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Antwerpen(アントワープ・ベルギー)


更新が果てしなく遅れてしまっておりますが、先々週日曜日の、アントワープ。


<2月13日(日)>


土曜日の晩はTさん宅にお世話になりました。たくさんお話を聞けて良かったです。ありがとうございました。


さて、どこに行こうか、ということで、ブリュージュが一番良いように思えたものの、家族で行くのにとっておこうということで、アントワープに決定。ゲントも良いらしいけれども。


アントワープまではベルギー国鉄の電車で。30分に1本くらいは出ている。ブリュッセル中央駅(写真右下)から出発。ちなみにベルギー国鉄は週末料金というものがあり、日本だと週末料金は一般的に「割高」というイメージだと思うが、ヨーロッパは逆に「割安」。ベルギー国鉄は半額(!)。アントワープまではブリュッセルから4、50分程度だったが往復チケットで1000円しなかった。ちなみにベルギー国鉄は全席自由席、列車による値段の差もない。


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アントワープについて、まず素晴らしいと思うのがアントワープ中央駅の駅舎(写真左下。ちょっと画像が粗いが)。これ自体が重要文化財らしい。後から思うとアントワープで一番良かったような・・・。


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目貫通りのケイゼルレイ通り をまっすぐ歩いて行けば、ほとんどの観光スポットにあたる。街の中心にかたまっているので行きやすい。


広場(写真左下)を抜けて、ノートルダム大寺院へ。ここにはルーベンスの祭壇画がいくつもあり、ここだけでも一つの美術館以上に見応えがあった。教会の中に、現役で飾られていることに意義があると思う(ここだけではないけど)。


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そのまま川沿いまで抜ける。川沿いには歩道が整備されており(さびていて、いまにも床が抜けるんじゃないか(下は川)と思ったが・・・)、夏は気持ちいいだろうなと思う。この日は、寒かった・・・天気も万全ではなく、人もまばら。


そのまま川沿いに歩いていくと、スターン城が。中世の要塞で、牢獄だった頃もあるようだが、今は国立海洋博物館。


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結局、ブラブラとゆっくり散歩して、あまりに寒いのでカフェに入ってコーヒーを飲むだけで、帰途についてしまった。


オランダ語圏のベルギーに始めて足を踏み入れたが、本当に言語ががらりと変わることに驚いた。もちろん、ベルギー人(少なくとも私が会った人たち)は皆、仏・蘭・英・(独)語を話す。お土地柄、そして代わる代わるいろんな国に支配されてきた歴史的にも、仕方ないのだろうけども、それでも尊敬する。ベルギー人からは、いまいち自国に自信を持ち切れてない印象を受ける。日本人からすると、何となく親近感がわくような気がする。


ベルギーを少し知ることができ、一応満足して帰途へ。しかし、一人ということもあり油断して、アントワープを出たのが結構ギリギリになってしまった。案の定?ベルギー国鉄の電車が遅れ、予定していたブリュッセルからケルンへの電車を逃してしまった。仕方がないので一本遅い電車の席を確保。


ここで不思議なことが。往路でも乗った高速列車タリス(Thalys)は全席指定。駆け込みで駅の窓口にて買った座席は、車両25の番号23。しかし、乗ってから、どう探しても25番車両には20番台の席が無い。乗務員に質問したところ、「無い?そんなことはないはずだけど。だけど、空いてるところに適当に座ればいいから」とのこと。全席指定で、途中から乗ってくる客もいるのに、それはおかしい。そして明らかに20番台の席は、無い。


5分ほど考えて、気が付いた。そういえば、全席指定のはずの列車なのに、往路では数人、立ち乗り客がいた。おそらく、座席数よりも多く切符を売っているのではないか。僕の場合だと当日ギリギリに駅の窓口で切符を買っているため、「20番台」という、本来無い席番が発行されたのだろう。たまたま乗ってこない人間がいれば、その席に座れるし、一杯であれば立ち乗りしていけ、ということだろうか。


(あるいは、切符の売り場ごとに割り当てられている席番があり、売れ残りの調整のためにブリュッセルの駅窓口では本来無い席番も売っているのか・・・国をまたいでいるので、駅ごとのシステムがつながっていない可能性はある


