近年、5GやIOTやAIなど、いろんなIT用語のなかに

「スマートホーム」があります。

自宅での介護に役立てたり、防犯対策のための遠隔操作や

住まいをより便利に快適に安全に、そして省エネにするアイテム

 

スマートスピーカーやスマートスイッチなどを使ってニーズに答える方法です。

 

 

 

こんにちは、成功電気の今井です。

 

愛知県北名古屋市で住宅の電気設計を20年ほど続けています。
中部電力電気工事委託店として主に住宅の

蓄電池、太陽光発電、V2Hやスマートホームの設計施工を500件以上実施しています。

 

 

もくじ

スマートホームの特徴

スマートホームのメリット・デメリット

スマートホーム機器事例

スマートホーム施工事例

まとめ

 

2022.2.7 更新

2021.7.24 作成

 

 

1,スマートホームの特徴

スマートホームとは
Wikipediaより、4つの特徴があります。

 

 

①セキュリティ(警備)系


遠隔操作で

防犯カメラをチェックできるようにしたり

家電の電源をオンオフできるようにして防犯対策を行います。

 

先日防犯対策のためにスマートホーム化し、

例えば旅行していても外からライトやテレビを付けたり消したりできるようにしました。

 

 


②ホームオートメーション(自動化)系
 

家電IOT化した先にある、AIを活用した技術です。

「ただいま」と言えば、ライトが付いてテレビがついてエアコンが付いて。

「行ってきます」と言えば、ライトが消えてテレビやエアコンが消えたりします。

 

また、朝起きて、リビングに行くと家電が自動で動き出す。

 

こんなイメージです。

映画で見かけた少し未来の生活を実現するアイテムです。

 

 


③見守り
室内カメラを設置して外から様子が見える状態にしたり

センサーなどで、安否確認ができます。

 

リフォーム工事の際にペットを飼っている方で、

カメラの設置とエアコンの遠隔操作を付け、外からでも様子が見れるように、

そして室温チェックとエアコンの遠隔操作ができるようにしました。

 

 


④省エネ
 

太陽光発電と蓄電池を設置した場合、

天気予報によって充電するタイミングを変える必要が出てきます。

 

ウェザーニュースAPIとAIでこのタイミングを自動で調整させることで省エネが可能になります。

 

 

2,スマートホームのメリット・デメリット

 

どんな機器がおすすめなの? 

 

本当に便利なの?


スマートホーム化したほうがいい? 

 

メリット・デメリットについてこちらの記事にまとめています。

 



【初心者必見】失敗しないスマートホーム入門ガイド!導入方法や注意点を解説!

成功電気の太陽光発電と蓄電池をセットでご購入いただくと、上記のスマートホームパックが付いてきます。

 

遠距離介護についてはこちら

 

 

スマートホーム機器事例

 

具体的な施工事例については、低コスタイプ、高コストタイプ、ハイレベルタイプとあります。

 

スマートフォンと新型エアコン、スマートスピーカーを組み合わせる低コストタイプ

Alexa対応のスマートスピーカー「Amazon Echo」には

スマート家電リモコンを組み合わせると、スマートスピーカーに直接接続できない機器でも

接続できるようになります。かなりおすすめです。

 

 

ミルエコMINI、イワタニのIoTスマートスイッチ Link-S²を利用した高コストタイプ

初心者タイプと組合せも可能

詳しくはこちらの記事をチェックしてください

 

 

ハイレベルタイプとしては

ラズベリーパイを使い、既製品の基盤を利用したタイプ

 

ラズベリーパイと基盤を接続するため

Rhaspberry Pi 用リレー制御拡張基板 8回路用
フォトカプラ付 40pin ケーブル付属

の仕様を選択しました。

DC電源も気にせずに済み、接続も簡単なのでおすすめです。

 

こちらのタイプは既設の設備から出ているアウト信号を取り込むのに利用します。

問題はインプットできないことなので、監視カメラやセンサーとセットで利用します。

 

使用しているリレーはこちらです。

 

 

スマートホーム施工事例

 

施工については、いきなり本番では

あっちから電線が見えて、基盤がそこら中に露出して

とても見苦しい状態になってしまいます。

 

そうならないように、順序だてて進めていく必要があります。

 

①操作したい場所を決める

「ココだけは必要」という部分を決めます。 

この部分に元々ある設備を使う場合は、工夫が必要になります。

 

 

②操作する機器の選定

「繋がる部分だけでOK」であれば、建物内にある設備に繋がるスマートホーム機器を選定します。

 

③操作する点数をチェック

①②で操作する設備とスマートホーム機器が決まり、全体像が確定します。

セグメント別にどれだけの表示になるかを確認します。

イン側 アウト側や オン信号オフ信号、 上昇と下降、右回転と左回転など(セグメントにより点数の数え方が変わります)

各点数を調べます。

 

④画面側(スマートフォンやPCの表示)の構成を決める

全体像と点数がわかると、どれだけの表示をどんな画面で表示するかが見えてきます。

複数画面で別々操作で問題ないか、1画面に集約するにはどんな手法でまとめるか

など、費用対効果で落としどころを探っていきます。→ソフト開発するなどが別途発生したりします。

 

⑤システム図の作成

ソフトの部分の見え方、ハード面の必要パーツが見え、仕様を決めることができます。

設計図書をまとめ施工に落とし込みができます。

ようやく、電線や収まりなどの検討が可能となります。

 

⑥施工計画と施工

工程、納期、工事用材料の調達を行います。

見苦しい設備はなるべく見えにくい部分に設置し、放熱が必要なら対策を考えます。

 

 

 

まとめ

 

具体的な施工事例から、スマートホームの許容範囲の広さを感じます。

できればスターバックスやサブウェイのようなオートメーション上にオーダーができるモデルが完成すると

使い勝手がよくなり、頼む側と仕事する側のすり合わせができ満足度が上がっていきます。

 

現在はまだ道半ば、コストをかけ過ぎずうまくすり合わせできる方法を探りながら

より満足度の高いプランを練っています。

 

おわり

 

 

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