ハロウィン(2018) | 続・237号室 無事是A級からZ級映画列伝

続・237号室 無事是A級からZ級映画列伝

タカによるA級からZ級映画まで、榮級は絢爛豪華な超大作、美級は美しい女優や映像美、死級は禍々しい阿鼻叫喚、出級はあのスターの意外な出演作、イイ級は耽美なエロティシズム、Z級は史上最悪なクソ映画、その全てをレビューと少しの競馬予想と日常の出来事

 

 

 

 

 

『ハロウィン』

 

 

 

 

 

2018年 アメリカ

 

 

 

 

 

《スタッフ&キャスト》

 

 

監督・脚本 デビッド・ゴードン・グリーン

 

脚本 ジェフ・フラッドリー/ダニー・マクブライド

 

音楽 ジョン・カーペンター/コディ・カーペンター

 

 

 

出演 ジェイミー・リー・カーティス/ジュディ・グリア/アンディ・マティチャック/ウィル・パットン/ニック・キャッスル/ジェームズ・ジュード・コートニー/ハルク・ビルギナー/ディラン・アーノルド/ヴァージニア・ガードナー/トビー・ハス/マイルズ・ロビンス

 

 

 

 

 

《解説》

 

 

恐怖が、忍び寄る

 

ジョン・カーペンター監督による1978年の名作ホラー「ハロウィン」の40年後を描いた続編、78年版でローリーを演じたジェイミー・リー・カーティスが再び同役を務め、「ジュラシック・ワールド」のジュディ・グリアらが共演

 

「ボストン ストロング~ダメな僕だから英雄になれた~」などのデビッド・ゴードン・グリーンが監督を務め、殺人鬼がハロウィンの夜に起こす悪夢を描いた 

 

 

 

 

 

《物語》

 

 

スミス・グローブ医療観察センター、ここには過去40年監禁されている患者がいる、彼は凶悪殺人犯のマイケル・マイヤーズ、彼の研究をしている心理学者のサルテインは報道番組の記者アーロンとデーナと会った、彼らはマイケルが他の施設に移送される前に会いたかったのだ

 

 

2人はマイケルの近くまで行く事が許されるがマイケルは40年間一言も発していない、アーロンがハロウィンマスクを取り出すと、他の囚人が騒ぎだした、マイケルの異変を感じたのか

 

 

イリノイ州ハドンフィールド、マイケルの面会をしたアーロンとデーナはマイケルを挑発するも失敗、そこでマイケルの宿敵に会いに来たのだ、それはローリー・ストロード

 

彼女はその昔にマイケルに執拗に狙われて襲われている、デーナは過去に起きた事件を偏りのない目で再検証する番組を作っていると説明してインタビューを開始

 

ローリーはいまだにマイケルを恐れており、2回離婚し、娘のカレンや孫娘のアリソンとも関係が良くなく、アーロンはマイケルに会ってみてはと提案するがローリーは拒否

 

カレンはレイと結婚し、娘のアリソンと暮らしている、アリソンはローリーをハロウィンパーティに招待したいがカレンは2人を会わせたくない

 

 

過去の事件は風化し、知っている人も少なくなった、それでもローリーはマイケルの襲撃に備えて銃の鍛錬に余念がない、マイケルが他の施設に移送される夜、病棟の前に車を停めて銃を握っていたが何も出来なかった

 

車を運転する親子が移送中の車が事故を起こしているのを発見、父親が様子を見に行き、息子は通報するがマイケルに殺されてしまう、その後にガソリンスタンドでアーロンとデーナを殺害してハロウィンマスクを手に入れた

 

 

ローリーはニュースでマイケルが脱走したした事を知り、カレンに危険を訴えるがカレンはローリーを追い返してしまう

 

 

 

 

 

 

《感想》

 

 

この音楽を聞くとテンションが上がります、「ハロウィン」の第1作目を思い出します、本作はリメイクでもリブートでもない第1作目から40年後の続編なのです

 

 

まさかの続編で驚きもありましたが、素直に嬉しかったですね、でもあれから40年間マイケルは医療観察センターに入っていたようです

 

彼を追っていたルーミス医師は既に亡くなっており、彼の弟子であるサルテインがマイケルの研究を使命と感じているのですが、国が興味を失って資金がなくなり他の施設に移送される事になったんです

 

そんな彼を取材するアーロンとデーナなのですが、仕事仲間に見えるのですがカットされたシーンではセックスシーンもあってパートナーのようです、アーロンは彼のハロウィンマスクを持って来たのです

 

 

もちろん宿敵のローリー・ストロードを演じるのはジェイミー・リー・カーティスで、彼女はマイケルに備えて40年間を生きて来たのです、2度の結婚をするも理解はされず離婚、産まれた娘のカレンにも戦闘の英才教育をして施設に保護されてそれ以来不仲となります

 

 

カレンを演じるのはジュディ・グリアでそんな精神不安定な母親と距離を置いて普通に結婚して娘のアリソンと3人で暮らしているのです、しかしカレンはアリソンをハロウィンパーティに行かせてしまうのです

 

 

アリソンを演じるのはアンディ・マティチャック、こちらは気難しい母親とは気が合わず、こっそりと祖母のローリーと会っているのです、そしてハロウィンの夜に想像を絶する恐怖を味わう事になるのです

 

 

一度は倒せたかもしれないマイケルだったのですがサルテインがマイケルに魅入られたのか純粋な悪を知りたく警官を殺してまでマイケルを救うも頭を踏み潰されて殺されるのです

 

40年間もマイケルに対する備えをして来たなんて家族はたまりませんわ、ローリーはずっとマイケルが脱獄する日を待っていたんです、そしたら自分で殺せるから

 

 

でもね、マイケルは40年も経っているのにローリーの顔を見ると分かるようなのです、それにアリソンを見た時も何か違ったもの、これは不思議な血の関係なのかも

 

ローリーは自宅を対マイケル用に改造していて武器もトラップも用意していても、マイケルに翻弄されるのです、それほどマイケルは不死身なのです、ですが最大のトラップがあってこれでマイケルも一巻の終わりとなります

 

 

ちなみにシリーズは全部で8本あってそれらはなかった事になります、第1作目の事件の後にマイケルは警察に捕まって40年間に渡って精神病院に幽閉されているのですから、それでも過去シリーズにオマージュを捧げています

 

 

 

 

 

 

伝説のホラー映画が現代に甦る、神出鬼没の恐怖“ブギーマン”が日本上陸! それが『ハロウィン(2018)』です。

 

 

 

 

 

この新シリーズは3部作となっていて「ハロウィンKILL」へと続きます。