ちなみに、ドイツ国境を越えたところで、こちらに来て初めて、電車に警察2人組が乗り込んできて、パスポートチェックをしていた。私が持っている種類の在留許可証を見たことがなかったようで、1人はすんなりOKしようとしたものの、もう1人は「何だこれよくわかんねえ」といって怪訝な顔に。しかし相方が「大丈夫だよ、日本人(ヤパーニッシュ)だぜ?」と言って、結局特にそれ以上突っ込まれることはなかった。


日本国旅券、有難し。

Bruxelles (ブリュッセル・ベルギー)

一度書きかけて消えてしまい、がっくりしておりましたが気を取り直して。先週末の話。


<2月11日(金)~12日(土)>


日本での職場の後輩O氏が、「ブリュッセル・パリに行くのでヒマですか」と連絡があり、顔を見に行くことにした。3月末で日本に帰国する職場の先輩Tさん(ブリュッセル在住)にも、以前から御自宅にお誘いをいただいていたので、ベルギーに行こうと決意。


金曜日の夜、ケルンから高速列車タリス(Thalys)で一路ブリュッセルへ。(タリス=乗務員のフランス語に客がドイツ語で答えて、隣の人間が英語で口をはさむ、というような、相変わらず落ち着かない電車)。その日は聖カトリーヌ教会(St.Catherine)の近くに宿をとり、O氏夫妻とともにランビックビールを一杯。


土曜日は、夕方のTさん宅訪問まで時間があったので、徒歩でブリュッセルを散策することに。


実は、ドイツに赴任するとは思っていなかった頃、「EU法の勉強のためにブリュッセルに留学したい」と考えていた。日本もいつまでもガラパゴスでは、やっていけないのではないか、EUは極端な例だけど、学ぶところがあるんじゃないか、今でも思っている。ブリュッセルには欧州議会・欧州理事会・欧州委員会の3点セットがあり、また研究者も多いらしい。再びヨーロッパに来るならブリュッセル!?(*若干真面目な内容につき、文字を小さくしております)。


聖カトリーヌ教会(左下写真。見事に工事中で何も見えない!)を一瞥した後、グラン・プラス方面へ。途中で通った証券取引所(Bourse) の建物もなかなか立派。


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そしてブリュッセルの中心、グラン・プラスへ。「世界で最も美しい広場」と言ったのはビクトル・ユーゴ―だそうだが、確かにまるで映画のセットかのように整然としている。それでいて、実際にきちんと使っているのだからすごい。後ろに高層ビルも見えない。マク○○ルドや○ター○ックスが入ってたりすることもない。立派なもんだなと思う。


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ここで、「小便小僧」の前に、先に「小便小娘」を見てしまったのは失敗だった。道順としてはこのほうが効率が良かったのだが・・・。「小便小娘」(Jeanneke Pis)は、行き止まりになっている細い路地(写真左下)の一番奥にある。観光客は1組いるかいないかだ(朝早いのもあるが)。「地球の歩き方」には『小便小僧』をカワイイと言っていた人が、ここに来ると様々な表情になりおもしろい」と書いてあったが、まさにその通り。米国人っぽい人たちは爆笑。しかし日本人は概ね怪訝な顔。ちょっとリアルすぎて、真面目にも見れないし、大笑いもできない。思わず「うぉっ」と言ってしまうインパクトだった(アップの写真は自粛)。


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そして「小便小僧」へ。さすが「世界三大ガッカリ」の一つ。その前のが中々のインパクトだったこともあり、初めて見たのに「ああ、これか」という感じしかしなかった。群がっていたのは、シンガポール人のようだ。さすが、マーライオンで鍛えられている?のだろうか。大盛り上がりだ(写真左下)。しかし前回は見れなかったので、ようやく世界三大ガッカリを一つクリアした点では良かった。

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そのまま、王宮(写真左下)の前を抜けて、王立美術館のほうへ。


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王立美術館」といっても、もともとはフランス革命軍が占領中にルーブル美術館(当時は中央美術館?)の分館として建てたものらしい。15、16世紀の絵画だけ、短時間で見学。メインのルーベンスはいくつかお出かけ中だった。しかしヤカマシイ日本人観光客と、バシバシとフラッシュ撮影をする中国人(当然禁止!)に出くわし、うんざり。ルーブル美術館とかに比べると警備が薄い気がする。


そして美術館のカフェで昼食。ついつい、mouche(ムール貝)の表記に惹かれて注文してみると、やはり大鍋・・・こんなものをここで注文するのは僕のようなアホな日本人観光客だけかもしれない。カフェ内でも若干注目されてしまった気がする(しかもあまりおいしくなかった)。


