エクソシスト 信じる者 | 続・237号室 無事是A級からZ級映画列伝

続・237号室 無事是A級からZ級映画列伝

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『エクソシスト 信じる者』

 

 

 

 

 

2023年 アメリカ

 

 

 

 

 

《スタッフ&キャスト》

 

 

監督・脚本 デビッド・ゴードン・グリーン

 

脚本 ピーター・サットラー

 

撮影 マイケル・シモンズ

 

音楽 デヴィッド・ウィンゴ/アマン・アッパシ

 

 

 

出演 レスリー・オドム・Jr./アン・ダウト/ジェニファー・ネトルズ/ノーバート・レオ・バッツ/リディア・ジュエット/オリビア・オニール/エレン・バースティン/アン・ダウト

 

 

 

 

 

《解説》

 

 

比類なき恐怖が目覚める

 

1973年製作の名作ホラー映画「エクソシスト」の正統続編で、同作より50年後の現代を舞台に、悪魔に憑依された2人の少女が呼び覚ます恐怖を描いたホラー

 

「エクソシスト」でクリス・マクニールを演じたエレン・バースティンが引き続き同役を務め、ブラムハウス・プロダクションズのジェイソン・ブラムが製作を手掛け、「ハロウィン」シリーズのデビッド・ゴードン・グリーンが監督を務めた

 

 

 

 

 

《物語》

 

 

写真家のヴィクター・フィールディングは妊娠中の妻ソリーンと休暇でタヒチへ、ソリーンは市場で知り合ったブードゥー教の祈祷師に生まれてくる赤ちゃんに祝福を与える儀式をしてもらった

 

教会で写真を撮りたいヴィクターと疲れて先にホテルに戻ったソリーン、そこで大地震が起こり、ヴィクターが駆け付けると逃げ遅れたソリーンが瓦礫の下敷きに

 

ソリーンは生まれてくる子供をヴィクターに託して気を失った、病院に運ばれたソリーンだったがヴィクターは医師から母親か子供かの選択を迫られた

 

 

13年後・ジョージア州、妻を亡くしたヴィクターは娘のアンジェラと2人暮らし、その日はアンジェラは友人のキャサリンと遊ぶ約束をし、夕飯までに戻るようヴィクターに言われ、森に出掛けた

 

 

ヴィクターは久しぶりのスタジオの家族写真を撮っていると子供ははしゃぎ回ってなかなか撮れないでいたが、ふと子供の顔が恐ろしい形相になる現象に襲われた

 

帰宅したヴィクターはアンジェラがまだ帰ってない事に心配し、キャサリンの母親のミランダに電話をするとキャサリンも帰っていない

 

同級生に連絡すると森の方に入って行ったと聞いてキャサリンの父親のトニーらと森に向かうが見付からず、警察に連絡、3日後に牧場の納屋に隠れているアンジェラとキャサリンが発見された

 

 

足は爛れて傷だらけだったが命に別状はない、しかし2人には時間認識がなかった、道に迷って森を歩き続けたと言い、検査結果は異状なし

 

家に戻ってアンジェラに不思議な事が起こり始め、何かに憑りつかれたような状態になり、病院に連れて行くとキャサリンも同じ状態で病院にやって来た

 

 

看護師のポーラがアンジェラが男の声でポーラの誰も知らない過去を話した事をヴィクターに伝え、そして娘が悪魔に憑依された経験を持つ、クリス・マクニールの著書を手渡した

 

 

 

 

 

 

《感想》

 

 

単独作品なら及第点なのですが、あの名作「エクソシスト」の正統続編とするならばちょっとね、それは誰でも感じる事だと思います

 

 

それによって「エクソシスト2」「エクソシスト3」「エクソシスト ビギニング」らはなかった事とは言いませんがなくても良いようになってしまいました

 

 

やはり監督が「ハロウィン」シリーズのデビッド・ゴードン・グリーンなので、同じように第1作目からの続編とした方が作りやすかったのかもね

 

それでも登場する悪魔・パズズが脈絡もなく少女2人に憑りつくのです、その少女の1人アンジェラを演じるのはリディア・ジュエットで、生まれたと同時に母親は亡くなっているんです

 

 

アンジェラがお腹の中にいる時にタヒチでブードゥー教の祈禱師に祝福のお祈りをしてもらっているのです、それなのに死んでしまったから悪魔が宿ったのかな?

 

アンジェラの父親ヴィクターを演じるのはレスリー・オドム・Jr.で、彼は母親かお腹の子かの選択を迫られるのです、それも悪魔が宿るきっかけなのかなぁ?

 

 

13年が経って、アンジェラは友人のキャサリンと森な中に入って行方不明となるのです、その時に母親を呼び出す降霊術を試みるんです、これも関係があるのかなぁ?、演じるのはオリビア・オニール

 

 

ヴィクターとアンジェラの家の隣に住む看護師の女性ポーラを演じるのはアン・ダウトで、彼女が自分しか知り得ない事をアンジェラが男の声で話した事からもう医学では太刀打ち出来ないと感じてある一冊の本をヴィクターに手渡します

 

それは元女優で作家のクリス・マクニールの著書で、彼女は50年前に娘が悪魔に憑りつかれ、悪魔祓いに成功し、その後に悪魔の存在を知らしめる活動をしてきたのです、演じるのはエレン・バースティン

 

 

50年前に娘のリーガンが悪魔に憑りつかれて2人の神父による壮絶な悪魔祓いを経験しているのです、その後にその出来事を著書として出版した事でリーガンと仲違いしてしまって長い間会ってません

 

 

本を読んでヴィクターはクリスに会う事にし、しかし悪魔がパズズだと知り、過去の因縁からかクリスはアンジェラに十字架で目を潰されてしまいます

 

 

アンジェラとキャサリンの2人が同時に悪魔に憑りつかれて両親は困惑するばかり、悪魔祓いをしようにも教会は病院の治療を受けろと消極的で許可しません、壮絶な悪魔との戦いが始まります

 

 

当初はリブート版の予定でしたが続編となって、しかも三部作となるようです、ラストにリーガンが母親に会いに現れるのです、まさかリンダ・ブレアが登場するとは驚きでしたね

 

 

 

 

 

 

悪魔の嘲笑が響き始める それが『エクソシスト 信じる者』です。

 

 

 

 

 

過去の名作に挑戦するのは勇気がいるでしょうね、絶賛より酷評が多いですもんね、でも「チューブラーベルズ」の旋律はテンション上がります。