毎日ブログを書くと決めて、なんとか続いていますが、そろそろネタ切れ。
さて、今日は何を書くかと迷ったので、家族にお知恵拝借。
「学校のネット利用について書いたら?」と旦那からの提案。
ということで、オスロの公立学校で使われているプラットフォームについて。
ICT教育:ICTとはInformation Communication Technologyの略、すなわち情報通信技術を活用した教育ということですね。
オスロの学校では、上の娘が4年生くらい(8年ほど前)から、インターネット・プラットフォームが導入され、それが進化し続けていて今は、「イッツ・ラーニング」というプラットフォームが使われています。
これはアプリもあるので携帯端末からもログイン可能。
保護者は、昨日の「確定申告」に関する記事で書いた電子認証による本人確認の方法で子供のサイトにログインができます。従って、他人はログインできません。
18歳以上は成人と見なされるので、高3になる長女のサイトに親ははいることができません。(たぶん、そうらしい、が私は知らなかった
)
本人のプロフィール、各教科の成績、授業計画、必要な教材、宿題、その提出状況、今後の行事予定、学校からの手紙等あらゆる情報が詰まっています。宿題や課題は全てここに保存して提出する仕組み。![]()
ノルウェーだけじゃく北欧の国って、新しいものを導入するのがすごく早いしその普及速度もも早い。
サイトもシンプルでわかりやすい上におしゃれだし。![]()
日本のサイトってなんで、ああごちゃごちゃしてるのだろうか。字や絵が多くて、広告やいらない情報が多すぎ。![]()
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こちらの学校でも、携帯は学校にいる間は使ってはいけないことになっているけど、現実問題として、携帯やスマホ、そしてPCがないと学校の授業にはついていけない状況になっています。
「うちはPC買うお金がないから宿題できません!」なんてことはいくら経済的に苦しい家庭があったとしても皆無。
長女の高校では、各生徒にPCが貸与されます。これは自治体のお金です。
PCって高額だけどいわゆる消耗品だから、親にとってはありがたい制度ですね。
原点に立ち戻って字を書くのってとても大事だとは思うけど、書き物をしたり、調べ物をしたり、情報交換したりするには、PCや情報端末は不可欠、特にペーパーレスになって場所もとらないし、記録物の保存や検索も容易だし、そのメリットは計り知れないものがあります。
こちらの学校は、よく子供たちにプレゼンをさせます。パワーポイントを使ってのプレゼン。人前で自分の意見を言ったり、他人と討論することが非常に重要視されるので、大人もプレゼンやスピーチが実に上手なんですね。特に子供は想像力が豊かなので、作るプレゼンも独創的。
受け身の授業が中心の日本の教育との違いを感じます。
これ以外に、電子黒板であるスマートボードも多くの学校に導入されていますが、娘曰く、「使いこなせる先生がいないから使えない
」のだそうです。
新しいものを果敢に取り入れ、生活に浸透させていくことが上手な北欧の人々、その教育現場についてのレポートでした。![]()
