『君に届け』
2010年 日本
《スタッフ&キャスト》
監督・脚本 熊澤尚人
原作 椎名軽穂
撮影 藤井昌之
音楽 安川午朗
出演 多部未華子/三浦春馬/蓮佛美沙子/夏菜/桐谷美玲/青山ハル/金井勇太/富田靖子/ARATA/勝村政信
《解説》
簡単になんて伝えられない、本当に、大切な気持ちだから
累計発行部数1000万部を突破する椎名軽穂の人気漫画を、多部未華子と三浦春馬主演で映画化、ほかに蓮佛美沙子、夏菜、桐谷美玲らが出演し、青春映画に定評のある熊澤尚人監督がメガホンをとる
素直で純粋ながら見た目が暗いため孤立しがちな女子高生が、クラスの中心人物の優しさに触れる事で徐々に変わっていく姿を描く、コミカルな要素とあたたかな感動が融合した原作の魅力を見事に映像化
《物語》
黒沼爽子は幼稚園の時に座敷わらしと言われた事が嬉しくて、それから一日一善をモットーにしていた、小学校の頃に映画「リング」が公開されたのが運の尽き、貞子というあだ名を付けられてしまう
見た目が暗く何もしてないのに周りから怖がられ、何につけてもみんなから謝られてしまう、しかしその見た目とは裏腹にとっても健気で実は善意の塊のような女の子
周りの事を考え過ぎて、自分の事を上手く伝える事が出来ずにクラスでは浮いた存在だ
そんな爽子のクラスメイト風早翔太は爽子とは正反対で明るくて誰に対しても平等に接する男の子で多くの人から好かれている、爽子に対してみんなと同じようにフレンドリーに接してくれる為、爽子は憧れと尊敬を抱く
風早はいつも人知れずクラスの為に働き、花に水をやる姿を見て、実は前向きな爽子に特別な感情を抱き、温かく見守っていた
夏休みの行事で肝試しで幽霊の役を千鶴とあやねに自分からやりたいと願い出て、肝試しは大成功、千鶴とあやねには喜ばれて差し入れをもらい嬉しかった
爽子は風早からキッカケをもらって少しずつクラスのみんなと打ち解けるようになり、千鶴とあやねという友達も出来た、それは爽子にとって初めての経験
友達と一緒に過ごす幸せな時間だったが、ある噂によって関係に溝が出来てしまう、しかし風早の助言と千鶴とあやねと友達になりたいという爽子に強い感情が3人の友情をより強くする
そして爽子の心の中にある風早に対しての特別な気持ちに気付き、大きくなっていくがくるみというライバルが現れる
《感想》
少女漫画が原作なのですが少女漫画原作の実写映画ではおそらく一番好きな作品だと思います、その後にアニメも観たのですがそっちも良かったです
それに本作はキャスティングの妙もあったと思います、とにかく爽子を演じた多部未華子の演じっぷりが素晴らしい、多部未華子はめっちゃカワイイってわけではないですけど本格女優で爽子を魅せてくれましたね
そして風早翔太を演じるのが三浦春馬で、こちらも見事に爽やかな風早を演じていました、それに三浦春馬の出演作では本作が一番好きですね、三浦春馬が亡くなった時に本作をレビューしようか迷いましたもん
高校入学の時に道を教えてくれた爽子の頭の桜の花びらを取ってやるんです、その事を爽子は覚えていてクラスメイトとなって風早に言われて爽子は感激するんです
風早は爽子が黒板を綺麗にしたり、ペットボトルを分別したり、花壇に水をやったりと目立たない所で人の役に立っているんです、みんなは気付かないのですが風早はそれをそっと見守るんです
肝試しで爽子は幽霊役をして千鶴とあやねに絶賛されてジュースを差し入れされて嬉しかったんです、その後に肝試しの罰ゲームに風早が選ばれてそれが爽子と一週間付き合うなんです、これに風早が怒るんです
クラスの席替えでもみんなは爽子の前後左右は嫌だとコソコソ言うんです、爽子は窓際になって風早が隣に座り、千鶴とあやねが前後に座ろうとするのですが、千鶴の幼なじみの龍が爽子の後ろの席にずっと陣取るんです
千鶴を演じるのが蓮佛美沙子です、あやねを演じるのが夏菜で2人はちょっとヤンキーぽいのですが純粋に爽子と仲良くなるのです、この対照的なキャラクターが友達になるのが面白いですね
そんな千鶴とあやねの悪い噂が流れるんです、それも爽子が流していると、爽子は自分といると風早も千鶴もあやねその価値が下がると言われて爽子は距離を置くんです
しかし爽子はトイレで千鶴とあやねの悪い噂をしている女子に爽子が取り消してと迫るんです、そこに千鶴とあやねが現れて爽子を助けるんです、3人の友情はますます深まるのです
でもその悪い噂は誰が流しているのか?それが風早を一途に想う胡桃沢なんです、演じるのは桐谷美玲でおそらく学園一の美人です、そんな胡桃沢は風早に告白しようとした頃に爽子が風早と仲良くなりかけたところだったんです
胡桃沢は色々と裏で動いていたのですがそれがあかねにバレて詰め寄られるんです、胡桃沢は開き直って爽子に悪態を付くのですが爽子は胡桃沢は友達だと
そんな爽子に想いを寄せる風早なのですが、爽子が鈍感なので中々その想いが通じないんです、付き合ってと言っても今日は大事な用があってと言ってしまいます、そこで風早は彼女になってとね、でも憧れの風早に告白されて考えられなくてごめんなさいと
本作は実写化してほしい漫画作品ランキングの上位に挙がって期待されてましたが、概ね好意的な意見が多かったようですね
本当に大切な想いはゆっくりと伝えればいい それが『君に届け』です。
おいらも最近の高校生を描いた作品にしてはキスシーンもなくて手を繋ぐくらい、色んな意味でたまに観たくなる作品です。

















