「とれいゆつばさ」を一目見ようと福島へ | 1910番のどーでもいいブログ

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日常の出来事をテキトーに書きます。
趣味の鉄道・鉄道模型の話題が多いです。
小学生のころ、“しょうじょう”をたくさんもらった作文のうでを生かしていきたいとおもいます。
あまり期待しないでくたさい。


タイトル通りになります。
3月で引退が決まった「とれいゆつばさ」がどうしても見たくなり、偶然にも日曜日がお休みだったので急遽決行しました。
模型も買っちゃったし。

もちろん本当は乗りたかったのですが、行くと決めたのは一昨日のこと。
今さら指定が取れるはずもなく、せめて見るだけでも…ということで、とれいゆの始発駅・福島駅まで見に行くことにした暇人でありました。

雨のなか(雪じゃなくて良かった)水戸線の始発で乗り出し、小山で乗り換えて宇都宮まで来ました。




ここまでは特に何もないのですが、とれいゆの発車時刻に間に合わせるため、ここから飛び道具を使います。


あまり乗ったことのないE5系


在来線で3時間以上かかるところを、わずか40分で走ります。


新白河を出たら急に雪景色になりました


そして福島に到着。


福島


「とれいゆつばさ」は車両こそ新幹線ではありますが、在来線ホームから発車します。
勘違いして新幹線ホームへ行ってしまう利用者もいるのか、頻りに放送されてました。


発車は5番線だな!


しかし、とれいゆの入線時刻が迫っているのに、5番線には回送車が停まっています。


標準軌の719系5000番台


そして…。




まさかの縦列停車です。
誘導信号機があるのか、それとも係員の合図で入ってきたのか分かりませんでしたが、とにかくゆっくりと入線してきました。


「とれいゆつばさ」ことE3系700番台R18編成


列車同士の縦列停車は他にも見られる所がありますが()、新幹線車両と在来線車両の縦列停車はここだけだと思います。


この光景も間もなく見納め…


他の新幹線が着いたのか、ホームが結構混雑してきました。
発車時刻までまだ余裕があるので、駅の外からも眺めてみます。


敷地外より


見た目には痛んでるようには見えないんですけどね…。
引退なんですね…。

 
敷地外から


再びホームに戻ってきまして、発車を見送ります。


さようなら、とれいゆつばさ


気笛一声、時刻通りに発車して行きました。
最後の定期運行は3月6日です。
もう、この目で見ることは無いと思います。

とれいゆを見送っていて、現美新幹線が脳裏に浮かんできました。
新幹線車両を使った“のって楽しい列車”として、同じくE3系の「現美新幹線」がありました。
とれいゆと違って、こちらは新幹線走行がメインだったので老朽化が早かったのでしょうか、先立つこと2020年12月に引退しています。


ピントを合わせるのが難しい車両でした


現美新幹線にはしっかりと乗りました。
1910番はサボって書いていません…。


この時『次はとれいゆ…』なんて話をしていたのですが、環境の変化もあって結局乗れずじまいになってしまいました。
後悔先に立たずですから仕方ありません。

さて、あとは帰路に就くだけですが、今日の福島駅はもう一本のって楽しい列車が来るみたいです。


今度は1番線だな!


今日は「フルーティアふくしま91号・92号」の運転日でした。
こっちは全くノーマークだったので棚から牡丹餅、瓢箪から駒、馬鹿果報なのです。


「フルーティア」こと719系700番台S-27編成


この編成の郡山方の先頭車には“クシ”という形式記号が使われています。
“制御食堂車”という意味ですが、日本の鉄道史上初めてかつ唯一の存在です。


横から見たクシ718-701


そういえば、719系の0番台ってもう全廃してしまったんですね…。
先程見たのは標準軌の5000番台で、まだ置き換えの話は聞かれないですが、狭軌の719系はもうこの一本しか残っていません。
フルーティアもいつ引退してもおかしくない状況だと思います。
これも無くなる前に乗っておきたいですね…()


さて、今度こそ帰路に就きます。
が、ここからが長いんです…。
貧乏人なので飛び道具は何度も使えません。

まずは、701系に揺られること50分。


東北では珍しい100番台(郡山到着後)


