まえだのプログレッシブドイツ生活 -34ページ目
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X線を通る犬 (ミュンヘン空港)

ヨメとヨメの御家族に見送られ、成田空港から昼頃に発ち、ドイツ時間の夕方頃にミュンヘン空港に到着。ここで乗り換えて、ケルン・ボン空港に降りたち、今日の夜遅くにボンに到着した。



ミュンヘン空港でセキュリティチェックのため並んでいるときの話。次は僕の番、というときに、荷物のX線検査をしていた空港スタッフが突然、興奮してドイツ語で何やら叫び始めました。僕と目が合い、「あなたもそう思うでしょ?」というジェスチャーをされたが、そもそもその前のドイツ語がわからなかったのでとりあえず愛想笑い(非常に日本人的に)。どうやら、僕の前の方の荷物に何か問題があったようだ。空港スタッフが数人集まり、X線検査の画面をあきれ顔で見ている。

しかし当の荷物の持ち主である女性はまったく反応しない。どうやらドイツ語がわからないようだ。そこで空港スタッフが英語で先ほどの発言を言い直してくれた。



「あなた手荷物に、犬を入れているでしょう!!」



指差したのは何の変哲もないボロボロのスポーツバッグ。ペット用のキャリーケースですらない。空港スタッフと僕は再度目が合い、今度は「僕も信じられない!」というオーバーリアクションで返してみた(ここはひとつ、米国人的に)。荷物の持ち主は平然とこう説明する。



持ち主「そうよ。この子はいつもX線を通っているわよ。バッグから出すと起きて吠え出すから、そのまま通しているの。」

空港スタッフ「犬をX線に通しているの?」

持ち主「そうよ。何か?」

空港スタッフ「……」

 

 そもそもペットは犬でいいのか(実際持っているのだからいいのだろう)、犬はX線検査を通さなければいけないのか(空港スタッフがびっくりしているから、通さなくていいのだろう)、犬の健康を害さないか、フライト中の犬のトイレはどうするのか(スポーツバッグはまずくないか)。持ち主はどこの国の人か(ちなみに僕の予想はフランス人)。つまらない疑問は尽きない。



いろいろ考えているうちに10分くらい待たされた。犬の問題よりも、持ち主自身もやたらと金属探知機にひっかかっていたからだ。



こんなことでエネルギーを浪費していてはいけない。ここは日本ではないのだから。

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