『未知との遭遇』
1977年 アメリカ
《スタッフ&キャスト》
監督・脚本 スティーヴン・スピルバーグ
撮影 ビルモス・ジグモンド
音楽 ジョン・ウィリアムズ
出演 リチャード・ドレイファス/テリー・ガー/ケイリー・グッフィ/フランソワ・トリュフォー/ボブ・バラバン/J・パトリック・マクナマラ/ウォーレン・ケマーリング/ロバーツ・ブロッサム/フィリップ・ドッズ/ショーン・ビショップ/エイドリアン・キャンベル/ジャスティン・ドレイファス/ランス・ヘンリクセン/メリル・コナリー/ジョージ・ディセンゾ
《解説》
従来のSF映画と異なり、異星人を侵略者としてでなく友好的な訪問者として捉え、人類との接近遭遇をスリリングかつ感動的に描いたスティーヴン・スピルバーグ監督の代表作の1本
地球人と異星人との接触を感動的に描き世界的な大ヒットを記録したSFドラマ、「アメリカン・グラフィティ」のリチャード・ドレイファス、ヌーベルバーグの巨匠フランソワ・トリュフォーが出演
スピルバーグが人類と異星人の第三種接近遭遇を壮大なスケールで描き、「ジョーズ」に続いて大ヒット、同じ1977年に発表された「スターウォーズ」とともに、世界に映画の新時代を到来させたSFファンタジー大作
《物語》
砂漠の嵐の中、1945年に忽然と姿を消した第19飛行隊の訓練飛行機が新品同様の姿で発見された、全てを目撃した老人は夜に太陽が出て歌を歌ったと、調査団のリーダーのラコームは困惑する
インディアナポリス航空管制センターの未確認飛行物体の連絡が入る、レーダーでも確認され、目視で凄い光を放っていると言う、突如方向を変えて通常の飛び方ではない、凄い速さですれ違った
インディアナ州マンシーにある人里離れた一軒家で眠る少年バリーの部屋で急に玩具やラジオが動き出した、1階に下りると冷蔵庫が荒らされており、バリーは何かに導かれるように外に走って行った
少し離れた住宅街に住む電気技師のロイは妻と子供たちと明日は映画か遊園地かと議論していると電話が鳴り、この地区一帯の停電を調べてくれと依頼されると自宅も停電となった
ロイが車を走らせていると強烈な光に照らされた、その光を追うと道路を歩いているバリーと接触しそうになり、バリーを追っていた母親のジリアンに謝罪
その上をUFOらしき物が光を放ちながら通り過ぎた、その後を数台のパトカーが通って行った、ロイもその後を追うのだが空の彼方に消えてしまい、停電は解消された
ラコームは異星人との接触を確信、彼らからのデータ送信をキャッチし、それが地球の経緯度だと分かり、それがワイオミング州にあるデビルズタワーという山を示していた
ロイはこのミステリアスな原因を解こうとするが頭には山のイメージが浮かぶ、ジリアンも山の絵を描き、その山こそ今まで怪事件に出会った人々のイメージの中の山でデビルズタワー、これこそが異星人との接触が予定されている場所だった
《感想》
当時はこのUFOの登場は驚きでした、道路の上を走るように飛んでるんです、下には人々がいたりしてその後にパトカーが追いかけている、凄い設定です
主人公がUFOを見たのに誰も信じてくれないなんて設定はよくありますけど、今回は友好的異星人なので人類みんなに姿を見せても大丈夫なんです
今回おいらが観たのは製作25周年を記念してスティーヴン・スピルバーグが再々編集し直した「ファイナル・カット版」です、1977年のオリジナル版をベースに、1980年の「特別編」で加えられたゴビ砂漠のシーンなどを加えて再編集されている、ちなみにアメリカのテレビで放送された143分版もあります
主人公のロイを演じるのは、スティーヴン・スピルバーグ監督作の「ジョーズ」のリチャード・ドレイファスで引き続きの出演です、行動を共にするジリアンを演じるのはメリンダ・ディロンです
UFOを一緒に見てしまったことが縁となって顔見知りとなり、行動を共にするようになります、ロイはその後に奇行に走り家族に見放されてしまいます、ジリアンは息子のバリーがアブダクトされてしまいます、そこで2人は急接近します
そして調査団のリーダーを務めるラコームを演じるのがなんとヌーヴェルヴァーグを代表するフランスの映画監督のフランソワ・トリュフォー、SF嫌いを公言していた為に本作の出演は驚きだったようです、スピルバーグが出演を懇願したそうです
バージョン違いも1977年の「オリジナル劇場版」はロイが発電所で働いているシーンがあって職業が明確にされています、公開後にスピルバーグは映像化しきれなかったシーンを盛り込むリニューアルを会社に申し出ると、マザーシップの内部を見せることを条件に予算が出て、追加撮影と再編集した「特別編」が1980年に発表されました
スピルバーグ自身はマザーシップ内部を見せたくなかったらしくてこの「特別編」だけしかマザーシップ内部は見られません、そして砂漠での幽霊船は大きな追加シーンです
そして再々編集版の「ファイナル・カット版」が発表、ロイが狂ったようにデビルズタワーのジオラマを作るシーンが復活、マザーシップ内部を削除、その結果このバージョンが一番長い137分となりました、しかし「オリジナル版」に「特別編」の追加シーンを盛り込んだ、アメリカのテレビ放送版が143分です
でもUFOとパトカーの追跡は見事なシーンでしたね、あれだけ光り輝いていると目立って仕方ないですね(笑)、おいらとしても異星人が友好の使者とはイメージ出来ませんでしたね、「スターウォーズ」と共に新時代の到来を予感させる作品です
宇宙にいるのは、われわれだけではない それが『未知との遭遇』です。
なかなかこれだけのバージョンを作らせてもらえる監督はそうはいないですね






















