『ドリームプラン』
2021年 アメリカ
《スタッフ&キャスト》
監督 レイナルド・マーカス・グリーン
脚本 ザック・ベイリン
撮影 ロバート・エルスウィット
音楽 クリス・バワーズ
出演 ウィル・スミス/アーンジャニュー・エリス/サナイヤ・シドニー/デミ・シングルトン/トニー・ゴールドウィン/ジョン・バーンサル/ミケイラ・ラシェ・バーソロミュー/ダニエル・ローソン/レイラ・クロフォード/ディラン・マクダーモット
《解説》
誰も信じなかった常識破りの計画、信じ続けた破天荒な父の〈驚きの実話〉
ウィル・スミスが主演・製作を務め、世界最強のテニスプレーヤーと称されるビーナス&セリーナ・ウィリアムズ姉妹を世界チャンピオンに育て上げたテニス未経験の父親の実話を基に描いたドラマ
第94回アカデミー賞ではウィル・スミスが3度目のアカデミー賞ノミネートで初のオスカー像を手にした、監督はレイナルド・マーカス・グリーン
《物語》
治安の悪さで知られたロサンゼルス・コンプトンでウィリアムズ一家の父リチャードと母オラシーンは5人の娘を抱えて小さな家で暮らしていた
リチャードは優勝したテニスプレーヤーが4万ドルの小切手を受け取る姿をテレビで観て、娘のビーナスとセリーナをテニスの世界王者にするべくテニス未経験ながら計画書を独学で作成する
彼らが練習するのは公営の荒れたテニスコート、娘たちにちょっかいを出す地元のギャングたちに絡まれリチャードが殴られる事もあった
若い頃はKKKや警官相手にいつも袋叩きにされていた、誰も自分に敬意を払ってくれなかったが娘たちを敬意を払われる人間にすると決心して彼女たちの盾になっていた
リチャードの熱心な指導でビーナスとセリーナの技術は向上していく、次のステップに進もうとする中でリチャードは無料でコーチを引き受けてくれる人を探し回るのだがそんな人はいない
リチャードは2人の娘を連れて高級住宅地を訪れた、そこでジョン・マッケンローとピート・サンプラスをコーチしているポール・コーエンに娘たちのプレーを見て欲しいと強引に頼む
マッケンローが休憩に行き、サンプラスの了承を得て彼女たちを指導したコーエンはその実力に驚いた、無料でのコーチを了承するがそれはビーナスのみ、落ち込むセリーナをオラシーンが励ます
コーエンの厳しい練習は時にリチャードと考えがぶつかる時もあったがメキメキと上達、コーエンはプロになる為にジュニアの大会に出場して力を付けるべきと戦う事を覚える、そこでエージェントが付けば支援やスポンサーも
ビーナスは初めて大会に出場、裕福な白人ばかりの中でウィリアムズ一家は浮いた存在だったがビーナスは見事に優勝、しかしリチャードは自慢するなと叱り、謙虚さを教える
やがてリチャードはビーナスを史上最強の選手に育て上げる
《感想》
おいらはその昔にテニスをかじっていた事があったのでテニスの試合はちょいちょい見ます、でもこのウィリアムズ姉妹が出てきた時は衝撃的でしたね
それまでのテニスの選手ってほとんどが白人で日本人が数人だけ、アジアは日本人以外はいなかったです、そういう世界に黒人のウィリアムズ姉妹は肌の色だけでなく強かったです
黒人選手でどんなスポーツでも白人やアジア人よりも長けている印象があります、特にバネや瞬発力やインパクトの瞬間なんかはね
でもこのウィリアムズ姉妹にこんな事があったなんて知らなかったです、父リチャードはテニスの経験もなくビーナスとセリーナを世界最強のテニスプレーヤーに育ててしまったんだから、演じるのは「ジェミニマン」のウィル・スミス
治安の悪い地域で5人姉妹は目立って黒人ギャングに目を付けられて卑猥で猥褻な言葉を投げ掛けられます、それを良しとしないリチャードは抗議をするのですが袋叩きにされて終わり
リチャードはこのままでは娘たちに何かされるかもと銃を持って夜にギャングのたまり場に行き、リーダーの男を射殺しようと車を降りたところで違うギャンググループに銃撃されてリーダーは死に、リチャードは何もする事なく帰宅
しかしギャングらはビーナスとセリーナが強くなって新聞や雑誌に載るようになると公営のテニスコートの周りでビーナスとセリーナを守るようにいるのです、自分たちの町から有名人が出た事が嬉しかったのかも
ウィリアムズ一家はビーナスとセリーナだけでなく5姉妹全て優秀なのです、それはリチャードの厳しい指導があっての事なのですが、近所から虐待だと通報をされたりね、ビーナスを演じるのはサナイヤ・シドニー、セリーナを演じるのはデミ・シングルトンです
無料でコーチを引き受けてくれる人を探していてそこにジョン・マッケンローとピート・サンプラスがいるのには驚きです、あの試合が上手くいかないと大暴れするジョン・マッケンローですよ(笑)
マッケンローとサンプラスは時代が違うのでライバルって感じではないのですが、一緒に練習しているのが何だか面白かったし嬉しかったりもしました
ビーナスは初めてのジュニアの大会に出るのですが白人ばかりの中でウィリアムズ一家は異質な存在で、みんな裕福な白人のお嬢様って感じなのですけどね、ビーナスは圧倒的に強くて優勝、リチャードは優勝しても謙虚である事を忘れるなと
ビーナスばかり試合に出てセリーナもこっそりとエントリーしてリチャードも知らない内に快進撃なのです、ビーナスだけでなくセリーナも最強を目指しているのです
14歳でプロとしてコートに立ちナイキが契約金400万ドルを提示するも首を縦に振りません、決勝まで勝ち進み相手は世界王者のアランチャ・サントスを圧倒、しかしサントスはトイレ休憩を長く取ってビーナスのリズムを崩して逆転勝ち
帰りに会場から出るとそこには大勢のファンがビーナスを待っていて大歓声で称賛、スポンサー契約も次々と舞い込んでリーボックと1200万ドルで契約、まさにドリームプランですね
ふたりの世界チャンピオン誕生の秘密とは? それが『ドリームプラン』です。
思い出されるのはアカデミー賞の授賞式でのウィル・スミスがクリス・ロックに暴力を振るう事件ですね。



















