『東京リベンジャーズ』
2021年 日本
《スタッフ&キャスト》
監督 英勉
原作 和久井健
脚本 高橋泉
撮影 江崎朋生
音楽 やまだ豊
出演 北村匠海/山田裕貴/杉野遥亮/今田美桜/鈴木伸之/真栄田郷敦/清水尋也/磯村勇斗/間宮祥太朗/堀家一希/湊祥希/吉沢亮
《解説》
運命を殴り変えろ
アニメ化もされた、和久井健のコミック「東京卍リベンジャーズ」を原作にしたSFアクション、どん底の生活を送る青年が元恋人を事故で失い、不良だった高校時代にタイムリープして事故の回避に挑む
監督を務めるのは「映像研には手を出すな!」シリーズの英勉、「とんかつDJアゲ太郎」などの北村匠海、「あの頃、君を追いかけた」などの山田裕貴、「羊とオオカミの恋と殺人」などの杉野遥亮のほか、今田美桜、鈴木伸之、真栄田郷敦らが出演する
《物語》
安いボロアパートで暮らしている花垣武道はその日人生で唯一の彼女だった橘日向とその弟の直人が半グレ集団“東京卍會”と暴力団の抗争に巻き込まれて死んだ事をニュースで知った
バイト帰りに武道は地下鉄のホームで何者かに後ろから押されてホームに転落、電車が目の前に迫る瞬間に武道は10年前の渋谷駅にタイムリープしていた
目の前には高校の同級生のアッくんこと千堂敦、タクヤ、マコト、山岸、彼らは溝高5人衆と名乗っていた、武道はこれは死ぬ前の走馬灯だと思いながらも懐かしんでいた
5人は渋高2年にケンカを売りに行ったがそこにやって来たのは3年のキヨマサたち、東京卍會のメンバーであるキヨマサは圧倒的に強くボコボコにされ、武道はこの日を境に彼の奴隷となった事を思い出した
武道はこの奴隷生活から逃げる為に高校中退、その後は何をやってもうまくいかず謝ってばかりの人生を歩む事になったのだ
立ち上がった武道は日向を思い出したがどんな顔だったか思い出せない、彼女の住むマンションに行くと日向も帰宅したところで武道の傷の手当てをすると武道は10年後に死ぬ走馬灯だと説明する
しかし日向は武道は強い、その10年後には私は一緒にいるよね?と聞かれ、俺は今よりクソ人間だと言うと、日向はだったら頑張って、そして10年後も一緒にいてと励ます
公園で考えていると日向の弟の直人が不良に絡まれていて何とか助け出した武道は10年後の今日、日向と直人は事故で死ぬ、だからお前が日向を守れと話し、2人は握手をしたその瞬間に武道は現在へと戻った
駅の医務室で目覚めた武道の前に直人の姿があった、10年前の武道の言葉を信じて刑事となり今は東京卍會を追っている、直人は生きているが日向を助ける事は出来なかったと
直人は武道に再び過去に戻って運命を変えて欲しいと頼む、2人の握手がタイムリープのきっかけになると確信した武道に日向を救う為に再び過去へと戻った
《感想》
最近は漫画を読まなくなったおいらなのですがこの「東京卍リベンジャーズ」は発売されている全巻を読んでいます、最初は勧められて不良漫画かと思っていたのですがタイムリープをするSF不良漫画だったんです
「ビーバップハイスクール」や「ろくでなしブルース」なんかを読んできたおいらからしたら正統派不良漫画ではないですが最近の漫画は正統派なんてなくて強烈なアイデアが詰まった作品が多いですよね
主人公の花垣武道を演じるのが北村匠海で高校時代にキヨマサにボコボコにされた事で奴隷のような毎日から逃げる為に高校中退をして、それからの人生はずっと底辺なんです
汚いボロアパートで目を覚ました武道はテレビのニュースで過去に唯一の彼女の橘日向と弟の直人が事故に巻き込まれて死んだと知るんです、高校中退して日向と別れた武道は衝撃を受けるんです
武道はネットカフェでバイトをして生活しているのですが店長や店員にはバカにされていつも謝るばかりで冴えない毎日、地下鉄で電車を待っていると後ろから突き落とされてしまうんです、その瞬間に高校時代にタイムリープしてしまうんです
そこでキヨマサにボコボコにされて奴隷生活がまた始まってしまうんです、このキヨマサを演じるのが「今日から俺は!」の鈴木伸之でこの鈴木伸之の演じるキヨマサが悪くてめちゃ良かったです
キヨマサは賭けタイマンを開催していてケンカをさせて元締めをしているんです、武道は奴隷生活を何とかしようとキヨマサにタイマンを挑むんです、殴られても殴られても立ち上がる武道にキヨマサもちょっとビビッてしまうんです
それを見ていたのが東京卍會の総長の佐野万次郎と二番手の龍宮寺堅、マイキーとドラケンと呼ばれる2人は不良たちに一目置かれる存在でマイキーを演じるのは「青くて痛くて脆い」の吉沢亮、ドラケンを演じるのは「ヒノマルソウル 舞台裏の英雄たち」の山田裕貴
弱いのに強い相手に一歩も引かない武道を気に入ったマイキーは彼を友達にしてしまう事でキヨマサを蹴り倒してこの賭けタイマンも廃止され、奴隷生活もなくなってマイキーやドラケンと遊ぶ仲になるんです
しかしその風貌は不良そのものなので武道の彼女の日向は武道が連れて行かれると思ってマイキーにビンタ、そこで武道はマイキーとドラケンに日向は俺の大切な存在なので俺が守ると言った事からますます気に入られるんです、日向を演じるのは今田美桜
日向の弟で武道のタイムリープの重要な存在となる直人を演じるのは杉野遥亮、東京卍會の三番手をの三ツ谷隆を演じるのは「ヒノマルソウル 舞台裏の英雄たち」の真栄田郷敦、武道の幼なじみの千堂敦を演じるのは「今日から俺は!」の磯村勇斗
出番は少ないのですが続編で重要な存在となる半間修二を演じるのが「青くて痛くて脆い」の清水尋也、稀咲鉄太を演じるのは「Red」の間宮祥太朗
もちろん原作漫画をかなり端折っているのですが一応は完結させているのはある意味凄いですね、原作漫画はかなり壮大な内容になっているので機会があれば読んでもらいたいですね、監督の英勉は上手く料理したのではないかな?
仲間との絆、大切な人との未来、譲れないものを守るため、男たちの熱きリベンジがいま始める それが『東京リベンジャーズ』です。
本作に続編「東京リベンジャーズ2」はあるのでしょうか?ある感じで登場人物が描かれているのであって欲しいですね。