にほんブログ村 海外生活ブログ 北欧情報へにほんブログ村 ライフスタイルブログ 北欧ライフスタイルへにほんブログ村 海外生活ブログ ノルウェー情報へ

今日もご訪問ありがとうございます。

昨日、知り合いから、「ノルウェーについて5分ほどプレゼンをしたいので情報が欲しい!」との連絡があった。

プレゼンといきなり言われても、誰を対象に、どういう内容を伝えたいのかわからなかったので、聞いてみたら、「日本が見習えるような、学校のシステム、仕事の効率化につながるような部分」ということだったので、私なりにまとめてみた。

お時間のある方は、どうぞお付き合いくださいませ。

5分じゃまとまんないかも💦
 

題して、

ノルウェーに学ぶワークライフバランス

画像はネットから借用しましたウインク

 

①育児・教育システム

 

  • 育休・産休:育休手当は、49週の場合は給与の100%、59週の場合は80%もられる。うち産前3週間、産後6週間プラス10週間は母親に権利があり、10週間は父親に権利があり、残りは、どちらがとってもいい。
     
  • 育児手当 一人につき18歳まで毎月970クローネ(約13000円)が支給される
     
  • 保育園は基本的に全員はいれる。(待機児童をなくす政策。ただし、希望の場所になるとは限らない。)
     
  • 希望の保育園に入れない場合は、シッターを雇うか、あてがわれた保育園にいれる必要がある。
     
  • 裕福な家庭では、オペア**を受け入れる人もいる。(**国際交流を目的として、住居、食費を与えてもらい、語学学校に通わせてもらうかわりに、家の手伝いをする人、ノルウェーではフィリピン人が多い。)
     
  • 学童保育は、各学校に併設(共働きが一般的であるため、多くの生徒は9歳まで学童保育に通う。)
     
  • デジタル化を推進(専用プラットフォームを利用して、生徒、教師、保護者間の情報伝達を管理、宿題などもネットを通じて提出。)
     
  • 公立小、中、高校、大学まで授業料無料(ミルク代、教科書代などは有料、昼食は、弁当持参、中学以上になれば、学食などを併設している学校もあり)
     
  • 公立高校では、多くの学校に交換留学制度がある(一部、国の補助があるため留学費用も私費留学に比べて安い上、単位も振替が可能なので留年する必要がない。)
     
  • 生徒の自立心を促す自習用の時間があり、それも単位になる。
     
  • 大学においては、一部奨学金となる学生ローンを国が提供(経済的な理由で進学できないということはあまりないし、子供の自立も促進されるため、大学に入ると親元を離れる人が多い。)
     
  • 高校卒業後は、自分を見つめ直すためのフリーイヤーを取る人や徴兵制度で兵役についたり、職業コースを経て就職する人など、大学進学以外にも、様々な生き方が許容される

②ライフワークバランスの実現を目指す社会

  • 男女共働きが一般的
     
  • 男性も育児休暇をとるのが普通
     
  • 家事も育児も分担(お父さんが、ベビーカーを押す姿や、買い物をする姿、保育園の送り迎えをするのも普通)
     
  • 女性も経済的に自立している分、離婚率も高いが、子供の権利を優先するため、離婚した場合でも、子供の行事には夫婦そろって出席する、誕生日を一緒に祝う、どちらの家にも子供用の個室を用意するなど、常に子供に配慮される離婚形態
     
  • 家族を優先する場合の欠勤については、個人的な問題なので、批判することはタブー
     
  • 有給は5週間、これは欧州諸国の中でも突出して長い
     
  • 責任の所在を明確にしない。即ち、会社に損失があった場合でも、個人が攻撃されることはあまりなく、その原因を追究し、それを今後防ぐにはどうしたらいいか、組織の在り方をまず考える。日本のように「不祥事の責任をとって辞任。」というようなこともあまり聞かない。
     
  • 病欠の場合、医者の許可がとりやすい。薬に頼って無理をして出社するよりは、体を万全にしてから出社した方が、効率がいいという考え方。(ただし、それを悪用する人も多いのは事実。)
     
  • 残業は美徳とはされず、残業が多い従業員がいる場合、まず上司の管理能力を問われるので、人を増やすか、仕事の在り方に問題があるとみなされる。
     
  • 雇用面においても、男女の比率が均等であることが重視されるため、男女の比率枠が設けられていることも多い。
     
  • 上場企業については、取締役における女性の割合を40%以上にすることが法律で義務付けられている。
     
  • 別荘や、自家用ボートを持っている人が多く、余暇の過ごし方も日本と大きく異なる。(森の中を散歩したり、ベリー摘み、キノコ狩りなど。)
     
  • 国を挙げてデジタル化の推進。キャッシュレスの浸透。
     
  • マイナンバー制度(パーソナル番号)により、公的(医療、年金、保険、金融、学校、確定申告)サービスを一元化。(それぞれのサイトにネットでログインする際は、本人認証システムによりログインすることで、個人情報を管理)

お~、書き出したら止まらない~。

 

上記は、私感もはいっているので、「いや、違うよ!」ということもあるかもしれませんが、その点、お含みおきくださいませ。チュー

 

音符過去の記事も参考にしてください。音符

下矢印下差し下矢印下差し

ノルウェーにおける確定申告の手順

ICT教育の導入が進んでいる北欧の学校

キャッシュレスが成長のカギ

海外移住 その4 公的手続き編

北欧の医療福祉、ここがすごい!