怪物の木こり | 続・237号室 無事是A級からZ級映画列伝

続・237号室 無事是A級からZ級映画列伝

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『怪物の木こり』

 

 

 

 

 

2023年 日本

 

 

 

 

 

《スタッフ&キャスト》

 

 

監督 三池崇史

 

原作 倉井眉介

 

脚本 小岩井宏悦

 

撮影 北信康

 

音楽 遠藤浩二

 

 

 

出演 亀梨和也/菜々緒/吉岡里帆/柚希礼音/みのすけ/堀部圭亮/渋川清彦/染谷将太/中村獅童

 

 

 

 

 

《解説》

 

 

この男、超ヤバい

 

2019年・第17回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞した倉井眉介による小説を、亀梨和也の主演、鬼才・三池崇史監督のメガホンで映画化したサイコスリラー

 

連続殺人鬼に狙われる弁護士で目的のためには殺人もいとわないサイコパスでもある主人公・二宮彰を亀梨和也が演じるほか、事件を追う警視庁のプロファイラー・戸城嵐子役を菜々緒、二宮の婚約者の荷見映美役を吉岡里帆がそれぞれ務める、そのほかの共演に渋川清彦、染谷将太、中村獅童ら

 

 

 

 

 

《物語》

 

 

静岡にある邸に大勢の警察官が現れ、児童誘拐の容疑で家宅捜索、邸の奥で東間翠が子供と手術室でおり、翠はメスを子供に向けるが自らの首を切って自殺、隣の部屋には手術を受けたと思われる15体の子供の遺体が発見された

 

 

それから30年後、弁護士の二宮彰はある男に追われていた、山道を猛スピードで走り抜ける二宮の車に必死で追い掛けてくる男だったが二宮の策にハマって事故を起こして横転

 

 

男の素性を聞き出すと杉谷総合病院総務部の矢部と言う男で、救急車を呼んで欲しいと言う男の首を散乱しているガラスで切って殺した

 

 

二宮は杉谷総合病院の脳外科医の杉谷と共に何人もの人を殺しては処分していた、二宮も杉谷も有能だが裏の顔は邪魔な人間は平気で殺すサイコパス

 

 

そんなある夜、二宮が自宅マンションの地下駐車場に車を止めると覆面を被った男に斧で襲われた、男は斧を振り回し二宮は頭部にケガをするが何とか一命を取り留める

 

 

世間では頭蓋骨を割り、脳を奪い去る事件が二件発生し、連続猟奇殺人事件として捜査本部が設置される、プロファイラーの戸城嵐子も参加し、一見共通点がないようだが見逃している共通点があるはずだと

 

 

頭部に損傷を受けつつも病院で目を覚ました二宮は、その時に医師に頭部のMRIで脳チップが前頭葉に埋め込まれている事を知らされる

 

そこに二宮の婚約者の荷見映美がお見舞いにやって来た、映美は父親が自殺したばかりでまだその事実を受け止め切れていないでいた

 

 

警察は被害者全員が児童養護施設出身者で性格や行動に問題があり、被害者の一人に脳チップが埋め込まれていた事実を突き止めた

 

 

脳チップの過去の事件と言えば約30年前に起こった東間事件が思い出されるのだが

 

 

 

 

 

 

《感想》

 

 

オープニングで起こった事件がなかなか衝撃的で、刑事を先頭に東間邸に家宅捜索すると東間翠が頭に包帯を巻いた男の子を人質にするのですが、自らの首を切って自殺、隣の部屋にはアルコール漬けにされた子供の死体が15体

 

それは26年前の自動連続誘拐殺人事件で容疑者の東間翠による人体実験で脳チップを埋め込み、児童養護施設に送り込んで観察する計画なのです、翠を演じるのは柚希礼音

 

 

大勢の子供を誘拐して頭部を開いて脳チップを埋め込むのですが、耐えられなくて死んでしまう子供も多数です、生き残ったのはその時に保護された一人だけかと思われていたんです

 

 

後からわかることですが、その男の子以外にも脳チップを入れられた子供はいて施設の前に置き去りにされて、後から観察するのです、そんな事をする理由はあるのです

 

それから30年後、弁護士の二宮彰は自分と意見が合わない奴は簡単に殺してしまうサイコパスで、杉谷総合病院の脳外科医の杉本と共謀して殺して処理しているんです

 

二宮を演じるのは「事故物件 怖い間取り」の亀梨和也で、その風貌は完璧でイケメンでスタイルも良い、それでいて優秀な弁護士です、そんな彼がサイコパスなんです

 

 

人を殺すのも何とも思わない、常に冷静で平気で嘘をつく典型的なサイコパスなのです、何かで読んだのですが50人に1人くらいの確立でサイコパスは存在するそうですね

 

杉谷を演じるのは「大怪獣のあとしまつ」の染谷将太で、彼は持論でサイコパスは選ばれた人間だと、サイコパスになる人間は知能が高かったりします、彼は人体実験をしているんです

 

 

二宮の婚約者の荷見映美を演じるのは「ホリック xxxHOLiC」の吉岡里帆で、弁護士事務所を経営する父親が自殺した事がいまだに受け入れられないでいるんです

 

 

映美と二宮の出会いは父親が紹介した事から始まります、いつかは二宮に後継者になってもらおうとね、でも映美は二宮が演技をしているみたいで苦手なんです、しかも父親を殺したのは二宮ですからね

 

 

世間を騒がしている脳泥棒と呼ばれる事件が発生、この捜査本部にプロファイラーの戸城嵐子が参加、演じるのは「ヲタクに恋は難しい」の菜々緒

 

 

嵐子の御守りをさせられる刑事の乾を演じるのは「キングダム2 遥かなる大地へ」の渋川清彦で、嵐子にサイコパスの特徴を聞くとそれはお前か?と(笑)、上司の広瀬を演じるのは堀部圭亮

 

 

正義感の強い乾は保険金殺人で妻を階段から突き落として殺したとされる剣持武士を殴って問題を起こして飛ばされてしまうんです、剣持を演じるのは「虎狼の血」シリーズの中村獅童

 

 

斧で頭を叩き割って脳を持ち去る事件が連続して3人目に襲われたのが二宮なんです、二宮は助かったので警察の目には届かなかったのですが、嵐子は気付いてしかも二宮がサイコパスだと感じ取るんです

 

 

それも執拗に二宮は殺人鬼に狙われて、狙われる理由は脳チップではないかと、それには嵐子も気付いて過去の東間事件が掘り返されるのです、その被害者が剣持なんです、しかも殺された犠牲者も東間事件の被害者で二宮もそうだったんです

 

 

 

 

 

 

サイコパスVS連続殺人鬼 それが『怪物の木こり』です。

 

 

 

 

 

50人に1人はサイコパスだと言われていますが、全員が人殺しではないです、考え方が異常だったりするんです。