『アイネクライネナハトムジーク』
2019年 日本
《スタッフ&キャスト》
監督 今泉力哉
原作 伊坂幸太郎
脚本 鈴木謙一
撮影 月永雄太
音楽 斉藤和義
出演 三浦春馬/多部未華子/矢本悠馬/森絵梨佳/恒松祐里/八木優希/成田瑛基/こだまたいち/MEGUMI/柳憂怜/濱田マリ/中川翼/祷キララ/藤原季節/伊達みきお/宮澤たけし/貫地谷しほり/原田泰造
《解説》
あの時、あの場所で出会ったのが君で本当に良かった
ベストセラー作家・伊坂幸太郎による小説を、三浦春馬と多部未華子の共演、「愛がなんだ」の今泉力哉監督のメガホンで映画化した恋愛群像劇
主人公の佐藤と紗季を中心に、美人の同級生・由美と結婚して幸せな家庭を築いている佐藤の親友・一真や、妻子に逃げられて途方にくれる佐藤の上司・藤間、由美の友人で声しか知らない男に恋する美容師の美奈子など周囲の人々を交えながら、不器用でも愛すべき人々のめぐり合いの連鎖を10年の歳月にわたって描き出す
映画の中でもキーとなる主題歌「小さな夜」と劇中音楽を、シンガーソングライターの斉藤和義が担当した
《物語》
冬の夜の仙台駅前、街頭アンケートの仕事をしているリサーチ会社の佐藤は道行く人に声を掛けるが誰も止まってはくれない、駅前の大型ビジョンではボクシングのタイトルマッチが映し出され、佐藤はストリートミュージシャンの声に魅了される
ある美容院では美容師の美奈子に常連客の板橋香澄が格闘技が好きかと質問、そして彼氏がいるかの質問で香澄は自分の弟を彼氏に薦めてきた
休日の佐藤は大学時代の友人の織田一真と妻の由美の家に遊びに来ていた、食事をして彼女のいない佐藤にドラマティックな出会いを自分なりに一刀両断、佐藤は頭が混乱するが一真の言葉が印象に残った
美奈子の元に電話があった、相手は香澄の弟で困惑する美奈子だったが部屋にゴキブリが出て悲鳴を上げてしまい、それがきっかけで2人は打ち解けた、それからしばらく美奈子は香澄の弟と電話を楽しんでいたが、しばらく仕事が忙しくなるので電話ができなくなると告げられる
佐藤は上司の藤間と残業していたが藤間の様子がおかしい、藤間は突然大声を上げて机を蹴り上げて倒れ、慌てた佐藤はコーヒーをコンセントの上にこぼしてしまいコンピューターが一気にダウン
翌日、システムの復旧作業が行われた、藤間は妻子が出て行ったことで不安定になり会社を休み、佐藤はデータを補うために街頭アンケートを命じられる
街頭アンケートでストリートミュージシャンを聞いていた佐藤は隣で同じように聞いている女性・本間紗季に目が行った、彼女と目が会い思わずアンケートへの強力を求め、これがきっかけで付き合うようになり、10年に渡って描き出す
《感想》
土曜日にいきなり訃報が飛び込んできました、三浦春馬さんが自殺したということでした、おいらが見ていて順風満帆なように見えたのですが、本人には悩みがあったのでしょうか?
SNSでの誹謗中傷やなりすまし被害などで悩んでいたようだと、その日はTBSで「音楽の日」で親交の深かった城田優が「キセキ」をカバーしたのですがずっと涙声で目を潤ませてました、たまたま見ていて切なかったです
奇しくもその日は地上波で三浦春馬さんが出演している、「コンフィデンスマンJP ロマンス編」の放送日で番組冒頭で追悼のテロップが流れました、撮影の終わっている映画や撮影途中のドラマ、音楽番組への出演も予定されてました
この先ずっと映画やドラマに出演していく俳優だと思っていた三浦春馬さんなので本当に残念で仕方ありません、海外でも訃報を受けてネット上で悲しみの声が飛び交ってます
追悼の意味で、「君に届け」をレビューしようかと思ったのですが、今現在の最新作をレビューさせていただきました、彼の素晴らしさを伝えるのはおいらの文才ではまだまだで申し訳ないです、合掌
ヒロインの本間紗季を演じるのが、多部未華子で本作を観ていてなかなか出てこないので本当にヒロインなのかと思ってましたが、三浦春馬演じる佐藤と偶然の出会いと再会で10年の交際に発展します
佐藤の親友の織田一真を演じるのが、矢本悠馬で何に関してもケチを付けるように話すんです、でもその意見もそれなりに納得はできるのですが、佐藤は10年経っても記憶に残ってたりします
その妻の由美を演じるのが、森絵梨佳で佐藤とも大学の同級生で男子の憧れの存在だったようです、なのに一真と付き合いだしてすぐに妊娠して2人は大学を中退して2人の子供を育てています
10年後の2人の子供の美緒を演じるのが、恒松祐里でどうも父親の一真が嫌いなんです、まあ思春期特有のアレかもしれませんが、佐藤に美緒がお腹にいるときの一真の話しや、由美に一真は当たりだと言われて納得するんです
美緒が誘う久留米和人を演じるのが、荻原利久で2人はちょっといい仲になるんです、バカにしていた父親に切り抜け方を教えられたりするんです、その父親役を演じるのが、柳憂怜で母親役は濱田マリ、2人の仲を気にする美緒の友人を、八木優希でその父親の藤間を原田泰造
MEGUMIが演じる香澄が美奈子に弟の学を紹介するんです、しばらくは電話だけの付き合いなのですが学が大一番に挑んでから2人は交際となるんです、美奈子を演じるのが、貫地谷しほりで学を演じるのが、成田瑛基です
恋愛群像劇が10年に渡って描かれますがいきなり10年後なんです、みんな10年経って子供は大きくなって大人にはたった10年なんですけど子供にはすごく長い10年ですね
監督は今泉力哉で恋愛作品をちがう角度から描くのが上手い印象です、原作は伊坂幸太郎でさすがにベストセラー作家でシンガーソングライターの斉藤和義との出会いが本作の誕生のようです
出会いがないという全ての人へ、10年の時を経て越えてつながる恋と出会いの物語 それが『アイネクライネナハトムジーク』です。
なんだかいろんな感情が入り混じって観ました、本当に残念です















