『カラダ探し』
2022年 日本
《スタッフ&キャスト》
監督 羽住英一郎
原作 ウェルザード
脚本 土城温美
撮影 一坪悠介
音楽 菅野祐悟
出演 橋本環奈/眞栄田郷敦/山本舞香/神尾楓珠/醍醐虎汰朗/横田真悠/柳俊太郎/西田尚美/柄本佑
《解説》
死んでも死んでも、殺される 超刺激的ループ型ホラー!
小説投稿サイト「エブリスタ」で話題を集めた携帯小説で、2014年には漫画化もされた人気作品「カラダ探し」を、橋本環奈の主演で「海猿」シリーズの羽住英一郎監督が映画化
俳優6人が演じる高校生たちがタイムループを繰り返すSFに加え、どこか孤独を感じている彼らの間に友情が芽生える青春ドラマ、そしてタイムループの謎を解くミステリー
《物語》
7月5日の朝、目を覚ました森崎明日香は朝食を食べ、母親が作り過ぎたコロッケを友人たちにあげてと弁当を持たされた、通学路では猫がバスに轢かれた
同じクラスにはバスケ部のエースで女子に人気の高広や、年上の彼氏にバイクで送ってもらう大人びた雰囲気の留美子、真面目な委員長の理恵やクラスでいじめを受けている翔太らがいた
昼休みになり友達のいない明日香は独りで改装工事中の礼拝堂で弁当を食べていると、近くにあった井戸から血まみれの無数の手が出ている幻を見た
工事作業員が来て我に返った明日香が戻ろうとすると校舎の裏で教師の八代が猫の死体を埋めているのを目撃、八代が去った後に背後から「私の体を探して」と声がし、振り向くと誰もいない
その夜、明日香のLINEに不気味なメッセージが送られてきたが怖くなった明日香は無視してベッドに入るが、深夜0時を迎えると明日香は学校の礼拝堂にいた
そこには高広や留美子に理恵に翔太、そして登校拒否をしている篤史もいた、翔太は何かに怯えているようだが篤史が帰ると言って礼拝堂を出た
運動場を横切っていると何者かに襲われて体を真っ二つにされて殺された、そして赤い人という血まみれの少女が現れ、次々に襲い掛かって殺し、最後に明日香が殺された
明日香は自分の部屋で目を覚ました、母親が弁当を作り、作り過ぎたコロッケを友人たちにあげてと言い、猫がバスに轢かれた、明日香は7月5日を繰り返していると気付いた
同じように高広や留美子ら他の者たちも気付き、何が起きているのかわからなかったが翔太はカラダ探しだと
《感想》
おいらはこんな同じ日が毎日続くような意味が分からない物が大好きなんです、不条理なものとかもね、それにたまには若い俳優たちも見とかないとね
真夜中の0時を過ぎると学校の礼拝堂に集められる6人の男女、わけも分からずに襲われて理不尽に殺されてしまう、次の日もまた同じ日
主人公の森崎明日香を演じるのは「キングダム2 遥かなる大地へ」の橋本環奈で、ちょっとした出来事があってクラスでは浮いた存在となってしまったんです
学校を休んでる間に変な噂が流れてしまってそれから孤立してしまい、お昼の弁当も一人で食べる孤独な少女、この学生時代って難しいようですね
バスケ部のエースで人気者の伊勢高広を演じるのは「東京リベンジャーズ」の眞栄田郷敦で、明日香とは幼馴染なのですがクラスでは余所余所しくて、夜の学校では名前で呼び合う仲なんです
クラスでのカーストで上位にいる柊留美子を演じるのは「今日から俺は!」の山本舞香で、気の強い女子なのですが年上の彼氏が実は彼女がいて自分は浮気相手だったです、毎日同じ日で怪しかったので彼のスマホを見て発覚
登校拒否をしている清宮篤史を演じるのは「樹海村」の神尾楓珠で、イケメンで登校してれば楽しい事ばかりのような気がしますが本人にはそれなりに理由があるんでしょうね
クラスでイジメられている浦西翔太を演じるのは醍醐虎汰朗で、あまりよく知らない役者なのですがいじめられっ子なのですがいい味出してましたね
クラスの委員長の鳴戸理恵を演じるのは横田真悠で、こちらもあまりよく知らない女優さんで、クラスでは真面目なグループに属している感じで留美子とは真逆な感じです
そんな6人が午前0時に学校の礼拝堂にいきなり持ってこられるんです、最初はクラスでもそんなに話した事もない6人って感じで、毎日殺されてしまいます
毎日同じ日を繰り返すと毎朝猫がバスに轢かれて死ぬのですが明日香が少し早く家を出て助けようとすると既に高広が猫を抱いていて、留美子と理恵も走って来るんです
そんなに仲の良いわけじゃなかった特に女子3人は運命共同体のようになって3人で一緒にいる事も増えて明日香も充実した毎日となるんです
6人で学校をサボって海に行ったりして青春をしてみたり、女子に手を出してきた奴らとケンカになってみんなで走って逃げだしたりとそれがきれいな映像でね
毎回殺されても次の日には生き返ってるので少しずつカラダ探しが完成に近づくのですが、ある日に理恵が消えてしまうんです、クラスのみんなは最初からそんな子はいないと、遂にその存在自体が消されてしまう展開となってしまい焦りが出てきます
そのカラダ探しの何かを知っている教師の八代を演じるのが柄本佑で、彼らが図書室でカラダ探しの地図を描いているのを見て何かを感じるんです
血まみれの赤い人と呼ばれる少女が恐ろしい異形の姿で襲い掛かってきます、これが終わらない死のループで刺激的ですね、若手俳優はホラーを登竜門にして出てほしいですね
死のループから抜け出し、6人で明日を手に入れろ! それが『カラダ探し』です。
怖いって事はなかったですが、おいらはこんなの大好きですね。