郡山に到着です。


郡山


ここでおよそ30分の待ち時間…。
タンク車でも見て暇潰しです。


カラフルなタンク車たち


続いて、また701系に揺られること40分…。


今度は1500番台


新白河に到着です。


新白河


長く退屈な道程ですが、個人的に701系は嫌いな電車ではありません。
模型も買っちゃったし…。

ここでもおよそ30分の待ち合わせ。
そして次に乗るのは…。


今度はちゃんと車止めがありますけどね…


そう、E531系です。
言わずもがな常磐線・水戸線で活躍している勝田車両センター所属の電車です。
その内、寒冷地仕様の3000番台になります。


ここでははじめまして


3000番台は黒磯駅構内の直流化を見据えて2015年に登場し、2017年から黒磯~新白河間で運用を始めました。
当初は朝晩のみ使用され、日中はキハ110形が使用されていました。
その頃に一度乗車したことがあり、以前ブログにサボらずに書いています。


そんなわけで、この区間でE531系に乗るのは今回が初めてになります。
毎日のように乗っている電車なだけに、逆に落ち着きません。
回送経路の都合で1号車が下り方を向いているのも普段と違って違和感があります。


馴染みの車内、見慣れぬ景色


20数分ほどの乗車で黒磯に到着です。


黒磯


黒磯でE531系が見られるようになってからもう4年も経つわけですが、1910番からするとまだまだ違和感しかないです。


ここは黒磯


見慣れた電車が「ワンマン東北本線」の表示…。
これも違和感です。


うーん…


現在この区間はワンマン運転ですが、2020年3月のダイヤ改正以前は車掌が乗務していました。
なので、ワンマンじゃない「東北本線」という表示は見れず仕舞いでした。


E531系でワンマンね…


やっぱりもっと早く訪れておくべきでした。
大好きな電車とか言いながら4年も放ったらかしと、なんともお恥ずかしい話です…。

そう、帰る途中でした。
今回はE531系も帰路の一部に過ぎません。
黒磯でも20分ほど待ち時間がありますが、E531系は接続を取らずにさっさと折り返して行ってしまいました。
この駅は以前からものすごく接続が悪い印象があります。

そして接続してもらえなかった宇都宮行きが到着。


日光線カラーですか


思ってた色と違う電車が来ました。
この205系600番台も3月のダイヤ改正で引退となります。
図らずも今日が乗り納めになりそうです。

そして宇都宮まで戻ってきました。


宇都宮


新幹線で40分だったところを約4時間(うち1/3は待ち時間)かけて戻ってきました。
やはり新幹線は偉大です。

ここでは15分ほどで湘南新宿ラインに接続。


E233系でした


あっという間に小山まで来ました。


小山


ここで水戸線に乗り換え。
接続は7分と優秀です。
待っているのはもちろんE531系。


これも3000番台でした


東北本線に遅れること一年、水戸線も昨年3月のダイヤ改正から全列車がワンマン運転となりました。
水戸線のワンマン表示はやっと見慣れてきた感じです。


もう日常


いつもの電車にいつもの景色で落ち着きます。
東北本線の運用は3000番台限定ですが、3000番台自体は水戸線や上野東京ラインの運用にも入ります。
運用範囲は1都4県にも及ぶオールラウンダーです。
5都県じゃ少ないほう…?いや茨城県と福島県がデカすぎるんだ。


安心の筑波山(ちょっと雪降ったみたい)


こんな感じでとれいゆつばさ見納め弾丸ツアーは終了しました。
本当はとれいゆを見に行ったことだけをあっさりと書くつもりでいたのですが、書いているうちにだいぶ長くなってしまいました…。
馬鹿果報ということで勘弁してください。。

今後は後悔することの無いよう、乗りたいと思った列車には乗れる時に乗っておくべきだと改めて感じた旅でした。


模型ならいつまでも…


…とまぁ、毎回同じようなこと言ってますけどね、同じ過ちを繰り返すのが1910番人間ということで…(^_^;)


では、今日はこの辺で…。
最後までお読みいただきありがとうございました。