それでもやっぱりヨーロッパの美術館は良い。家族が来たら、ここは連れて来たいと思う。それほど混んでもないし、休憩するところも多そうだ。

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ロワイヤル広場に。聖ヤコブ教会の前を通過。


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楽器博物館」に惹かれて、入館。収容作品数の多い、世界有数の楽器博物館らしく、確かに古今東西の楽器が所狭しと並んでいる。古いシンセサイザーやチェンバロが置いてあったのはうれしかった。ヘッドホンを借りて入り、楽器の前に立つと、ヘッドホンからその楽器の演奏音が流れる仕組みで、なかなか面白い。しかし、ときどき違う電波を拾ってしまうらしく、太鼓の前に立っているのに笛の音が流れたり、途中から無茶苦茶になったので、ヘッドホンは外してしまった。


2階(だったかな)のアトリエには、新進気鋭?の作家の作品が(写真左下)。よく見ると、小さな白菜?にマイクが3本向けてある。スピーカーからは、白菜の音なのか、ギュギュ、ゴオッ、というような音が流れている。そしてその横には、謎の図面?がいくつも展示されているのである。野菜の音を聞くというのはアリがちな気もするが、この図面はなんだろう・・・。説明を読めばわかったのかもしれないが、まあきっとこういうものなんだ、と思ってそれ以上追及する気を失った。なのでこの話は、以上。

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ブリュッセルの、観光対象の範囲は、意外に狭い。既に抜けてしまった感がある。しかし、ちょうどいいところに、欧州議会・欧州理事会・欧州委員会の建物があるらしい。ということでさらに東方面へ。


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まずは欧州議会。もうちょっと特徴的な形だったと思っていたが、国鉄のルクセンブルク駅とつながっているだけで、それ以外は結構普通。27か国分の言語で「欧州議会」と書かれていた。以前、欧州委員会の人から、「EUの行政コストの4分の1は翻訳なんだよー」と聞いたのを思い出した(4分の1じゃなかったかもしれないがとにかくビックリするほど大きい割合)


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議会の裏手は、殺風景で工事中のレオポルド公園。オバちゃんが犬の散歩をしているぐらいで、むしろ治安の悪さを感じるぐらいの寂れた公園だった。更に進んで、欧州理事会(写真左下)と欧州委員会(写真右下)の建物の前へ。


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見た!ということで満足感があったので、それでよし。しかしヨーロッパの統合の象徴たるこれらの建物が、こんなもんでいいんだろうか。「小便小僧」以上のガッカリ感があるのは、僕だけか。せっかくなら、もっと、何百年残す価値のあるデザインにすればよかったのに。


更に東へ向かい、サンカントネール公園へ。


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公園の「凱旋門」のあたりにもいくつか博物館があるが、一人で来ないと入らなそうな、「オートワールド」(自動車の博物館)に。19世紀の車から現代まで、特徴的なものがズラリで、おもったより見応えがあった(ベルギーの車だと戦前のミネルヴァとか)。メッサーシュミット(写真左下)なども。日本は、というと、一番最初はホンダ(写真右下)。日本車の中で一番最初に商業的に成功したもの、だそうだ。あれ、トヨタがないぞ、と思っていると、ありました。


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「ランドクルーザー」なんだけれども、どこかの芸術家が買ってペイント(落書き)したやつ。やめていただきたい、これをトヨタのランドクルーザーだといって飾るのは。元のデザインが全然わからないじゃないか(ちなみに芸術家は日本人ではない)。可愛そうにトヨタ、と思っていると、最後にプリウスがありました。


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このへんで、程よい時間になったので、地下鉄に乗ってTさん宅へ。御家族とともに夕食(鍋)をごちそうになり、また家族でのヨーロッパ生活、学校のこと等、いろいろ聞かせていただいた。大感謝。非常に勉強になった。


(次回は日曜日、アントワープ)

Bad Breisig

Bad Breisigというところに、水曜の午後から今日にかけて行ってきた。職場の合宿みたいなもの(中学生か?)で。その内容はさておき、場所について。


だいたいボンとコブレンツのちょうど間ぐらいで、ボンから車で20分程度で着く。ライン川沿いの静かな場所。夏の写真を見ているととっても気持ちが良さそう。冬は閑散期でホテルが安いんだろうな、と思ってみる。


ホテルの窓からの写真。昼と夜。


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家族で週末に来るには良いかな、と思った。遊びに行ったわけでもなく、あまり書くこともない・・・。