産される光景を見て失神
その後に子供たちと中庭で遊んでいる最中に修道女アンジェリカがカルリータと話した後に、体に油を被って火を点けて首吊り自殺を遂げる
不可解なことが続いたマーガレットは最初は拒否していたブレナンを訪ね、カルリータの存在に隠された教会の秘密を知り、邪悪な陰謀を知り、恐るべき真実に辿り着く
《感想》
いろんなヒット作品にはザ・ファーストとかエピソード0とかありますが、そんな中でも良作だったと思います、1976年の「オーメン」の裏にはこんな話しがあったとは
前日譚にあたる本作ですが、ダミアン誕生秘話が描かれています、でも旧作ではダミアンを生んだ母親の墓を暴くと、ロバート・ソーンの実の息子の死体と山犬の死骸があったんです
でも本作では山犬が生むのではなく選ばれし女性が獣と交配させられて生まされるのです、それに6月6日になった途端に子宮が膨張して生むことになるのです
主人公のマーガレットを演じるのはネル・タイガー・フリーで、アメリカ人女性で奉仕活動と修道女になるためにローマの教会内の孤児院にやってきたんです
悪い子部屋に閉じ込められている少女のカルリータを知って気に掛けるようになるんです、カルリータを演じるのはニコール・ソラス
そのカルリータの出生には謎が多くてマーガレットがブレナン神父から警告を受けて隠し部屋の中でカルリータの書類を見るとそれはいくつもあってどれも死産、カルリータは唯一の生き残りなんです
ブレナン神父を演じるのが「ガンパウダー・ミルクシェイク」のラルフ・ネルソンで、反キリストの動向をマーガレットに警告、悪魔の子の誕生を危惧するのです
そうなんです、カルリータは他の子供たちとは離して育てられているんです、カルリータこそがダミアンを生む女性で山犬と交配するのだと、でもそこは一味違う展開でした
オープニングでブレナン神父とハリス神父が教会で懺悔をしてその後にハリスが事故死するのですが、それは「オーメン」でブレナンが死ぬシーンにオマージュを捧げているようでした
それにクラシカルなホラー映画となるんだと思ってましたが、残酷なシーンが多くてちょっとビックリでした、それにグロテスクな山犬が生まれるマーガレットの幻想は監督が成人指定をなんとかR15にしたとか
70年代や80年代のホラー映画は特殊効果が飛躍的に進歩したことで残酷なシーンのオンパレードでしたが、本作もそこまでCGに頼るわけでもなく地味に残酷なシーンが多かったと思います
それに悪魔の子には体に666の痣があるんです、それも今回も引き継がれていて意外な場所に痣があったりね、悪魔の子が生まれてアメリカ人外交官のロバート・ソーンに託されます
ロバートの妻のキャサリンは子供を生むも死産で、同時刻に生まれ、その母親は亡くなったことでその孤児をキャサリンには秘密にロバートが引き取り我が息子としてダミアンと名付けるのです
と、ここまでのエピソードが語られると思っていたのですが、意外な事実があってこれは続編があると思っていいと、これまでになかったエピソードが展開されそうです
“はじまり”の物語 それが『オーメン ザ・ファースト』です。
エピソード0を名乗る作品の中ではまずまず良かったと思いましたね。
更に過激な、続・裏237号室の『オーメン ザ・ファースト』のレビューはこちらです。




















