ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス | 続・237号室 無事是A級からZ級映画列伝

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『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』

 

 

 

 

 

2017年 アメリカ

 

 

 

 

 

《スタッフ&キャスト》

 

 

監督・脚本 ジェームズ・ガン

 

撮影 ヘンリー・ブラハム

 

音楽 タイラー・ベンツ

 

 

 

出演 クリス・ブラット/ゾーイ・サルダナ/デイブ・バウティスタ/ヴィン・ディーゼル/ブラッドリー・クーパー/マイケル・ルーカー/カレン・ギラン/ポム・クレメンティエフ/エリザベス・デビッキ/クリス・サリバン/ショーン・ガン/シルベスター・スタローン/カート・ラッセル/ローラ・ハドック

 

 

 

 

 

《解説》

 

 

銀河一ヤバい落ちこぼれチームが帰って来た!

 

「アベンジャーズ」シリーズに代表されるマーベル・シネマティック・ユニバースの一作で、お尋ね者たちが成り行きでチームを結成し、銀河の危機を救う羽目になる姿を描いたアクションアドベンチャーシリーズ第2作

 

クリス・ブラット、ゾーイ・サルダナら前作のキャスト陣に加え、ピーターの父エゴを演じるカート・ラッセルの他、シルベスター・スタローンも参戦、監督・脚本も前作と同じジェームズ・ガン、ヒット曲の選曲の巧みさなどは前作以上だ

 

 

 

 

 

《物語》

 

 

1980年ミズーリ州、メレディス・クイルは宇宙人であるエゴと恋に落ちた

 

 

34年後、惑星ソヴリンで電池関連の施設を異次元を飛び回る宇宙怪物アビリスクを倒して施設を守り報酬を手にした、その報酬は行方をくらましていたガモーラの妹のネビュラ

 

 

ソヴリンから宇宙船に乗って去ろうとするピーター・クイルたちだったがロケットがマニュラックス電池を盗み、ソヴリンの女王アイーシャは軍隊を出して追い掛けて襲い掛かる

 

 

宇宙船は大破して危機一髪の時にソヴリンの軍隊が消滅、何者かに助けられて惑星ベアハートに不時着、助けてくれた小型宇宙船から現れた男はエゴと名乗り、ピーターの父だと言う

 

 

エゴはメレディスが亡くなった時にヨンドゥにピーターを迎えに行かせたが裏切られた、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの噂を聞いてやって来たと説明するがピーターは信じられない

 

天人のエゴは自らの意識で美しい惑星を作り、他の惑星の生命体を探した旅で地球人の姿をとってピーターの母メレディスと恋に落ちたと語る

 

 

エゴの惑星にピーターはガモーラとドラッグスと共に向かう、一方、不時着した宇宙船の修理で残っていたロケットとグルートの元にアイーシャから依頼を受けて現れたヨンドゥ率いるラヴェンジャーズ一味に拘束されてしまう

 

 

しかしラヴェンジャーズの中にはヨンドゥをよく思わない者もいていざこざが発生、グルートが口車に乗せられてネビュラの拘束を解きヨンドゥを襲撃、ロケットとグルートはラヴェンジャーズに捕まってしまう

 

 

ネビュラはガモーラへの復讐のために、ロケットはグルートに助けられて、エゴの本性を知っているヨンドゥと共にエゴの惑星へと互いに向かう

 

 

 

 

 

 

 

 

《感想》

 

 

「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」の続編であり、マーベル・シネマティック・ユニバースの「ドクター・ストレンジ」の続編であります、主人公は自らをスター・ロードと呼ぶピーター・クイルで演じるのはクリス・ブラット

 

 

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのリーダーとして仲間たちと過ごしているのですがある日、突然に父親を名乗るエゴが現れるんです、演じるのは「遊星からの物体X」のカート・ラッセル

 

 

ピーターと暗黙の了解の仲のガモーラを演じるのはゾーイ・サルダナ、サノスの娘で剣を使わせたら天下一品の腕前なのですが、義理の妹のネビュラと対立しているんです

 

 

そのネビュラを演じるのがカレン・ギラン、幼い頃からサノスにガモーラと戦わされて負ければ体の一部を機械化されてきたネビュラはそれを恨み、ガモーラとサノスに復讐を誓っています

 

 

ドラッグスを演じるのはデイブ・バウティスタ、前作の怖いイメージがなくなって気が優しくて力持ちって感じです、ピーターの悪口を言ってメチャメチャ笑いますしね

 

 

エゴに拾い育てられたマンティスを演じるのがポム・クレメンティエフ、自虐的な性格なのですが明るいです、それでいてドラッグスとイイ仲になるんです

 

 

エゴは子供をたくさん作っては利用価値がないとみると殺してしまうんです、それは惑星の洞窟に山のように骨があるんです、それに気づいたヨンドゥがピーターを助けたんです、ヨンドゥを演じるのがマイケル・ルーカー、ラヴェンジャーズが反乱を起こした後にもヨンドゥに忠誠を尽くしたクラグリンを演じるのがショーン・ガン

 

ピーターの母親のメレディスを演じるのがローラ・ハドック、出番は前作同様に少ないのですが印象深いです、彼女の死はエゴによって起こされた脳腫瘍だったんです

 

 

それによってピーターはエゴに弾丸を数発撃ち込むほど怒りを爆発させます、エゴはインフィニティストーンに触れても何事もなかったピーターを我が息子だと思ったようです、エゴが死ぬとピーターは神の子ではなくて普通になってしまうのですがピーターはそれを望みます

 

ビックリしたのは「ロッキー」シリーズや「ランボー」シリーズのシルベスター・スタローンの登場です、ラヴェンジャーズ全隊のリーダーでヨンドゥにとっては恩人なのですがエゴに子供を誘拐を依頼されて人身売買に加担した事で追放されたんです、しかし最後にはヨンドゥを称えるのです

 

 

全身を黄金色のソヴリン人の女王アイーシャを演じるのがエリザベス・デビッキ、この種族は残酷で歯向かう者は極刑なんです、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーを執拗に狙い、続編にも確執を残しそうです

 

 

ロケットの声を担当するのがブラッドリー・クーパーで小さいグルートの声を担当するのがヴィン・ディーゼル、アライグマと小枝の組み合わせはクスッと笑えます

 

 

 

 

 

 

銀河の運命は彼らのノリに託された! それが『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』です。

 

 

 

 

 

ちょっと異質なヒーローですが絆みたいなものが見えます、次作の「スパイダーマン:ホームカミング」に続きます。