『アパートメント』
1996年 フランス・イタリア
《スタッフ&キャスト》
監督・脚本 ジル・ミモーニ
脚本 ビラール・トマス・ジメネス
撮影 ティエリー・アルボガスト
音楽 ピーター・チェイス
出演 ロマーヌ・ボーランジェ/ヴァンサン・カッセル/モニカ・ベルッチ/ジャン・フィリップ・エコフェ/マチュー・カソビッツ/サンドリーヌ・キベルラン
《解説》
すれ違い、もつれあう運命の糸、取り戻せない時間、終わらない恋
ヴァンサン・カッセルとモニカ・ベルッチの初共演作である恋愛ミステリー、過去と現在が交錯しながら、すれ違いつづける恋人たちの悲劇の真実がドラマティックに明かされていく、スタイリッシュな映像によるヒッチコックへのオマージュも秀逸だ
パリのアパートメントを舞台に、1人の男性を巡って女優のリザ、看護師のアリス、結婚間近のミュリエル等3人の女性たちの様々な想いを描く恋愛劇
《物語》
商社マンのマックスはニューヨークからパリに戻って二か月、仕事もプライベートも順調でニューヨークで知り合った恋人のミュリエルとの結婚を控えて幸せな日々を送っていた
取引先の日本人と会ったカフェで電話をしようと公衆電話に行くとすりガラスの向こうに女性の人影がありマックスは化粧室へ、そこで電話の声が聞こえ、その声は2年前に突然に姿を消した恋人のリザの声
リザらしき人は勢いよくカフェから飛び出した、マックスは見失ってしまう、その夜から東京に出張の予定だったがミュリエルに空港まで送ってもらったが、東京に行ったふりをしてリザを探す事にした
公衆電話に残されていたホテルの鍵を手掛かりにしてマックスはそのホテルの部屋に侵入、そこで灰皿に破られた新聞紙があり、繋ぎ合わせると美術商のダニエル・ドゥ・フーキエールの妻が交通事故死の記事
マックスはその葬儀に向かい、その後にダニエルを尾行、ダニエルはあるアパートメントに入り、ある部屋に薔薇一輪と手紙と合鍵を残して去った、マックスはその手紙を捨てて会いたいと手紙を残す
次の日、マックスは合鍵を使って部屋の中へ、そこに帰宅したリザと再会だと思ったが、それはリザを名乗る別人の女性、マックスは元恋人のリザと勘違いしてここまで来てしまったのだ
初めは警戒していたリザだったが話しを聞いてマックスに同情、身も心も疲れ果てたマックスはリザと一夜を共にする
翌日にはリザはコーヒーを入れてくれるがカップの場所も分からず何かぎこちない様子、リザは看護師の仕事に行くと言って部屋を出て行った
やがてこの純愛は愛が招いた悲劇の真実をマックスは知る事になる
《感想》
本作を初めて観た時は衝撃的でしたね、人が殺されたりするのではないミステリーで1人の男を巡って3人の女性が展開する恋愛を含めたミステリーなのです
当時はロマーヌ・ボーランジェの名前を見て本作を観たのです、童顔でスタイルの良い女優さんでフランスから新しい女優さんが出てきたなと注目していたんです
しかし本作を観ているとここで初めてリザを演じるのが「ドラキュラ」のモニカ・ベルッチ、後にイタリアの宝石と呼ばれる女優さんを見て目を奪われましたね、強烈に美しい女優さんがイタリアから出てきてなと
そして翻弄されるマックスを演じるのがヴァンサン・カッセルで商社マンでニューヨークで出会ったミュリエルとの結婚も控えた順風満帆なビジネスマンなんです
恋人のミュリエルを演じるのがサンドリーヌ・キベルランでこちらは金髪でスレンダーな女性で、出番は少ないのですがこのミュリエルが一番不幸なのではと思ってしまいます
カフェにある公衆電話は地下にあってマックスが電話を掛けようと行くと中に女性がいるようなんです、化粧室で手を洗っていると女性の声が聞こえて、それが2年前に突然消えた恋人のリザだと
東京出張が決まっていたのですが行ったふりをしてリザを探す事にするんです、手掛かりとして公衆電話に残されていたホテルの部屋に行くのですが、そこで美術商の妻が事故死した新聞記事を見付けるんです
そこでマックスは事故死はおかしいとリザが話していたのを思い出すんです、美術商のダニエルとはローマで知り合ったようなのですがダニエルはリザに執拗に迫るんです
マックスはダニエルを尾行してリザのアパートメントの部屋を突き止める事が出来て、ダニエルが残した合鍵で部屋の中に入るのですが、そこに女性が帰って来るんです
タンスの中に隠れて様子を窺うのですが女性が窓から飛び降りようとした事で助けに飛び出すのですが、女性はリザではなくて同じ名前のリザだったんです
その頃マックスの友人のリュシアンは黒髪の女性のアリスとデートだと話して、その容姿を聞くと元恋人のリザに似ている感じがしないでもないんです
マックスは疲れ果てて同情してくれるリザとその夜を一緒に過ごすんです、テラスに出たマックスをダニエルを見ていたりと尾行をしたりされたりと、でもロマーヌ・ボーランジェがヌードを披露しています
現在と過去が入り乱れてスタイリッシュな映像が展開されるのですが、徐々に切ない恋愛模様となっていくのがミステリーなのですが面白いのです
ヴァンサン・カッセルは過去はお洒落な髪型で現在はキリっとまとめていてカッコイイです、モニカ・ベルッチはこの先はゴージャスでセレブな感じになる前の綺麗なお姉さん、ロマーヌ・ボーランジェは童顔巨乳で最強でした
本作がきっかけでヴァンサン・カッセルとモニカ・ベルッチが結婚となりました、1999年から2013年まで夫婦でした、監督はジル・ミモーニでヒッチコック作品に影響を受けているシーンが色々と見られます
どうしても、あなたが欲しかった それが『アパートメント』です。
ハリウッドでリメイクされた「ホワイト・ライズ」は如何にもハリウッド作品でラストはズッコケました。















