トリプルX | 続・237号室 無事是A級からZ級映画列伝

続・237号室 無事是A級からZ級映画列伝

タカによるA級からZ級映画まで、榮級は絢爛豪華な超大作、美級は美しい女優や映像美、死級は禍々しい阿鼻叫喚、出級はあのスターの意外な出演作、イイ級は耽美なエロティシズム、Z級は史上最悪なクソ映画、その全てをレビューと少しの競馬予想と日常の出来事

 

 

 

 

 

『トリプルX』

 

 

 

 

 

2002年 アメリカ

 

 

 

 

 

《スタッフ&キャスト》

 

 

監督 ロブ・コーエン

 

脚本 リッチ・ウィルクス

 

撮影 ディーン・セムラー

 

音楽 ランディ・エデルマン

 

 

 

出演 ヴィン・ディーゼル/アーシア・アルジェント/サミュエル・L・ジャクソン/マートン・ソーカス/マイケル・ルーフ/リッキー・ミューラ/イヴ/ダニー・トレホ

 

 

 

 

 

《解説》

 

 

新種のシークレット・エージェント、誕生!

 

アメリカ国家安全保障局が東欧のテロ対策のため、新たに雇ったエージェントは、ストリートの悪ガキ、ザンダー、彼はスケボーやスノボ、マウンテンバイクなどエクストリームスポーツの達人、そのワザと反逆心を武器に、悪の陰謀に立ち向かう

 

全米で大ヒットを記録した「ワイルド・スピード」の監督・主演コンビで贈るスパイ・アクション、無理矢理スパイにさせられたアウトローの活躍をアクションに次ぐアクションの展開で描く、共演は「スカーレット・ディーバ」のアーシア・アルジェント、「シャフト」のサミュエル・L・ジャクソン

 

 

 

 

 

《物語》

 

 

NSA(アメリカ国家安全保障局)のエージェントが国際的犯罪組織アナーキ99に殺された、これで3人のエージェントが潜入捜査に失敗、NSAエージェントのオーガスタス・ギボンズは新たなエージェントを民間から雇い入れる決断をする

 

 

エクストリームスポーツのエキスパートのザンダー・ケイジはネットで販売する違法ビデオを撮影、警察の目を逃れて自宅で仲間たちとパーティの最中に特殊部隊が突入して麻酔銃を撃たれて拉致されてしまう

 

目を覚ますとそこはダイナーで太ったウエイトレスに数分前に連れられて来たわよと言われて周りを見渡した、突然に客が強盗に変わりザンダーは強盗2人を叩きのめした所でギボンズが合格だと、また麻酔銃を撃たれた

 

 

次に目を覚ますとそこはコロンビアでザンダーと仲間はマフィアに捕まり拷問に掛けられるがコロンビア政府軍が現れて銃撃戦に巻き込まれる、銃弾をかいくぐり仲間を助けた所でギボンズが現れて合格だと

 

 

その腕を見込まれてザンダーはギボンズから車窃盗を見逃す代わりにエージェントとして無理矢理に承諾させられて任務が終われば自由が得られると任務を与えられた

 

 

ザンダーはチェコにある犯罪組織アナーキ99のボスのヨーギに接触する事、チェコ警察の男をダシに使ってヨーギに接触、ヨーギの弟や仲間がザンダーのファンだった為に上手く組織に入り込めた

 

 

メカニックのトビーからスパイ専用の武器や道具を受け取ってヨーギのアジトである古城へと向かう、そこでザンダーはヨーギの愛人であるイレーナと知り合いキスを交わすようになる

 

 

イレーナと食事をしたザンダーはヨーギに正体がバレ、イレーナに狙撃する為に外に誘き出せと指示、そこでイレーナは組織を裏切ってアメリカに亡命したいとザンダーに告白、ザンダーは追手をかわして脱出

 

 

ギボンズから告げられたのは正体がバレたので解雇との事、アメリカに帰れと言われるもイレーナを助けたいザンダーは単独でアナーキ99のアジトに潜入、そこでは潜水艇と毒ガスが完成しており世界各国の都市を狙う計画があった

 

 

 

 

 

 

《感想》

 

 

アクション映画として面白いし、とにかく「ワイルド・スピード」のヴィン・ディーゼルがカッコイイです、死を恐れない男でやる事成す事やり過ぎな感じもありますが如何にもアメリカって感じです

 

 

ヴィン・ディーゼルと監督のロブ・コーエンが「ワイルド・スピードX2」を蹴ってこちらを撮ったんです、そして大ヒットを記録してヴィン・ディーゼルの名前を轟かせましたね

 

エクストリームスポーツのエキスパートであるザンダーは普通に活動してるわけではなく違法ビデオを撮影していたりね、と言ってもエロい事じゃないよ(笑)

 

 

議員のコルベットを盗んで走り回りその車の中から動画配信して議員の悪口を言ってます、そして橋からコルベットを落としてザンダーは空を飛んで警察の手から逃げるんです

 

その身体能力の高さに目を付けたNSAのギボンズがザンダーを雇う為にいくつかテストをして合格となるんです、このギボンズを演じるのが「スター・ウォーズ エピソード2 クローンの攻撃」のサミュエル・L・ジャクソン

 

 

全編アクションの連続なんです、ヴィン・ディーゼルの体を張ったアクションがヒリヒリするほどです、戦場での爆破や雪山での雪崩の中のスノボとかね

 

ザンダーはフェラーリを売買して信用を得るんですけど1台だけチェコでは手に入りにくい車があるんです、ポンティアックGTO、これはザンダーが自分用だと

 

 

ザンダーはアナーキ99なる犯罪組織に潜入するのですがそこにボスのヨーギの愛人イレーナを演じるのが「スカーレット・ディーバ」のアーシア・アルジェント、ご存じイタリアのホラー映画の巨匠ダリオ・アルジェントの娘です

 

 

ヴィン・ディーゼルのスパイ映画と聞いて最初はこんな個性的なスパイって、と思ったら敵の愛人がアーシア・アルジェントと聞いてこちらも強烈な個性だなと(笑)、さすがロブ・コーエンはわかってらっしゃる

 

 

本作の大ヒットで続編が製作されました、それが「トリプルX ネクスト・レベル」です、こちらにはヴィン・ディーゼルが蹴った為に、ギボンズの元部下で服役中の男を脱獄させて新しいエージェントとするんです

 

ラッパーのアイス・キューブが主演でアクションは減って印象としては車と女は良かったね(笑)、でも映画としてはコケてしまって続編の企画も頓挫してしまったようです、しかし12年後に再び続編が

 

 

 

 

 

 

究極のエクストリーム・アクション それが『トリプルX』です。

 

 

 

 

 

ヴィン・ディーゼルって悪役顔だと思いませんか?ずっと悪役の人だと思ってたらイイ人だったりする。