水中での身のこなし | リハビリ茶屋

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先日、久しぶりに高校生キーパーの練習相手として、フリーシュートを打ち込みました。


練習不足で脚が巻けないので、水面上での体の高さを維持するためには、ボールを持たない反対の手(左手)でのスカーリングSculling )が重要になることを、再認識したのです。


水球経験者なら「当たりまえやん…」という身体の使い方ですが、脚が使えないと手に頼るしかないことで、改めて水中での体幹の安定性について考える機会になりました。





水中の中での体幹の安定は、


巻き足が強いから立て直せるのか


そもそもの体幹力が、効率的な巻き足を発生させられるのか


どちらが先かを疑問に思うことがありました。


(平成24年7月7日⇒リハビリ茶屋記事「水中での身体図式 」)





今回の結論としては、


巻き足も体幹力も体軸安定の要素として重要なのは確かであるが、優先性はそれほど問題ではなく、


体軸を安定させるための総合的能力、また姿勢が崩れた際に体幹をすぐに立て直す身体さばきが重要ということ。

身体のさばき方として、脚だけでなく手の使い方が水中で求められるということ。


そんなことが、自分の体験から感じました。



シュートやパスの安定に欠ける選手や、放たれたボールにキレのない選手の姿勢はブレています。

背景には足の巻きが弱いことももちろん、ただしそれだけでなく、スカーリングの弱さも見えます。





体幹機能を高めるトレーニングは、昨今のスポーツ・リハビリ現場では特に強調されています。


体幹力に関係する筋群↓

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Health and Beauty Review. 2010年11月号,講談社)



ただし、水球に関しては、陸での強化が水中で機能性に直結するのかといった疑問が上がります。

(もちろん陸で強化する必要はあります。)


考えたいのは、もっと効率的なトレーニング方法はないか、ということ。


筋力だけでなくいわゆる筋肉の収縮反応を高めること。




体幹機能を働かせながら、四肢を動かすという理屈でいいであれば・・・、


RED CORDでしょうか。(「レッドコード 」 平成24年4月9日記事)


POWER PLATEでしょうか。「宇宙医学とリハビリテーション」からの仮説  平成24年7月7日記事)






どっかでチャレンジ&研究できないですかね!


ないなら、自分で造りますか、そんなエリアを。




Masa