THE WAVE ザ・ウェイブ | 続・237号室 無事是A級からZ級映画列伝

続・237号室 無事是A級からZ級映画列伝

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『THE WAVE ザ・ウェイブ』

 

 

 

 

 

2015年 ノルウェー

 

 

 

 

 

《スタッフ&キャスト》

 

 

監督 ローアル・ユートハウグ

 

脚本 ヨン・コーレ・ラーケ/ハラール・ローセンローヴ・エーグ

 

撮影 ジョン・クリスティアン・ローゼンルンド

 

音楽 マグヌス・ベイテ

 

 

 

出演 クリストッフェル・ヨーネル/トーマス・ボー・ラーセン/アーネ・ダール・トルプ/ヨナス・ホッフ・オフテブロソンドレ/フリチョフ・ソーハイム/アイリー・ハーボー

 

 

 

 

 

《解説》

 

 

到達まで、あと10分

 

大災害の中で家族を守り、危機に立ち向かう人々の姿を描き、ノルウェーで大ヒットを記録したディザスターパニック、第88回アカデミー外国語映画賞のノルウェー代表作品にも選出された

 

ノルウェーのガイランゲル・フィヨルドを舞台に、大規模な岩山崩落による巨大津波の恐怖を描く、主演は「レヴェナント:蘇りし者」などのクリストッフェル・ヨーネル、「コールドプレイ」などのローアル・ユートハウグがメガホンを取る

 

 

 

 

 

《物語》

 

 

現在ノルウェーにある不安定な山腹の数は約300、大規模な崩落が起きるのは時間の問題、フィヨルド近辺の地質が不安定で大崩落を起こす可能性が高い

 

700万立法メートルの岩盤がフィヨルドに落ちれば巨大津波が発生する、これほど不安定な岩盤は世界的にも珍しい

 

 

津波警戒センターで働く地質学者のクリスチャンは妻のイドゥンと息子のソンドレと幼い娘のユリアの4人暮らし、一家はガイランゲル・フィヨルドに住んでいた

 

 

しかしクリスチャンは石油会社にヘッドハンティングされて都会に引っ越す事になった、センターでは仕事仲間たちがクリスチャンが今日でお別れするのを惜しむ

 

ささやかなお別れ会の後にクリスチャンがデスクの片付けをしていると観測ルームから警報が聞こえ、突然に地下水位が下がって通信が途絶えた

 

映像では特に異変は見られず接続不良という事になり、クリスチャンはデータ画面を見ていると仲間に引っ越しの準備をしろと帰宅させられる

 

 

気になるクリスチャンは自宅でもパソコンでデータ画面を見ているとイドゥンにもう辞めたのだから山の心配はしないでと言われて荷造りを手伝う

 

 

車でフェリー乗り場で待っていると山肌を見て気になったクリスチャンは道を戻りセンターへと向かい、津波災害を警告するが観光客が大切な為に警報は出せない

 

 

24時間の監視と言われてしまうがクリスチャンの不安は的中し、大規模な岩盤崩落が発生し、津波の到達は10分後に迫る

 

 

 

 

 

 

《感想》

 

 

フィヨルドとは、氷河の侵食作用によって形成された複雑な地形の湾や入り江の事です、何万年もかけて降り積もった雪が固まって氷に変化したのが氷河で、自身の重みによって斜面を削りながら深い谷を形成し、約12000~15000年前み氷が溶けて海面が上がった為に深い谷の一部が海に沈む事でフィヨルドが形成されました

 

 

ノルウェーにはフィヨルドの数は1700以上あるそうです、それは世界遺産にもなっていて観光客も大勢訪れる美しい景観です、本作ではそのフィヨルドが牙を剥きます

 

 

オープニングでは過去のフィヨルド崩落事故が語られます、1905年1月15日、村人が寝静まった夜中に岩盤崩落は起きた、ノールフィヨルドで起きた岩盤崩落の影響で津波が発生し、63人が犠牲となった

 

ローエン湖畔を襲った津波は海抜40メートルに達し、ターフィヨルドの岩盤崩落から58年、この天災での犠牲者は40人に上ってしまう

 

 

この手のディザスター・ムービーにありがちなのですが、主人公が警報を鳴らせと言っても観光が大切だと言ってなかなか警報は出ないのです

 

主人公のクリスチャンを演じるのはクリストッフェル・ヨーネルで、石油会社に勤める事になってガイランゲルから都会に引っ越す事が決まっているのです

 

 

しかし異常なデータが気になって忠告をするのですが、結果的にフィヨルドに岩盤崩落が起こって警報を出すのですが津波の到着までわずか10分

 

もちろん住人はパニックとなって車で高台にまで逃げるのですが渋滞となってその後ろには津波が襲い掛かってきます、その迫力は恐ろしいくらいです

 

 

クリスチャンの妻のイドゥンを演じるのはアーネ・ダール・トルプでホテルで働いているのですが、警報で宿泊客を避難させようとするのですがわずか10分ですからね

 

 

全員をバスに乗せた後に息子がいない事に気付いて戻るのです、そしたら息子は地下でイヤホンをして音楽を聴いてスケボーをしているんです、それを観光客の夫婦と助けて戻るもバスは行ってしまって津波が襲い掛かるのです

 

 

4人は急いでホテルのシェルターに向かうのですが夫婦の妻が走るのが遅くてシェルターの手前で津波に飲まれてしまいます、イドゥンは助けようとする旦那を説得してドアを閉めさせます

 

その後はシェルターに水が入ってきてパニックとなった観光客の旦那がイドゥンの息子を助かりたいが為に沈めようとするが、それをイドゥンは旦那を沈めて溺死させます、息子を守る為にこの夫婦を犠牲にさせるイドゥンってすごいや

 

ハリウッド大作ほどの派手な演出やCGはないですが面白いです、日本にいると津波って地震や台風で起こるものだと思いがちですが国によって違うのですね

 

 

 

 

 

 

美しいフィヨルドの景勝地で大津波が発生、家族を救おうと尽力する主人公の姿を描く それが『THE WAVE ザ・ウェイブ』です。

 

 

 

 

 

ノルウェーの美しいフィヨルドを観光に来てこんな大惨事に襲われたらどうなる事やら。