ロードキラー | 続・237号室 無事是A級からZ級映画列伝

続・237号室 無事是A級からZ級映画列伝

タカによるA級からZ級映画まで、榮級は絢爛豪華な超大作、美級は美しい女優や映像美、死級は禍々しい阿鼻叫喚、出級はあのスターの意外な出演作、イイ級は耽美なエロティシズム、Z級は史上最悪なクソ映画、その全てをレビューと少しの競馬予想と日常の出来事

 

 

 

 

 

『ロードキラー』

 

 

 

 

 

2001年 アメリカ

 

 

 

 

 

《スタッフ&キャスト》

 

 

監督 ジョン・ダール

 

脚本 クレイ・ターヴァー/J・J・エイブラムス

 

撮影 ジェフリー・ジャー

 

音楽 マルコ・ベルトラミ

 

 

 

出演 ポール・ウォーカー/スティーヴ・ザーン/リーリー・ソビエスキー/マシュー・キンブロー/テッド・レヴィン/ジェシカ・ボウマン/スチュアート・ストーン/ジム・ビーヴァー

 

 

 

 

 

《解説》

 

 

この恐怖は加速する

 

ロード・ムービー・スリラーのありふれた約束事を守りつつ、古いものを新しく見せるのに十分な力を持っている、ネオ・ノアールの名手として認められたジョン・ダール監督

 

アメリカ大陸を横断するフリーウェイを舞台にした異色のサスペンス・スリラー、微妙に変化する人間関係、迫真のカーチェイスを交えながら、姿なき殺人鬼の恐怖を描く

 

「激突!」との比較が避け難いおかげで、ハラハラ、ドキドキの興奮をつめこみつつ、B級映画の面白さをみせるダールの特異な才能がきちんと評価されていない

 

 

 

 

 

《物語》

 

 

ルイスは片想いの女性ヴェナと深夜の長電話を楽しんでいたが彼氏と別れたばかりのヴェナは元気がない、ヴェナは「あなたが車を持っていれば、帰省途中で私を拾って大陸横断ドライブが出来るのにね」と言われた

 

 

ルイスは帰省用のエアチケットを換金すると中古のクライスラーに代わった、車での帰省を母親に報告すると母は兄のフラーがソルトレークシティーで酔って逮捕されたと言う

 

母の兄を思う声を聞いたルイスは保釈金を払いに遠回りを決める、5年ぶりに再会したフラーは元気で相変わらず、テールランプの修理をする為に寄った整備工場でフラーはCB無線を購入

 

 

交信を始めたフラーはルイスにキャンディ・ケインと名乗らせて男を騙すイタズラを思いつく、交信した相手の名はラスティ・ネイル、不気味な声の主

 

ラスティ・ネイルは見事に騙されてキャンディに魅了されて興奮しているようだ、ノッてきたところで無線は途切れてイタズラはそこまでのはずだった

 

 

その夜にモーテルに一泊しようとしたルイスとフラーはモーテルのフロントで怒鳴り散らす男の姿を見掛ける、その男は17号室に入って行った

 

そこへ無線にラスティ・ネイルの声、フラーはルイスにモーテルに呼び出すように指示をし、しかも自分たちの隣室の17号室に深夜の訪問をラスティ・ネイルに持ち掛けた、イタズラの成功にフラーは大喜び

 

翌朝、ルイスが外に出るとフラーが警察に事情聴取を受けていた、病院に同行させられた2人は集中治療室にいる17号室の男を見て愕然、暴行を受けて顎を切り取られていた

 

ドライブを再開した2人は再びラスティ・ネイルからコールが入る、ルイスはキャンディは自分で冗談だったと告げるがフラーがラスティ・ネイルを罵倒、会う事はないと思っていたがラスティ・ネイルは「テールランプを直せ」と

 

 

モーテルからトラックでの尾行に気付いた2人は何とか逃げようとするが追い詰められて圧し潰されそうになるがフラーが命乞いをして何とか見逃してもらった

 

 

そして次の日にヴェナを乗せてネブラスカ州に向かうがそこにまたラスティ・ネイルが現れる

 

 

 

 

 

 

《感想》

 

 

スティーヴン・スピルバーグと親交があるJ・J・エイブラムスが製作を務め、スピルバーグの「激突!」の青春スリラー版と言われる作品です、若い次世代スターを主演に添えています

 

主人公のルイスを演じるのが「ワイルド・スピード」シリーズのポール・ウォーカー、ルイスは誠実で純情な大学生で兄のフラーとは真逆です、それでいて腕っぷしの強さもあります

 

 

フラーを演じるのがスティーヴ・ザーンで優等生なルイスとは違って問題児で警察の世話にもなり、それでいて下品な性格ですが弟思いなところもあります

 

 

この2人が大陸横断ドライブをしたところからトラブルが起こるんです、無線でイタズラで女を演じて男を騙そうとするんです、まあネットでもネカマなる者がいますよね

 

それに引っ掛かったのがラスティ・ネイル、正体不明のトラック運転手でルイスとフラーに騙されて、彼らを追いかけ回すんです、これは実在のトラック運転手殺人鬼のロバート・ベンローやデヴィッド・パーカーレイをモデルにしています

 

 

騙されたから彼らを追うと言うよりはラスティ・ネイルがゲームの相手を探していたのかも、女に飢えていてセックスが目的だと言うわりにはレイプなどはせずに覗いたり緊縛したりとちょっと性癖は違うようです

 

そのラスティ・ネイルの恐怖に巻き込まれたヴェナを演じるのがリーリー・ソビエスキーです、彼女は178センチの長身で手足が長くてスタイルが抜群でリーリー・ソビエスキー目当てに観たと言っても過言ではないです

 

 

オープニングから下着姿でルイスと電話をしているサービスカットでそこから彼女の魅力に引き込まれます(笑)、前半はルイスとフラーの旅でラスティ・ネイルが登場するのですがここまでヴェナはお預けとなっているんです

 

 

ラスティ・ネイルに怯えるルイスとフラーはガソリンスタンドでトラックが入ってきて男が下りてくると恐れて車を出すのですがトラックは追ってきます、行き止まりでヤバイと思ったところでルイスがガソリンスタンドで落としたクレジットカードを親切にも届けてくれた人だったんです

 

ヴェナと再会してその夜にバーで飲むのですがルイスはヴェナが好きなのですがヴェナにすれば幼なじみ以上には見えないのです、でもフラーはヴェナを誘って飲みなおすんです、やっぱヴェナはイケメンのルイスより悪いフラーに魅力を感じるのかも

 

 

そんな煮え切らない恋愛事情も踏まえつつ殺人鬼のラスティ・ネイルと対峙するのです、ラストにはラスティ・ネイルは死んだとされるのですが、その死体はクレジットカードを持ってきてくれた男で続編を思わせる終わり方なんです

 

 

 

 

 

 

「激突!」以来の衝撃!たたみかける恐怖、奴は地獄まで追ってくる それが『ロードキラー』です。

 

 

 

 

 

本作はシリーズ化されていて数本作られています、このタイプの作品は需要があるのですね