『ストリート・オブ・ファイヤー』
1984年 アメリカ
《スタッフ&キャスト》
監督・脚本 ウォルター・ヒル
脚本 ラリー・グロス
撮影 アンドリュー・ラズロ
音楽 ライ・クーダー
出演 マイケル・パレ/ダイアン・レイン/リック・モラニス/エイミー・マディガン/デボラ・バン・フォルケンバーグ/リチャード・ドーソン/ストーニー・ジャクソン/ウィレム・デフォー/ビル・パクストン/リー・ビング
《解説》
あいつが帰ってきた
硬派なアクション作品で知られるウォルター・ヒル監督が1984年に手がけ、王道な青春ストリートとスピーディーな展開、ファイヤー・インクによる「今夜は青春」などのロック音楽の挿入歌、派手なアクション描写で人気を博した快作
数年ぶりに故郷に帰ってきた男が、無法者グループにさらわれたかつての恋人を助けるまでをスピーディーに描く、トム役はこれでブレイクしたマイケル・パレ、エレン役には当時19歳だったダイアン・レイン、ギャングのボスをウィレム・デフォーが怪演した
《物語》
ロックンロールの寓話、どこか…の物語
高架線と路地裏の多い街リッチモンド、地元生まれのロッククイーンのエレン・エイムの凱旋コンサートが行われていた、会場は熱気に包まれピークに達しようとしていた
その時、ストリートギャングのボンバーズのリーダー、レイブンが手下を引連れてステージに乱入し、エレンを連れ去ってしまい、街は散々荒らされてしまう
その夜、レストランで働くリーヴァは弟のトム・コーディに助けの手紙を出した、数日後にトムが街に帰って来た、レストランで姉のリーヴァに絡むチンピラたちを叩きのめし、リーヴァの話しを聞いた
トムは昔の恋人を助ける義理はないと断るが、実は今までエレンを忘れた事はなかった、馴染みの酒場に出掛けたトムはマッコイと名乗る元陸軍の女兵士と意気投合
翌日トムは昔の仲間から武器を調達、その日の午後にエレンのマネージャー兼恋人のビリー・フィッシュと会い、救出に成功したら1万ドルの報酬でマッコイと3人でボンバーズの根城であるバテリー地区へ向かった
真夜中、店の外のバイクをライフルで破壊、マッコイが侵入し、レイブンに銃を突き付け、トムはエレンの救出に成功する、しかしトムが報酬目当てと知ってエレンは見損なった、ビリーもトムが元恋人と知って複雑な心境
車を捨ててリッチモンドへの帰路の途中、バテリー襲撃犯を警察が捜している、封鎖を突破する為にドゥアップグループのソレルスのバスを強引に便乗して強行突破
バスを捨てて電車でリッチモンドへ、人々は熱烈にエレンを歓迎、しかし面子を潰されたレイブンはトムと一騎打ちの勝負を要求、警察はトムに街を出て逃げろと言う
トムがエレンとビリーの前に報酬の事で現れた、トムはマッコイの報酬だけを取ると去って行く、その姿を見たエレンはトムを追い、一緒に街を出ると言い、2人の間に昔の恋が甦った
翌朝、ボンバーズとリッチモンドの住民と警察は一触即発、そこにトムが現れた、トムとレイブンの大型ハンマーでの死闘で最後に立っていたのはトムだった
その夜、エレンのコンサート会場でトムはエレンに別れを告げて去り、マッコイがトムを車で拾って街を去った、そしてエレンは歌う
《感想》
オープニングでエレン・エイムが凱旋コンサートで歌っているんです、このシーンがカッコ良くてね、演じている「アウトサイダー」のダイアン・レインが当時19歳とは思えないくらいの色気なんです
それがコンサート中にギャングのボンバーズによって拉致されてしまうんです、バンドは殴られてステージはメチャクチャ、ボンバーズを率いるのはレイブンで演じるのはウィレム・デフォー
このウィレム・デフォーが強烈なインパクトでまさに悪役って感じでとにかくならず者です、自分の欲望の為には容赦しないようで、アジトではエレンはベッドに縛り付けられているんです
この事件でリーヴァは弟のトムを呼び戻すんです、レストランでウェイトレスをするリーヴァに絡む若いチンピラ数人を戻って来たトムはあっという間に片付けてしまいます
トムを演じるのがマイケル・パレ、この作品のマイケル・パレはレトロなカッコ良さがあるのですが、本作以外にはあまり見掛けないのですがB級アクション作品に多く出ているようですね
トムはかつてはエレンの恋人で歌手になる夢を諦めなかったエレンはトムと別れて歌手となったんです、それにトムはこの街の警官も知る札付きの不良だったんです
リーヴァはエレンの救出をトムに頼み、トムは一度は断るのですがエレンのマネージャーのビリーに報酬で雇われる、酒場で知り合った元軍人のマッコイを連れて、マッコイを演じるのはエイミー・マディガン、ビリーを演じるのはリック・モラニス
エレンの救出に成功したトムなのですがレイブンは面子を潰されてトムとに一騎打ちを要求、しかし警察は私闘を認めるわけもなくレイブンを逮捕しようとするもボンバーズのメンバーが大勢集結して警察や住民と一触即発、今にも銃撃戦が始まりそうな雰囲気となるんです
そこに警察に街を出ろと言われたトムが戻って来てレイブンと巨大ハンマーで一騎打ち、これが迫力満点でレイブンはハンマーを落としてしまうんです、そしたらトムもハンマーを捨てるんです
レイブンは屈辱感丸出しでトムに殴り掛かるのですが殴り合いの末にトムがポンと押したらレイブンはダウン、警察や住民が銃を構える中でボンバーズのナンバー2が撤退を命令して事なきを得るんです
その後によりを戻したいエレンなのですがトムはマネージャーにはなれないと去るんです、ビリーも身を引こうとするところが美学なのです、そこでエレンはステージに立つんです
そこでエレンが歌う「今夜は青春」は圧巻です、とにかくカッコ良くて素晴らしかったです、ダイアン・レインは歌いたかったようなのですが吹き替えとなりました
それでもこのラストのコンサートのシーンはフルコーラス歌うのですがこのシーンだけでも何回観た事か、本作をベストに挙げる人もいると思います、それくらい好きです、ロックンロールの寓話はね
80年代を象徴する、ロックンロールの寓話ふたたび それが『ストリート・オブ・ファイヤー』です。
日本未公開でソフト化もされていない本作の続編のようなリメイクのような作品もあるそうです、一度は観てみたいです。




















