『ワイルド・スピードX2』
2003年 アメリカ
《スタッフ&キャスト》
監督 ジョン・シングルトン
脚本 マイケル・ブランド/デレク・ハース
撮影 マシュー・F・レオネッティ
音楽 デビッド・アーノルド
出演 ポール・ウォーカー/タイリース/エヴァ・メンデス/コール・ハウザー/リュダクリス/トム・バリー/ジェームズ・レマー/デボン青木/アマウリー・ノラスコ/マイケル・イーリー
《解説》
限界を突き抜けろ!
ストリート・レースに燃える若者たちを描いたカー・アクション映画の第2弾、監督は「シャフト」のジョン・シングルトン、出演は前作に続きポール・ウォーカー、シンガー出身のタイリース、「トレーニング・デイ」のエヴァ・メンデス
前作の監督のロブ・コーエンとヴィン・ディーゼルがシリーズから離脱し「トリプルX」で大ヒットを飛ばしている裏で作られた第2弾、舞台はフロリダに移し、アゲ感増量、タイリースの軽口も相まってシリーズ屈指のお気楽快作
《物語》
アメリカ・マイアミでは真夜中に若者たちのストリートでのレースが開催されている、レースを仕切るのはマイアミの顔と呼ばれるテズ・パーカーだが4台でのレースに1台足りない、そこでテズはブライアン・オコナーに参戦を打診
金が稼げると聞いたブライアンはR34スカイラインGTRで現れた、一般公道を激しく走り、女走り屋のスーキーらに大差を付けて圧勝して1万ドルを手にした
観戦する若者たちに交じって見ていた美女モニカ・フェンテスと目が合ったブライアンが声を掛けた時にパトカーが大挙押し寄せてブライアンも捕まってしまう
マイアミ署ではかつての上司のビルキンス捜査官と再会、そこで表の顔は貿易商だが裏の顔は麻薬の密売のカーター・ベローンの犯罪の尻尾を掴みたいという理由で潜入捜査を依頼される
べローンは腕のいいドライバーを探している、協力すれば以前にロスで警官だった時に起こした犯罪が帳消しになると言われ、相棒を自分で決めることを条件に引き受ける
ブライアンは幼なじみで3年間刑務所にいていまだに足首にGPSを取り付けられているローマン・ピアーズに声を掛けた、ローマンは自分を刑務所に入れたブライアンを恨んでいて殴り合いとなる
前科が取り消しになると聞いてローマンはブライアンと渋々手を組むことになった、ブライアンとローマンはべローンの元に潜入捜査をしている捜査官と合流するがその捜査官がモニカだった
ブライアンはランサーエボリューションで、ローマンはエクリプスを与えられてべローンの屋敷へ、そこでは候補者たちに32キロ先のリトル・ハイチにあるフェラーリからブツを回収した者を雇うと告げる
ブライアンとローマンは他の候補者をかわしてブツを手に入れ、2人はべローンに雇われた、10万ドルの報酬でフロリダ・キーズまで、あるブツを運ぶ依頼をされる
《感想》
オープニングからして前作の「ワイルドスピード」から製作費が上がったんだなって感じますね、高級車に水着の女の子たちがオープニングにわんさか登場します(笑)
場所がマイアミなのでなんとなくイメージで解放感がありそうです、女の子たちも生地の少ない衣装でセクシーに歩いています、腰を振って男を誘惑するようにです
主人公のブライアン・オコナーを演じるのが前作から引き続きポール・ウォーカー、前作から引き続いたのは彼だけ、前作での仲間たちはメキシコに逃げましたからね
それを手助けした容疑でブライアンはロス市警を辞めることとなったんです、そこでマイアミでストリートレーサーとしてカリスマとして君臨しています、前作ではヘタクソだと言われていたのにね
最初のレースでGTーRで勝って1万ドルを手にするんですけどそこで美女モニカを見付けて声を掛けるんです、幼なじみのローマンはブライアンを女癖が悪いと評しています
そこに突如現れたFBIに拘束され、前作の罪を帳消しにしてやる代わりにべローンの潜入捜査を依頼されます、そこで相棒として選んだのがローマン・ピアーズ、彼はブライアンによって逮捕されたと思い込んでいるんです
でもブライアンは当時は何も知らない新人でローマンの力になってやれなかったんです、それが故に前作での逃亡幇助に繋がったわけです、そこが男の仁義みたいなものですね、ローマンを演じるのがタイリース
潜入捜査官のモニカ・フェンテスを演じるのがエヴァ・メンデス、両親はキューバからの移民でエヴァ・メンデスはロサンゼルスで育ちます、とにかくエロい顔立ちでセクシーです
もう1人の女性キャラのスーキーを演じるのがデボン青木、父親が日本人で母親がドイツとイギリスのハーフでニューヨーク生まれのカリフォルニア育ち、スーキーも走り屋でブライアンとも仲が良さげです
本作はギラギラした太陽の下での物語なのですごく軽く感じてしまいます、日本車がかなり活躍するのですがアメ車も当然活躍します、アメリカ映画ですからね
アドレナリン爆発!限界を超えた超弩級カーアクション・エンタテインメント! それが『ワイルド・スピードX2』です。
でもCGのカーチェイスはちょっと興覚めしてしまいます、次の「ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT」は驚きでした(笑)