勝田の415系1500番台を徹底的に見る① | 1910番のどーでもいいブログ

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あまり期待しないでくたさい。


堂々の8両編成!!



K538編成以下8両  2015.5.11 久ノ浜にて



と、いうわけで、TOMIXから415系1500番台の床下グレー仕様が発売されまして、1910番も無事(?)購入しました。

今年3月に同じくTOMIXから発売された415系白電もまだ手付かずなのに、引っ越しして仕事が忙しくなってから、手を付けていない模型が積まれていく一方です…。

しかし、せっかく購入した415系1500番台ですが、TOMIXは以前より211系のパーツを流用していまして、実物の415とは全く別物なのが実情です…。



TOMIXのモハ415-1500


実物のモハ415-1500


ちょうどよい機会なので、ここで415系1500番台について、1910番の使えない知識をフルに活用して、詳しく解説していきたいと思います。

1500番台だけに焦点を当てて詳しく解説してる雑誌とかサイトとか、見たことありませんので…(^_^;)

なお、大きく間違っていることは無いと思いますが、個人の見解も若干含まれていますので、事実と異なる可能性があることを予めご了承ください…。

ではでは…。



さて、一口に「415系」と言いっても、実に様々な番台に別れています。
その辺はウィキペディアとかを見てもらうとして(オイ)、今回は1500番台に的を絞って解説していきます。
まずは、415系1500番台の簡単な概要を…。


↑原ノ町・友部

クハ411-1500  前面幌、ジャンパー線付
モハ415-1500  主抵抗器 弱冷房車
モハ414-1500  パンタグラフ
クハ411-1600  CP MG 便所

↓上野・小山


模型は211系を流用していましたが、211系と同じように見えて、実際は結構な違いがあります。

足回りが違うのはもちろん、車体や屋根、車内に至るまで、違いはいたるところにあります。

さらに1500番台だけでみても、製造された時期によって、様々な違いや特徴があります。

以下、いくつかのグループに分けてみました。
※○次車という書き方はあまり見かけないので、第○グループという分け方をします。この記事独自の区分けですのであらかじめご了承ください。


第1グループ(1985年度)
該当車両
クハ411-1501~1508
モハ415-1501~1508
モハ414-1501~1508
クハ411-1601~1608
サハ411-1701

記念すべき第一陣。
全て勝田に配置(一部九州へ転属)。

主な特徴としては、、

・先頭部屋根上に常磐無線アンテナの準備工事
・側面行き先表示の横にビード(補強)と帯がない(パンタ下部を除く)
・側面の行き先表示器は準備工事(後に使用開始)で、サボ受け枠が付く
・乗務員室仕切りの窓の面積が小さい
・客室スピーカーが115系などと同じ天井から張り出したタイプ

などです。

サハは、白電の編成中間に入っていたサハ代用のクハを捻出するために1両だけ製造。
車内はセミクロスシートにされ、1700番台に区分。


第2グループ(1986年度)
該当車両
クハ411-1509~1521
モハ415-1509~1521
モハ414-1509~1521
クハ411-1609~1521

このグループは、すべて九州地区に配置。
帯色が明るい青(青20号→青24号)に。

調査していないため、この記事でのこのグループの紹介は割愛します…。


第3グループ(1987年度)
該当車両
クハ411-1522・1523
モハ415-1522・1523
モハ414-1522・1523
クハ411-1622・1623

JRが発足して初の増備車。
全車両が勝田に配置。

主な特徴と改良点は、、

・JR統一の列車無線アンテナ設置により、常磐無線アンテナの準備工事が省略
・側面行き先表示の横にビードと帯が貼り付けされる
・乗務員室仕切り窓の面積が大きくなる
・客室スピーカーが天井の空気取り入れ口の中に設置される(パンタ下を除く)
・網棚が金網からパイプになる

などです。


第4グループ(1989年度)
該当車両
クハ411-1524~1531
モハ415-1524~1531
モハ414-1524~1531
クハ411-1624~1631

平成になっても増備が続く。
全車両が勝田に配置。

主な特徴と改良点は、、

・機器が50Hz専用になる
・モハの客室床の点検蓋を廃止

などです。

ここにきての大きな変更点として、機器が50Hz専用になったことが挙げられます。
JRが発足し、60Hz地域を走る可能性が無くなったため、コストダウンを図ったものと思われます。

本来ならば形式を変更してもおかしくないほどの変更点ですが、合理化の面から形式はそのままにされたのだと思われます。

従って、このグループ以降の車両は、JR九州へは転属できません。

ちなみに、外見の変化は特にありません。


第5グループ(1990年度)
該当車両
クハ411-1532~1534
モハ415-1532~1535
モハ414-1532~1535
クハ411-1632~1534
クハ415-1901
サハ411-1601

415系の最終形態。
全車両が勝田に配置。

主な特徴としては、、

・新製当初から側面行き先表示器を使用、このグループのみサボ受け枠が無い

などです。

ここで、あの2階建て先頭車クハ415-1901が登場です。

クハ415-1901と編成を組む、サハ411-1601(ロングシート)も同時に製造され、
上野←クハ+モハ+モハ+クハ+サハ+モハ+モハ+クハ(2階建て)→原ノ町
という変則的な8両編成が組まれていました。

本来クハ411-1600が連結されるところにサハを入れたため、1600番台に区分されたものと思われます。


まぁ、こんなところでしょうか。

次回は、もう少し細部を詳しく解説していきたいと思います。

あと3回くらい連載(?)する予定です。

何ヵ月かかるんだ…。

是非、模型作りなどの参考にしていただければと思います。

そして、実物の415系1500番台もまだまだ頑張っていますが、最近廃車も相次ぎ、いよいよ終焉が迫ってきた感じです。

白電引退後は特に注目されることはなく、狭い地域で地味に走ってきた車両ですが、今改めて注目していきたいと思います。













次回、ご期待ください!(?)


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